イベント男青柳

2りんかんの各種イベントにスタッフとして運営に携わっていく中で刺激を受けて、49歳でバイク再デビューを果たす。夢は娘さんとのタンデムツーリングだが、現状では「怖い、あり得ない」と拒否されている。

ときひろみちゃん

バイク雑誌やSNSでも人気のバイクタレント、ときひろみさん、2りんかんのバイクイベントにも度々登場。今回の愛車はカワサキのNinja250Rだが、他にも数台所有しているツワモノ。プライベートでもツーリングによく出かける大のバイク好き。何とサイドカーレースにも参戦している。

藤原明子さん

2014年まで2りんかんGALも務め、今年は2りんかんCafeのカフェメンバーとしても登場予定。愛車はヤマハWR250Xなのだが、今回はレンタルバイクでXSR900を借りての参加。ママさんライダーになったので、夜にちょろっとライディングを楽しむことも多いとか。

石井秀実

八重洲出版に勤務するベテランライダー。愛車はBMWのNINE T。とにかくツーリングが大好きで、一ヶ月に一度のペースで出かけている。青柳さんのバイクの師匠で、バイクへリターンした最初のツーリングにも同行、成長を見守り続けている。

豪華メンバーで楽しさ溢れる宿泊ツーリング!

豪華メンバーで楽しさ溢れる宿泊ツーリング!

前回の日帰りツーリングで楽しさを知り、自信を付けた青柳さん。「もうちょっと長いツーリングもイケルんじゃない?」「もっと思い出話ができたら、楽しいんじゃないかなぁ?」などなど…、忙しい仕事の合間にもついつい考えてしまったそう。普段は、家族とキャンプを楽しんでいるそうで、「よし! 今度はキャンプツーリングに行こう!」と思い立ちました。一泊すれば、夜にはバーベキューをしながら旅の思い出話を山ほどできますからね!

今回の「一緒に行く人〜?」の呼びかけにはブレーキパットメーカー「ベスラ」のブレーキガールとして活躍の藤原明子さん(アッキー)、ときひろみちゃん(とっきー)の二人が参加表明してくれました。二人とも普段からバイクに乗っているのでライディングへの不安はなし! 「僕よりも経験豊富だし、美人だしいいね」と、青柳さんから前回にも聞いた言葉が。でも「三人ではやはり不安。道を知っているベテランライダーを」と声掛けしたのが八重洲出版の石井さん。月に一度はツーリングに出かける頼れるライダーの快諾をもらい、今回も豪華なメンバーが揃ったのでした。

秩父を楽しむツーリングへ出発!

素晴らしい天気に恵まれた6月15日。集合場所は関越自動車道の花園ICの近くにある花園2りんかん。青柳さんの自宅からは「ちょっと距離があるから…」というワケで、信頼する石井さんと自宅近くで合流しました。その恩恵は絶大で、余裕のある笑顔で集合場所に到着です。

時間を待たずに全員集合!「楽しみぃ♪」の度合いが伝わって来ます。そして持ち物をチェックして、足りない物は花園2りんかんでお買い物。特に青柳さんはメッシュジャケットを着用していて「ちょっと寒い」とインナーを調達。ツーリングは温度変化に対応するのが難しい場面もしばしば。走ってみて気付かされることもいっぱいあります。さ、お買い物も終わったので、出発です!

今回のツーリングに備えて、2りんかんで購入したアイテム

『スロットアシスト』
高速道路でスロットルを一定に保てる。手のひらを軽く添えるだけでアクセルの操作ができるので、握力のない僕には楽チンだった。

1,260円

『デイトナ スマートフォンホルダー』
車で移動する時も常にNAVI頼りの自分にとってNAVIのないツーリングなんて考えられずゲットしたスマホホルダー。角度も自由に調整できるし、ワンタッチでスマホの脱着可。バツグンの安定感です。
4,644円 → ◆商品詳細

『デグナー スポーツダブルバッグ』
荷物が増えるキャンプツーリングでも、最大容量45Lで対応。スタイリッシュなシンプルなデザインも気に入ったし、取り付けも思った以上にカンタン。ダブルファスナーで、荷物の出し入れも楽チン。
16,200円 → ◆商品詳細

秩父を楽しむツーリングへ出発!

最初の目的地は秩父高原牧場の付近。実は「一気に秩父に入りたいですね。国道で…」という青柳さんのアイディアもありましたが、それでは面白くありません。「せっかくだから、ワインディングと景色が楽しめるルートを」と、石井さんが提案。国道140号線から左折し、県道へと入って行きます。徐々に緑が豊かになっていき、ワインディングも出現。快適なスピードで、美味しい空気を吸いこんで、癒されながらライディングを楽しむ。こんなに贅沢なことはありません。

青柳のつぶやき

走るだけでこんなに楽しいなんて! 走りは“移動”じゃなくて“楽しみ”だと再確認

秩父高原牧場の近くに到着し、ちょっと休憩を入れた時には「休まないで、もっと走りたい!」と青柳さんはハイテンション。アッキーととっきーの二人も「良い道! 楽しい!」と、ツーリングは天気にも恵まれて上々の滑り出しとなりました。秩父高原牧場に咲くポピーが豊かな緑に彩りを添える。何とも気持ち良く走れて、テンションが上がります!

