基礎レベルの高さで楽しいバイクライフを実現する
2りんかんライディングレッスン
2りんかんではバイクに関するあらゆるアイテムを取り扱っています。バイクやライダーを物理的にサポートするアイテムだけでなく、バイクライフの満足度を上げるためのスキルアップイベントも行っています。その一つが、今回の柏 秀樹先生のライディングレッスンです。
「楽しいバイクライフを送りたい」という希望を実現するためには、越えなくてはならないポイントがいくつかあります。その中のひとつに「ライディング技術の向上」は間違いなく必要となるポイントです。
ライディング技術と聞いて勘違いしがちなのは「速い=上手い」という先入観です。確かに上手なライダーは速く走れる人が多いですが、きちんとしたライディング技術を習得し、安定した走りを持続することができるようになったおかげで速く走れるようになったという「結果」です。速い=上手いというわけではないのです。
速く走ること、複雑に走ることを支えるのは「高いレベルで選べるライディング」というのが柏 秀樹先生の理論。「止まる」「走る」「曲がる」のそれぞれに、いくつものアプローチがあります。それらをスピードは出さずに全て身につけて、選べるように成長していきます。
このレッスンでは、ビギナーの方もベテランの方も同じ内容のレッスンを受けます。プロスポーツ選手がフォームの確認や見直しをすることと同じで、基礎のレッスンは自分がビギナーであった頃を思い出し、尚且つ基礎を見直すことでさらなる高みへと進める機会です。ビギナーからベテランまで当てはまるこの考え方は、2りんかんが全てのライダーに提供したい「楽しいバイクライフ」にピッタリなのです。

今回は気温が高かったので、室内での受付を行いました。受付に必要なのは受理書(要押印)となります。その際に2りんかん各店で使える割引チケットをプレゼントします。新たに拓けたバイクライフの充実にお使いください。
落ち着いて、座学からレッスン開始!
会場に着いたらロビーにて待機します。他の参加者や柏先生も到着し、気さくに話しかけてくださる柏先生のおかげで、他の参加者の方たちとも少し打ち解けてから講習に臨めました。参加者が揃ったら座学の会場へと移動します。今回は三階の教室にて受講となりました。ロビーから教室まで、室内はどこも空調が効いているので快適です。
最初に座学を行う理由は大きく分けて二つあります。一つ目は参加者が普段バイクに対してどのような悩みを持ち、どんなバイクライフを送りたいかを可視化するためです。
用紙に記入することで、自分でも思わぬ悩みが出てくる場合もあります。そしてその悩みをなるべく解消して、自分の思い描くバイクライフを作るきっかけにするための時間です。
二つ目は柏先生からの指導を「落ち着いて冷静に理解してもらう」ためです。走行中は柏先生がインカムにて指導をしてくださいます。しかし、いざ走行が始まってしまうと緊張や興奮で理解が追いつかないことがあります。
実際にそうなってしまった場合の抑制方法も座学にて伝授していただけます。当日の講習内容の説明から講習での目的、そして速さにこだわる講習ではないという趣旨をしっかりと説明していただいた後は、いよいよバイクでの走行となります。
シンプルで基礎的な技術の上質化こそ、レベルアップの証
正しいフォームでウォーミングアップ走行
座学で教わったハンドルの持ち方や姿勢を意識しながら、ウォーミングアップ走行が始まります。この時でも「適当に走る」ことはありません。自動車学校のコースですから、横断歩道の手前には菱形のマークが描かれています。この頂点から頂点を通過することができれば、狙った「車線の真ん中」を走っていることになります。一定のスピードで狙ったラインを走る。これが簡単なようで難しいものなのです。そしてもちろん、フォームも大切。加速・減速を意識して身体を動かしていきました。

メリット5で基本の向上
ウォーミングアップ走行が終わったら、メリット5の練習となります。半クラッチでスタート→スロットルで加速→クラッチを切ってフロントブレーキで止まりながら着く足をハンドル操作で選ぶ。この一連の動きを低速で、しかも路面と垂直状態で行います。両足はステップの上には乗せず、出したままで行うのもポイント。これらは全て「転ぶリスクを減らす」という目的があります。転倒の怖さは過度な緊張を呼んでしまいます。

