関西エリア第2戦は近畿スポーツランドにて開催!

“弐輪道CUP"は「レース感覚や耐久レースの楽しみを味わっていただく」為に、2りんかんが開催しているミニバイク耐久レース。親しみやすいミニバイクのレースで、覚えやすいシンプルなルールになるように心がけています。

関西エリアの第2戦は、近畿スポーツランドでの開催。梅雨ということもあり、当日は雨模様。時おり晴れ間も出ますが、強雨になる時間もあり、めまぐるしい天気との戦いとなりました。

近畿スポーツランドは、上りと下りがある約200メートルもの長いストレートがあり、そこに多種多様なヘアピンカーブとシケインがあるコース。エンジンパワーもさることながら、スピードと勢いを維持するライディングが求められるテクニカルコースです。

開催されるのは『エンジョイ2時間耐久レース』と『スポーツ3時間耐久レース』の2つ。そしてそれぞれ3クラスに分かれています。エンジョイには『ノーマル』『SP』『OPEN』、スポーツには『4st100』『2st50』『OPEN』です。改造範囲などによって分かれていますが、レースは混走です。

レースを楽しむ“準備

レースを楽しむ為には、しっかりとした準備が大切です。特にメンテナンスなどは『安全』に関わります。前日までに余裕を持って行い、当日は確認に専念できるとより安心です。分からないことやお悩みがあった場合は、2りんかん各店までお気軽にご相談ください。

受付

朝の準備が整ったら受付で、受理証をお持ちいただくだけで完了です。当日の資料と計測器、そしてサインボードエリアに出る為のパスをお渡しします。パスケースは参加記念のプレゼントとなります。

計測器の取り付けと車検

受け取った計測器を取り付けてから車検です。複数台の場合は、最初に走行するマシンに計測器を取り付けてから受けていただきます。安全に関わる部分や計測器の取り付けをチェックします。車両や仕様によって取り付け位置が異なる場合もあるので、お悩みの場合は2りんかんスタッフまでお気軽にお声がけください。

また、近畿スポーツランドでは1チームに1台のマシンとなっていますのでご注意ください。

ブリーフィングでルールとマナーをチェック

車検が終了すると、次はライダーの準備となるブリーフィングです。弐輪道CUPの大きな特徴は、分かりやすく覚えやすい内容です。特にフラッグは種類を絞っています。

充実したサポート体制で安心の楽しみ

無料レンタル装備

初レースの方を中心に大人気なのが無料レンタル装備。革ツナギ、グローブ、ブーツが無料でレンタルできます。こちらはエントリー時にお申し込みください。

ビブスシステムで安心

ライディングに不安のある方には、緑のビブスを貸し出しています。このビブスは「不安があります」という目印。周囲のライダーが気遣いながら抜いてくれるシステムなので、初レースのライダーや経験の浅いライダーには人気となっています。

このシステムはご参加のみなさんの協力があってこそ成り立ちます。本当にありがとうございました!

ブリヂストンブース

ブリヂストンさんのブース出展もあります。タイヤについての相談にも乗ってくれますし、作業についてのレクチャーもしてくれます。心強い味方です。

走行以外にも楽しみがあるエンジョイ2時間耐久レース

朝から楽しめる特別ルール!

エンジョイ2時間耐久レースは、クラスに関係なくビギナーの方も多く参加するレースです。そこでビギナーライダーのみなさんにも楽しんでいただける特別ルールを2つご用意しています。

ひとつ目、グリッドの決定は抽選です。受付の時にくじを引いて、グリッド位置を決めます。これによって予選はなくなり、走行時間を全て練習に使えます。また、くじ引きが「朝の運試し」という楽しみがあり、エンジョイ耐久の名物にもなっています。今回は何と「前回も1番グリッドでした」という強運の持ち主が出現しました。また、良い悪いどちらになっても仲間内では盛り上がれるもの。楽しむテンションが上がって行きます。2時間の長丁場ですから、グリッド順位は大きな影響を与えません。あくまで楽しみの一つとして人気となっています。

ふたつ目は「48秒を切った周回はノーカウント」というもの。タイム差が大きいと抜かれるライダーが怖さを感じてしまいます。さらにタイム制限があることで、一人が早くても勝てないレースになります。また「体内時計を試す」という楽しみ方もあるようです。バトルをしていると「つい…」とタイムが上がってしまうこともありますが、今回はノーカウントは出ませんでした。

緊張しながらワクワクするスタート!

