新しく特別な魅力の詰まったサーキット走行の楽しさ

コース内には歩行者がいない、対向車がいない、コース幅も広くて走りやすい環境が整っているのがサーキット。コースには速度制限もないので、公道とは違った愛車の性能を楽しむことができます。スーパースポーツはもちろん、他のジャンルでも「ガバッと開けたら高速でさえ速度違反ですね」という性能を持っているバイクがたくさんあるので、貴重な体験です。
バイクの用品やウエア、パーツなども販売する2りんかんは『筑波サーキット体感走行会』を開催しています。これは「もっと愛車の性能を感じて、楽しみ、好きになってもらいたい」という想いを込めてのもの。多くの方にサーキット走行を楽しんでもらい、魅力を体感してもらえれば幸いです。2023年の初開催となる4月28日(金)は晴天にも恵まれ、定員いっぱいのライダーたちがサーキット走行を堪能しました!
筑波サーキットは全日本ロードレースが開催される素晴らしいサーキット。また、有名なライダー達が若い頃から走り、技術を培った場所でもあります。ビギナーライダーからベテランライダーまで楽しめるコースになっています。当日のMCは柴田奈緒美さんが担当。とても聞こえやすく、わかりやすいアナウンスをしてくれました。
楽しい1日がどのように進んでいくのか、まだ慣れていない人やこれから初参加を検討している人にも参考になるようにレポートをしていきたいと思います。
サーキット走行の一日は、
来場して準備をするところから始まる

サーキットへの入り方
会場となる筑波サーキットには、いくつかの入り口『ゲート』があります。それぞれにアルファベットの名前がありますが、コース2000と呼ばれる本コースで開催する場合は『Dゲート』からの入場となります。
ライト類のテーピング、受付、車検、ブリーフィング
ピットやピット前のパドックと呼ばれる場所に入ったら、受け付けをするか、テーピングなどの準備に取りかかります。
走行会の中心となる受付
受付では受理証を提出してナンバー、計測器、資料を受け取ります。装具をレンタルする場合は、この後に受け取ってください。
また、受付にはガムテープやタイラップなど準備に必要な物を用意しています。無料で使用できますので、お気軽にお使いください。使い終わったら元の場所へと戻していただきます。
わからないこと、困ったことかあったら受付にスタッフがいますので、おいでください。タイムスケジュールなども貼り出してありますし、変更があった場合は書き込まれます。
テーピングをしたら、計測器とゼッケンを取り付けてバイクの準備は完成となります。
しっかり、やさしい、車検
準備が整ったら車検へと進んでいただきます。車検では安全に関わる部分と計測器の取り付け方、テーピングのチェックをしていきます。何か問題があった場合でも、できる限りの対処はお手伝いしますので、ご安心ください。
ビギナーも安心できる充実したライダーサポート
ブリーフィング後は走行となりますが、ここでライダーサポートについて紹介していきます。より安全に、より楽しく走行していただくために、たくさんのサポートをしていますし、サーキットも施設の利用をさせてくれます。
クラス分けとビブスシステム
ビギナークラスを設けていて、慣れていない方や初めての方はこちらのクラスでエントリーしていただいています。走行タイムの差が少ない方が安心して走行できるので、好評です。
また「自信がないですよ」という方が周囲へ発信できるように、緑色のビブスを用意しています。ご参加のみなさんが怖くないように抜いていってくれると人気のシステム。今回もみなさんのご協力のおかげで大好評でした。ありがとうございました!
充実した先導ライダー
レンタル装具
とても楽しいサーキット走行ですが、革ツナギやレーシンググローブ&ブーツなどが必要になります。そこで大人気なのがレンタル装具です。こちらは走行会へのエントリー時にお申し込みください。
ビギナー向け講習
ブリーフィングの後に、ビギナーの方向けに講習を開催。公道との走り方の違いや万が一転倒した場合の行動など、大切なことをお伝えしていきます。今回はライディングスクールSRTTの代表を務める内藤さんが講師を務めてくださいました。
各ブースからうれしい協力がたくさん
2りんかん体験走行会には様々なメーカー様のご協力があります。美味しく栄養補給ができるケータリング、興味深い品について解説を聞けたりもします。楽しみいっぱいのエリアになっています。
ブリヂストンブースではタイヤの空気圧チェックを走行前と終わった後にしてくれます。公道とサーキットでの違いやタイヤについての質問などもできるので、大人気でした。また、レースと被らなければ、エアーチェッカーの点検もしてくれます。実際の圧と指し示す数値の誤差を測定し、教えてくれるのです。
コインロッカー&クロークサービス
筑波サーキットのドライバーサロンにはコインロッカーが設置されています。走行している間のお荷物が心配という方にはオススメの設備です。ただし、数に限りがありますので、受付をしたテントにてクロークサービスも行っています。安心して走行に集中していただくひと工夫です。
ドリンクサービス
完熟走行でコースを覚える
コース図を使用した説明を聞いても、実際に走ると感覚が違うもの。そこで先導車の後ろを走る(追い越し禁止)完熟走行はとっても大切です。コースへ入るのはもちろん、最初の一周でピットへと戻ります。これで走行中に戻りたくなっても「どうしよう?」とならないワケです。もちろん走りやすい走行ラインを通りますので、ちゃんと覚えると走行への怖さは減り、楽しむことができるようになっています。

青空の下、元気に走行を楽しむ!

「バイクシーズン」という言葉がピッタリとなった快晴の空の下、みなさん元気な走行で楽しんでくださいました。2りんかんの筑波サーキット体験走行会は「自走で参加するライダーが多い」のが特徴。お天気に恵まれた一日を「本当に良かった」とスタッフ一同喜びました。
完熟走行が終わり、フリー走行へと入ると追い越しもできます。「ストレートでブワッとスロットルを開けるだけでも楽しいですね」とはビギナークラスの参加者の言葉。これだけでも貴重で楽しい体験となります。それぞれのペースと楽しみ方で、合計1時間を思い切り楽しんでいただきました!

また、参加する車両もさまざまで見応えがあります。国内外のメーカーから出されるスーパースポーツはもちろん、ネイキッドやツアラーなどたくさんの種類が参加。懐かしさを覚える絶版車も走っていて、見学しているだけでも楽しめます!
走行が終了した後は、全周回のタイムを記録した個人リザルトをもらって終了となります。決してタイムアタックをしてほしいということではなく、あくまで「どれくらいだったのか?」を確認して楽しんでいただくためです。ご参加いただいた感謝の気持ちを込めて、手渡しをさせていただきました。ご参加いただいたみなさま、ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

ご参加ありがとうございました!次回は6月20日、筑波サーキット・コース2000での開催となります。またお会いできる日を楽しみにしています!
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