今回は自動車学校でのレッスンなので、坂道も用意されています。平坦な場所では一定のクラッチ操作で同じように発進できますが、上り坂ではそうもいきません。
発進して停止する。その繰り返しですから言葉にすると「できて当たり前、カンタン!」です。しかし、ここにポイントをしぼった“こだわり”を入れることで、一気に充実した難易度の高い練習になるのです。「よりなめらかに」「より思い通りに」というこだわりが、上質なテクニックを育んでくれるのです。クラッチ、スロットル、ブレーキと全てをしっかりとコントロールできるように練習をしていきました。
曲がるライディングフォームを習得する
スタート&ストップが滑らかに上達してきたところで「曲がる」の要素を取り入れていきます。一度エンジンを止めて、ライディングフォームのチェックから入ります。リーン・イン、リーン・ウィズ、リーン・アウト、ハングオフ、という4種類が伝授されますが、その中でも重点的に伝えられるのがリーン・イン。教習所ではリーン・ウィズを中心に教えられるので意外かもしれません。でも、最もバイクを傾けずに曲がれるのがリーン・インなのです。
言葉で伝えるだけでなく、柏先生が頭の位置を移動して指導します。実はバイクに限った話ではないのですが、イメージと現実を比較すると「意外と動いていない」もの。実際に大きく動いている体感をすることで、動きが大きくなりやすくなります。

見ただけでイメージ
実際に走行をしていきます。みなさん「動かそう」という意識が見えているのですが、やはり止まっている時に動かしたほどの大きさには至りません。柏先生がインカムでアドバイスを送っていくのですが、なかなかイメージ通りにはいかないようです。
外周のコーナー、S字コーナー、クランク、交差点、スラロームと様々なシチュエーションと角度のコーナーがあります。それらに対応しながら大きく身体を動かすのは意外と大変なこと。しかし公道を意識した良い練習になります。
休憩やランチは疑問の解消とイメージの整理になる
ノドが渇いたり、トイレに行きたい場合は自由に休憩していただけます。もちろん、柏先生から「休憩しましょう」という場合もあります。そしてランチタイムもちゃんと用意されています。
鴨居自動車学校では座学を行った教室で食事をいただきました。柏先生は休憩や食事も一緒にとってくださるので、疑問に思ったことや上手く行かなかったことなどを質問できます。また、ご自身の知識や経験も話してくださるので、休憩中や食事中もいろいろなお話を聞くことができます。

今回はランチを挟んで同じメニューのレッスンを行いました。ランチタイムに先生とお話をしたり、午前の振り返りをしている中で気づきがあったり、整理できた部分があったのでしょう。午前と比べて動きが大きくなり、はっきりとバイクを操れています。柏先生のタンデムシートに乗っての体験も大きいとは思いますが、これには柏先生もびっくりしていました!

上達例

Uターンの入門・JFターンまで進む
どうしても「苦手なこと」や「できるようになりたいこと」として挙がってくるのがUターンです。平坦で広い場所ならば割とできるのですが、限られた範囲しかなく、傾斜もある道路では失敗して転倒してしまうリスクが多いもの。いきなりUターンに挑戦するのは、ハードルが高いものなのです。
そこで「U」ではなく「J」の形までターンをして止まり、そこからフルステアをしながら回っていく「JFターン」を練習していきます。Jがだんだん進化してUに変わっていくワケです。コースの中でも最も広い道でこの練習をしていきます。道路は外側に向けて傾斜がついているもの。その傾斜が再現されている自動車学校のコースはかなり実践的な練習となります。
最初は道路の端まで行きすぎて戻れなくなることもありましたが、どんどん上達。最終的にはほぼUターンができていました。

とても大切な「今後」へのアドバイスで締め
JFターンが終わると、この日の走行レッスンは終了となり、再度座学を行った教室へと向かいます。一日でとても成長したみなさんですが、最後にとても大切な座学が待っています。
それは用紙に感想を書き、柏先生とする個人面談です。本日を振り返りながら、柏先生が一人ひとりにアドバイスを記入してくださいます。
レッスンだけでなく、柏先生との出会いは確実に今後のバイクライフを作っていく良い経験になったでしょう。本日のレッスンを活かして一般道での走行を楽しんでもらい、一般道での学びを元にまたレッスンを受けると違った感想を持つかもしれません。「レッスンは楽しいバイクライフへの入り口」と言っても過言ではないでしょう。
基礎を振り返る機会として、是非またレッスンを受けてみてください。参加されたみなさま、本当にお疲れ様でした。また次回のレッスンでお待ちしております。
