関東エリア第2戦が茂原ツインサーキットで開催!

「レース感覚や耐久レースの楽しみを味わっていただく」為に、2りんかんが開催しているミニバイク耐久レース“弐輪道CUP”。親しみやすいミニバイクで、覚えやすいシンプルなルールを採用しているのが大きな特徴です。

関東エリアの第2戦は、茂原ツインサーキットでの開催。5月14日は快晴の下で行われました!

茂原ツインサーキットは、テクニカルなコーナーと高速コーナー、さらに長めのバックストレートもあるバラエティ豊かなコース。さらにアップダウンも入ってくるので「峠道みたい」とも言われます。

開催されるのは『エンジョイ2時間耐久レース』と『スポーツ3時間耐久レース』の2つ。そしてそれぞれ3クラスに分かれています。エンジョイには『ノーマル』『SP』『OPEN』、スポーツには『4st100』『2st50』『OPEN』です。レースは混走ですが、表彰はクラスごとになっています。

MCは柴田奈緒美さん

今年もメインMCは雑誌などで活躍している柴田奈緒美さんです。走行会やイベントレースにご自身が参加するだけあって、ライダー目線で分かりやすく楽しいアナウンスをしてくれます。この日もスタート時、チェッカーフラッグと大活躍でした。

レースは準備から始まる

レースを楽しむ為には、大切なのが準備です。特にメンテナンスなどは『安全』に関わります。前日までに余裕を持って行い、当日は確認に専念できると、より安心です。

受付

朝の確認を終えたら、受付になります。お申し込み用紙の原本と受理証をお持ちいただくだけで完了です!

当日の資料と計測器、そしてサインボードエリアに出る為のパスをお渡しします。パスケースは参加記念のプレゼントになります。

計測器の取り付けと車検

計測器を取り付けてから車検になります。複数台の場合は最初に走行するマシンに計測器、残りの車両にはホルダーのみを取り付けて、全車が車検を受けます。

車検では安全に関わる部分や計測器の取り付けをチェックします。車両や仕様によって取り付け位置が異なる場合もありますので、お悩みの場合は2りんかんスタッフまでお気軽にお声がけください。

ブリーフィングでルールとマナーをチェック

マシンの準備が整ったら、次はライダーの準備になります。ブリーフィングではルールとマナーのチェックです。弐輪道CUPの大きな特徴は、分かりやすく覚えやすい内容にあります。特にフラッグは種類を絞っています。

充実のサポートが気軽さと楽しみを倍増させる

無料レンタル装備

初レースの方を中心に大人気なのが無料レンタル装備。革ツナギ、グローブ、ブーツが無料でレンタルできます。サイズもありますので、エントリー時にお申し込みください。

ビブスシステムで安心

走行に不安のある方向けに、緑のビブスを貸し出しています。このビブスは「不安がありますよ」という目印になります。周囲のライダーが気遣いながら抜いてくれるシステムなので、初レースのライダーや経験の浅いライダーを中心に人気となっています。

このシステムはご参加のみなさんの協力があってこそ成り立ちます。本当にありがとうございました!

走行以外の楽しみもいっぱい! エンジョイ2時間耐久レース

朝から楽しめる特別ルール!

エンジョイ2時間耐久レースは、クラスに関係なくビギナーの方も多く参加するレース。そこでビギナーライダーのみなさんにも楽しんでいただける特別ルールがあります。

ひとつ目はグリッドは抽選で決定するというもの。受付の時にくじを引いて、グリッドが決まります。これによって予選はなくなり、走行時間を全て練習に使えます。また、くじ引きが「朝の運試し」という楽しみもあります。

今回はお一人で受付に来ている人も多かったのですが、やはり仲間と一緒だと盛り上がります。良いグリッド、悪いグリッドに関わらず大笑いをしたり、喜びを噛み締めたりと色々です。2時間の長丁場ですから、グリッド順位は大きな影響を与えません。あくまで楽しみの一つとして人気となっています。

ふたつ目の特別ルールは「55秒を切った周回はノーカウント」というもの。タイム差が大きいと抜かれるライダーが怖さを感じてしまいます。さらにタイム制限があることで、一人が早くても勝てないレースになります。また「体内時計を試す」という楽しみもあるようです。バトルをしていると「つい…」とタイムが上がってしまうこともあります。通常のレースとは違ったスリルと楽しみを味わえます。

ドキドキワクワクのスタート

決勝レースの時間が近付き、グリッドに整列していきます。ここではチームの記念撮影が大人気。「こんな良い場所、二度とないかも」とか「こんな後ろ、なかなか引けませんからね」と笑顔いっぱいです。

5分前になってチームの仲間がコース外へ行ってしまうと、ライダーの緊張が一気に高まります。ストレッチをしたり、じっと集中したり、それぞれの方法で緊張と戦っていました。

熱く、楽しい、2時間のスタート!

