初心者に優しいサーキット走行会として進化を続ける
歩行者や対向車を気にすることなく、幅の広い道を思い切り走れるサーキット走行。もちろんコース上は速度違反もないので、公道とはまた違った楽しさが味わえます。年式やジャンルを問わず、スロットルをガバッと開ければ速度違反になるバイクが多いので、気にせず楽しめる走行会は貴重な体験になります。
バイク用品やウエア、パーツなどを販売している2りんかんでは、『筑波サーキット体験走行会』を開催しています。「もっとバイクの性能を感じて、楽しみ、楽しんでもらいたい」という願いが込められています。だからこそ、サーキット初心者の方が安心して楽しめる工夫をし、進化させています。9月21日(木)の開催では、多くの「筑波サーキット初めて来ました」という方々にサーキットデビューをして楽しんでいただきました。
今回は一日の流れを紹介しながら、初めての方でも安心できるポイントもピックアップしていきたいと思います。

一日のはじまりは準備!サポートもここからはじまる
まずは2りんかんテントにて受付
サーキットに到着をしたら、準備が始まります。受付開始の時刻になったら、受理書を持って受付へと向かいます。ここでゼッケン、計測器とともにルールとマナーや準備についてをまとめた資料を受け取ります。この時に、ドリンクをプレゼントしています。走行はもちろん、準備をしている間ものどが乾くもの。まだまだ熱中症にも気をつけなければいけませんので、無料でプレゼントしています。
計測器の取り付けなども含め、わからないことがあったらスタッフへお聞きください。タイムスケジュールなどはMCの柴田直美さんが聞き取りやすい声でアナウンスをしていきます。変更があった場合もアナウンスを入れていきますので、万が一聞き取れない場合は受付までお越しください。
レンタル装具
サーキット走行では指定の装具を着用していただく必要があります。でも、高価な装具を買い揃えるのはハードルが高いもの。そこでツナギ、グローブ、ブーツを無料でレンタルできるようにしています。走行会へのエントリー時に申し込んでください。受け取りは受付の後になります。
しっかりだけどやさしい車検
マシンの準備が整ったら、車検へと進みます。車検では安全に関わる部分、計測器の取り付け、テーピングのチェックをしていきます。何か問題があった場合でも、できる限りの対処をお手伝いしますので、ご安心ください。ただしオイル漏れの有無などは事前にチェックしてから当日を迎えるとさらに安心できますので、オススメです。
ライダーの準備となるブリーフィング
走行会のルールとマナー、当日の流れなどを説明するブリーフィングが行われます。車検がバイクの準備をチェックするのに対し、ブリーフィングはライダー自身の準備をする場だと言えるでしょう。特にサーキット独特のルールやフラッグの意味と出される位置は最重要なポイント。わかりやすい言葉でお伝えするように工夫しています。
初心者講習
初めてサーキットを走る方、まだ経験が少ない方を対象に行われるのが初心者講習です。コースを走る時の姿勢や気持ちの持ち方、他の方に抜かれる時の心構えなど、身振り手振りを交えて伝えていきます。先導も務めるSRTT内藤栄俊さんと平山浩司さんという、二人の熟練インストラクターが担当してくれます。
たくさんのブースもライダーをサポート
2りんかん体験走行会には様々なメーカー様のご協力があります。美味しく栄養補給ができるケータリング、興味深い品について解説を聞けたりもします。楽しみいっぱいのエリアになっています。
ブリヂストンブースではタイヤの空気圧調整を無料で行なってくれます。装着しているタイヤメーカーを問わず、安心して走れるようにサポートしてくれるのです。
走行をしている時もサポートは充実
クラス分けとビブスシステム
今回はビギナー向けのクラスを拡充。サーキットデビューの方やほとんど経験がない方をAクラス、その他の「自信がない」というビギナーの方をBとCクラスとして、合計3クラス用意。たくさんの方にご参加いただきました。
また「自信がないですよ」という目印として、ビブスのレンタルをしています。他の方が気遣ってくれるシステムなので、全参加者の方のご協力を得て成立しています。ご参加のみなさま、本当にありがとうございました。

ある程度の経験のある方は、中級のDクラス、中級と上級クラスの混走となるEクラスも用意。ベテランの方でも楽しんでいただけます。

完熟走行にも工夫がいっぱい
走行の最初は、必ず完熟走行となります。しっかりとコースに慣れて、自分らしい走行をできるようにするためです。待ち時間に冷えやすいタイヤを暖めるために、ストレートはスラロームをしていきます。
完熟走行の中でも、一番最初の走行には多くの工夫が入っています。スピードを低めにし、フラッグが振られる場所をチェックしてもらいます。そこから徐々にスピードを上げていくのですが、最後はピットスルーを行います。実はコースへの入り方と同じくらい、コースから出る時も大切。出る時の合図や走るライン、そして出口の確認、ピットロードを走る時のスピードなどを覚えていただきます。

走行を楽しむ
曇りがちのお天気でしたが、これが走行会にとっては最適と言えるかもしれません。気温が上がりすぎず、思い切り楽しんでいただきました。走行時間は20分を3本。合計1時間とたっぷり走っていただきました。
走行している車両は最新のモデルもあれば、絶版車もあり、海外メーカーの車両も多数となります。走ることももちろんですが、見学するだけでも楽しめるのが2りんかんの体験走行会の特徴と言えるでしょう。


たくさんのご参加、ありがとうございました!
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