秩父に到着で早めのランチ!

ライディングの楽しさから「早く走りた〜い」モードのみなさんは、一気に秩父市街へと入っていきます。集合が10時30分と遅めだったこともあり、ここでちょうどお昼前。予定を変更してランチタイムとしました。

お昼ご飯はSNSで見つけた人気店『そばの杜』へ。こだわりのそばとつゆはもちろんですが、木造2階建ての寄棟造りの建物や雰囲気もGood! ライディングでお腹ペコペコのみなさん。メニューを見ながら「これも良いね」などと会話が弾みます。結局、とっきー以外は秩父名物の“豚みそ丼”をセットにしていただきます。つるっとした食感の二八蕎麦、そしてみそ漬けの豚肉を香ばしく焼き上げた豚みそ丼はどちらも美味! お腹も舌も満たされたところで、再び走り出します!

ライディングを楽しみながら由緒正しき三峯神社へ

ライディングを楽しみながら由緒正しき三峯神社へ

目指すは由緒正しき三峯神社です。ご存知の方も多いかと思いますが、三峯神社は“古事記”“日本書紀”に登場する景行天皇の時代が起源とされ、秩父三社のひとつにも数えられています。

秩父市街を抜けて、秩父湖(二瀬ダム)へと進んで行きます。市街地から徐々に緑が増えて行き、道も曲がりくねっていきます。この景色と道の変化が何とも言えずに楽しく、心躍ります。途中はダムの上を走るので、他では味わえない景色が…、青柳さんがスタンディングしてしまうほど!

その後、さらに緑が深まり、途中は「暗い」と感じることさえあります。走り応えのあるワインディングを進んで行くと、そこにはいきなり駐車場が! 遂に三峯神社に到着です!

早速やってくるのが石段。美女二人はともかく、おじさまのお二人にはちょっとキツそう。案内看板を見ながら、距離を計算。意思を固めて「よし!」と歩き始めます。ところが歩いていると、それぞれが会話を楽しめます。素晴らしい景色が次々と移り変わって行くので「思ったよりも早く本殿に着いちゃいましたね」と杞憂に終わりました。

参拝をした後は、やっぱり御守りとおみくじですよね。特に女性はおみくじが大好き! 見せ合いながら、キャッキャとはしゃいでいました。実は今回が初対面に近いお二人ですが、短時間で意気投合したようです。

駐車場まで戻る時、広がる山々に向かって思わず「ヤッホー!」なんて、やまびこ遊びをして、4人は童心に返っていました。

青柳のつぶやき

仲間と一緒なら歩くのも苦じゃない!
ゆっくりじっくり楽しめる

キャンプ場に到着! 楽しみまくり1日目終了

買い物をして、宿泊先の槌打キャンプ場へと向かいます。到着したのは午後3時過ぎ。まだビギナーの青柳さんはちょっとお疲れモードです。でも、まだちょっと早いので、すぐ近くの荒川へと遊びに行きました。「お、冷たい」と水に手を浸す青柳さんを「えいっ!」と押したりして…。今時は小学生でもこんなにはしゃがないのでは? と思うほどに盛り上がります。

走りまくって、はしゃぎまくって、お腹が空いて来た4人。そろそろ夕飯の準備に取りかかります。今夜はバーベキューなので、火を起こして野菜の準備をすればOK! みんなが順番にテキパキと野菜の準備をしていきます。これさえ終わってしまえば「カンパーイ!」ですからね、みんな冗談言ったりしながらがんばれるわけです。美味しいお肉やお魚、野菜を食べて1日の思い出話で盛り上がります。

と、ここでとっきーから『手作りクッキー』のプレゼントが。“2りんかん”とか“あっきーさん”とか書いてあるんですよ。特別なクッキーなんです! その仕上がりの良さに「もったいなくて食べられない」とアッキーはお持ち帰りしていました。分かる気がしますねぇ。

その後、石井さんに「上手になったよねぇ」と褒められて、青柳さんもニンマリ。ご褒美(?)にステーキ肉の「あ〜ん(ハート)」をしてもらったりもして…(笑)。ラストは花火で大いにはしゃぎ、コテージで就寝となりました。明日もライディングがありますから、ゆっくり眠って疲れを取るのでした。

花火で大はしゃぎ
青柳のつぶやき

はしゃぎ過ぎるくらいでちょうど良い!
自然も楽しめるし、キャンプで正解!