決勝レースの時間が近付き、グリッドに整列していきます。ここではチームの記念撮影が大人気。参加した記念に残る一枚を撮り、笑顔がいっぱいです。

5分前になってチームの仲間がコース外へ行ってしまうと、ライダーの緊張が一気に高まります。いよいよ決勝レースがスタート。エンストしてしまうライダーも見られましたが、スタートの遅れはいくらでも挽回するチャンスがありますので、落ち着くのがポイントです。オーバーテイクしやすいコースでも、「確実に」抜いて行く姿が多く見られました。ベテランライダーが参加しているチームも多く、こういったベテランライダーは特に無理をせずにオーバーテイクをしてくれます。スマートでカッコいいライディングを伝承するレースにもなりました。

ピットインのタイミングもチームそれぞれの楽しみ方が感じられます。多くは20分での交代ですが、もっと早くに交代するチームもあります。「暑いより良いかと思ったけど、雨もキツいですね」と雨の中で無理はしない、エンジョイレースを象徴するような作戦です。ほのぼのと、しっかりと、レースをエンジョイされていました。

熱い戦いを楽しむスポーツ3時間耐久レース

真剣にスポーツとして耐久レースを楽しむ方が参加するスポーツ3時間耐久レース。エンジョイ耐久に比べるとレースに慣れているライダーが多くなるので、レベルも少しだけ上がります。タイム制限はなく、グリッドも予選のタイムで決定します。

慣れているライダーでも緊張があるのか、スタートでミスをしてしまう場面も見られました。しかしそこは耐久レース。落ち着いてしっかり走っていけば順位は着いて来ます。レインコンディションの中でも各順位が入れ替わって行く熱いレース展開。走っているライダーはもちろん、応援しながら観ているみなさんにとっても楽しいレースとなりました。

3時間という時間は想像よりも長いもの。走り終わった後は「足腰がガクガクします」と、普通に歩けない場合もあります。水やスポーツドリンクをがぶ飲みする光景も。正に“スポーツ"なのです。だからこそ、走り切ってチェッカーフラッグを受ける瞬間は格別な感動を生み出してくれます。

感動が湧き出るチェッカーフラッグ

エンジョイ2時間耐久レース、スポーツ3時間耐久レース、どちらも長い時間を全力で走り続けたレースとなりました。寒さも感じた一日でしたが、負けずにずっと応援するみなさんも一緒に戦っていました。チェッカーフラッグはライダーだけでなく、チームの仲間全員に感動を沸き上がらせます。思わずガッツポーズが飛び出したりもしました。この瞬間こそが、耐久レースの醍醐味だと言えると思います。

チェッカーを受けた後は、ライバル達も「一緒に戦った仲間」。お互いに惜しみない拍手を送り合い、健闘を称え合います。2りんかんスタッフも一緒に祝福させていただきました。

笑顔でいっぱいの表彰式とアフターミーティング

表彰式

楽しんだみなさんが勝者と言える耐久レースですが、順位があって表彰があります。まずは全員で拍手を贈り合って表彰式が始まります。「これ、良いですよね」と笑顔で言っていただきました。

表彰台の上では握手をし、互いの健闘を称える姿がありました。このスポーツマンシップが、さらに周囲の祝福を呼び、心温まるシーンとでした。

エンジョイ2時間耐久レース決勝

総合リザルト

  1. 8RT nika
  2. 3イーロードレーシング
  3. 1風来坊Br&MR
  4. ※ノーマル・SP・OPENの各クラス入賞チームには、入賞カップを進呈

スポーツ2時間耐久レース決勝

総合リザルト

  1. 2プログレッシブ
  2. 9TEAM konnyと仲間たち
  3. 5motofirst&阪下工務店
  4. ※4st100・2st50・OPENの各クラス入賞チームには、入賞カップを進呈

アフターミーティング

表彰式が終わると、アフターミーティングへと続きます。豪華な景品がたくさんのジャンケン大会を行いました。心地よい疲れと一日の充実が入り交じった笑顔で、大いに盛り上がりました。

今回ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました! 次回以降の開催スケジュールはホームページに掲載していますので、ぜひチェックしてお申し込みください! みなさまのご参加をお待ちしております!

次回以降の弐輪道CUPのスケジュールはこちらでチェック