柴田奈緒美さんの振るフラッグで、決勝レースはスタート。やはり緊張があったのか、エンストしてしまうライダーも見られました。スタートの遅れはいくらでも挽回するチャンスがありますので、落ち着くのがポイントです。オーバーテイクしやすいコースではありますが、無理をせず「確実に」抜いて行く姿も多く見られました。

ビギナーライダーが多く参加するレースではありますが、ベテランライダーが「サポート役ですよ」と参加しているチームもたくさんあります。こういったベテランライダーは特に無理をせずに、スマートなオーバーテイクを魅せてくれます。スマートでカッコいいライディングを伝承するレースにもなりました。

ピットインのタイミングもチームそれぞれの楽しみ方が感じられます。多くは20分での交代ですが、もっと早くに交代するチームもあります。「長く走るなんて無理ですもん。楽しく走らないと」と暑さの中で無理はしない、エンジョイレースを象徴するような作戦です。ほのぼのと、しっかりと、レースをエンジョイされていました。

スポーツとして楽しむスポーツ3時間耐久レース

スポーツとして耐久レースを楽しむ方が参加するスポーツ3時間耐久レース。タイム制限もありませんし、グリッドも予選のタイムで決定します。

スタート前はエンジョイと同じく記念撮影などを行いますが、ほのぼのムードの中にも緊張感が漂います。5分前になってさらに高まると、サーキット全体がピンと張りつめた雰囲気になっていました。

綺麗なスタートで始まった決勝レース。湧き上がるアドレナリンと共に我先にと自分のマシンへ向かいます。

今回は激しくポジションを入れ替えるよりも、しっかりとポジションを維持しながら周回を重ねていく作戦を取るチームが多かったようです。落ち着いていながら、各順位が入れ替わって行く熱いレース展開。走っているライダーはもちろん、応援しながら観ているみなさんにとっても楽しいレースとなりました。

3時間という時間は想像よりも長いもの。走り終わった後は「足腰がガクガクします」と、普通に歩けない場合もあります。水やスポーツドリンクをがぶ飲みする光景も。正に“スポーツ”なのです。だからこそ、走り切ってチェッカーフラッグを受ける瞬間は格別な感動を生み出してくれるのです。

感動が湧き出るチェッカーフラッグ

エンジョイ2時間耐久レース、スポーツ3時間耐久レース、どちらも長い時間を全力で走り続けたレースとなりました。柴田さんが振るチェッカーフラッグは感動を沸き上がらせ、思わずガッツポーズが飛び出す光景も見られました。

順位は大切なのですが、このチェッカーの感動はその順位さえも超越していきます。チームの仲間が一丸となって走り切るこの瞬間は本当に特別。これこそ耐久レースの醍醐味だと言えるでしょう。

チェッカーを受けた後は、ライバル達も「一緒に戦った仲間」になります。お互いに惜しみない拍手を贈り合い、健闘を称え合います。もちろん、2りんかんスタッフも一緒に祝福させていただきました。

笑顔でいっぱいの表彰式とアフターミーティング

表彰式

楽しみ、走り、楽しんだみなさんが勝者と言える耐久レース。しかしやはりレースですから順位があって、表彰があります。まずは全員で拍手を贈り合って表彰式が始まります。「これ、良いですよね」と笑顔で言っていただきました。

続いてクラス別の表彰になります。途中経過は総合順位ですので、呼ばれて驚くチームもあります。「呼ばれないと思って」後ろの方にいたチームは、慌てて小走りで表彰台へ向かっていきます。

表彰台の上では、シャンパンで乾杯したり、握手をしたり、互いの健闘を称える姿が目立ちました。このスポーツマンシップが、さらに周囲の祝福を呼び、心温まる表彰式となったのです。

エンジョイ2時間耐久レース 入賞チーム

エンジョイSPクラス

  1. 29OGR
  2. 27ふじしろ三軒地
  3. 22fracture

エンジョイOPENクラス

  1. 395+1Racing
  2. 40colors
  3. 38moto bum Team KenG

エンジョイノーマルクラス

  1. 9J・B・R &ChiveMotor
  2. 8レッドバーチェッタ
  3. 4L4RT

スポーツ3時間耐久レース 入賞チーム

スポーツ2st50ccクラス

  1. 52アクアワールドダイイチ+番長's
  2. 57ビギナー村とまさお君 Aチーム
  3. 62コバプラ44R+我孫子トマト

スポーツ4st100ccクラス

  1. 75ALPHIN&Hi-POWER
  2. 76Team NISHI 88's
  3. 80Black Racing

スポーツOPENクラス

  1. 88仰天!桃色峠&893
  2. 84ちゅるを
  3. 87TEAM YBKB
レースの詳しいリザルトはこちら

アフターミーティング

表彰式が終わると、アフターミーティングへと続きます。豪華な景品がたくさんのジャンケン大会を行いました。心地よい疲れと一日の充実が入り交じった笑顔で、大いに盛り上がりました。

今回ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!次回以降の開催スケジュールはホームページに記載されていますので、ぜひチェックしてお申し込みください!

次回以降の弐輪道CUPのスケジュールはこちらでチェック