ツーリング2日目。爽やかな朝、渓流釣り劇場で大笑い

ツーリング2日目。爽やかな朝、渓流釣り劇場で大笑い

翌日、爽やかに晴れ渡った朝を迎えました。早起きな青柳さんが準備した朝ご飯は、厚揚げ。網でサクサクに焼き上げます。49歳、健康にも気を使う食生活なのです。厚揚げを食べながら、一日の計画を立てます。

近くに渓流の釣り場があると聞くと「やりたいです!」とひろみちゃんが元気よく発言! 意外にも釣りが大好きなんだとか。これで最初の目的地は決まりです!

ループ橋

ループ橋で走りを楽しみつつ、大血川渓流観光釣場へと到着。早速ニジマス釣りを開始。各々が好きな場所から釣り糸を垂らしていきます。普通なら落ち着いて釣りを楽しむのがセオリー。ところが、今回の4人は大騒ぎです。

ニジマス釣り

しばらくして、青柳さんがヒット! 一番にアタリが来たので、満面の笑みが溢れます。と、ここまでは普通ですね。しかし、その後が大変でした…。

明子『木の葉が釣れた〜♪ 木の葉しか釣れな〜い!』

石井『誰かの切れた糸が釣れちゃった……。取れない……。』

ひろみ『自分が釣れちゃったんですぅ!』

ひろみ『あ! 転んじゃった……。』

明子『つれなーい!』

明子『つーれーなーいー!』

こんなに色々ある渓流釣りがあるでしょうか? せっかく一番にヒットした青柳さんの活躍が霞んでしまいます(笑)。とは言え、こちらのニジマスさん達は優しかったようで、その後にみんながヒット! それぞれ釣る楽しみを味わうことができました♪

釣った後は、もちろん焼きニジマスをいただきます。「いっただきまーす!」と元気いっぱい! 新鮮なニジマスに、ちょうど良い塩加減と焼き加減が備われば、そりゃもう最っ高に美味しいのです!

名物・バイク弁当を食べて帰路へ

朝食は厚揚げ、そしてニジマスの塩焼き。これではお腹が満足しないでしょう!

ガッツリお昼ご飯を食べに、秩父市大滝にある『大滝食堂』を目指します。ご存知の方も多いでしょうが、こちらは何と言っても名物の『バイク弁当』です! 弁当と言っても、お店でそのまま食べられますし、お味噌汁などもついてきます(もちろんテイクアウトも有り)。

バイクのタンク型をした弁当箱に入った、豚のから揚げ弁当なのです。これがとっても柔らかくてジューシーで美味しく、ガツガツといかせていただきました! それにしても、食べている時の青柳さんはカメラを忘れますね…。みんな楽しそうにカメラ目線なのに、一人真剣に食べています。

ライディングは上達したので、次回はこういう部分も気をつけてもらいましょう(笑)。食べ終わった後の弁当箱は持って帰れます。改造すればティッシュボックスや貯金箱にもなるそうですよ。

みんなの本音は? ラストに感想コーナー♪

お腹が満たされて、一路花園2りんかんへ。楽しいツーリングも終了。今回の青柳さんは「僕のカッコいいライディング」と自信満々でしが、ライディングを含めた感想を同行者から見たのみなさんにも聞いてみましょう。

藤原明子『子どもを出産してからツーリングはなかなか行けなくて、久しぶりのツーリング。本当に楽しかったぁ。2りんかんのレンタルバイクでXSR900を借りたんですけど、本当に欲しくなりました! ときひろみちゃんと色々話せたし、走れたし、次は女子ツーリングも良いなぁ。青柳さんの走りは、大げさ過ぎて恥ずかしい(笑)。楽しそうに走っていたから、良かったですけど♪』

ときひろみ『実はプライベートでキャンプツーリングの経験がなくて、新鮮で楽しかったです。行きたかった三峯神社にも行けたし、釣りも楽しめたし、大満足です。今回はアッキーさんと一緒だと聞いて、前々から楽しみにしていたんですよ! アッキーさんのことしか考えてなかったんで、あんまり青柳さんのライディングは見てなかったのですが、普通に走れていたと思います。たまに変(オーバーアクション)でしたけど(笑)。』

石井『とにかく楽しかった。ツーリングはよく行くけど、キャンプは20年ぶり。かすかな記憶が蘇ってきたりして、別の楽しさもありました。女性二人はさすがに上手で、何の心配もしませんでした。青柳さんは、Uターンとかがまだ心配ですね。以前に比べたらかなり上達しましたけど。今後も気をつけて楽しんでもらいたいですね』

そして、改めて青柳さんにも感想を伺ってみました。

青柳『峠道がこんなに楽しいんだって分かりました。目的地は少なく絞って、ライディングを楽しむものなんですね、ツーリングって。今回は石井さんとアッキーが大型バイクなので、大きいバイクを乗りたくなってしまいました。とっきーのクッキーも美味しかったです。宿泊すると、いろんな思い出話がすぐにできるから最高!』

『さて、次回は何をしようかなぁ…』と、次の楽しみを探し考え始める青柳さんなのでした(笑)。

次回のレポートも乞うご期待!