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バイクのETCを自分で取り付けしてはいけない理由について解説

バイクのETCを自分で取付ができるかどうか知りたいと悩んでいませんか?この記事では「バイクのETCを自分で取付できる?」について紹介していきます。
他にも「バイクにETCを取り付けるのにかかる費用」についても解説していきます。ぜひこの記事を参考にして、バイクのETCのセットアップについて理解を深めてみてください。

バイク用ETCの種類

アンテナ別型

アンテナ別型のETCは、本体とインジケーター、アンテナが分かれているタイプのETCです。特徴として、設置場所を選ぶ自由度が高いことが挙げられます。例えば、シート下などに配置し、アンテナとインジケーターはハンドル周りなど、使いやすい位置に設置することができます。このように、アンテナ別型のETCは設置場所の自由度が高いので、スマートなETCの取り付けが可能です。
また、以前はアンテナ一体型のタイプもありましたが、メーカー生産終了となっています。

MITSUBAMSC-BE700S

自分でバイクのETCを取り付けしてはいけない理由

バイクのETCを自分で取り付けるのは避けるようにしましょう。ETC車載器の正確な動作と適切な使用を確保するためには、正しい取り付けと登録が必要です。自分で取り付けた場合だと、取り付け方を間違ってしまう可能性があり、ETC機器が正常に機能しない、または利用できない場合があります。具体的に、自分でバイクのETCを取り付けてはいけない理由については、以下があります。

それぞれの理由について解説していきます。

事故につながる可能性がある

自分でETCを取り付けた場合、ゲートが開かずに衝突したり、後続車に追突されたりして大怪我や死亡事故につながるリスクがあるので、バイクのETCを自分で取り付けることは避けるべきです。ETC機器の取り付けは専門知識と技術が必要であり、誤った取り付けは機能不全や安全上の問題を引き起こす可能性があります。

例えば、適切な位置に取り付けないと、ETC機器が衝撃や振動によって外れる可能性があり、これは走行中に危険を引き起こしてしまう可能性があります。また、ETCが正常に作動せず、ゲートにぶつかって停車した際に、後続車に追突されると大事故に発展する可能性も考えられます。車同士の衝突であれば、車が潰れるだけで済むかもしれませんが、バイクが車に追突されると死亡事故につながってしまうのも事実です。このように、バイクのETCは自分で取り付けるべきではありません。

バッテリーの故障につながる

ETC機器はバイクの電気系統に接続されるため、誤った配線や接続をしてしまうと、バッテリーの故障やショートなどのトラブルが発生する可能性があります。バイクの安定性や走行中の制御を損なう可能性があり、交通事故のリスクを高めることにつながります。また、バイクは雨風にさらされるので配線や結合部が不具合を起こしやすく、接触不良などからETC搭載器のエラーを引き起こす可能性も考えられます。
さらに、誤った接続のまま走行してしまうと、バッテリーに過剰な電力が供給され、バッテリーの劣化や過充電につながってしまうリスクもあります。

保証が無効になるリスクがある

ETCを自分で取り付けてしまうと、ETC機器の保証に影響を与える可能性があります。メーカーや販売店が提供する保証は、正規の取り付け作業が行われた場合にのみ適用される場合が多いです。実際に、自分でETCを取り付けることによって、バイクの保証書に記載されている取り付け条件や規定が満たされない場合もあります。
例えば、正規の取り付け店での作業や特定の部品の使用が条件とされている場合、これらの条件を満たさない自己取り付けによって保証が無効になるケースもあります。また、自分で取り付けてしまい、保証が無効になってしまったことによって、修理や交換費用がかさんでしまうリスクもあるので、バイク専門店でETCを取り付けてもらうのをおすすめします。

バイクにETCを取り付けるのにかかる費用

ETC搭載器には大まかに分けて、アンテナ別型とアンテナ一体型の2種類があり、それぞれの価格帯は以下のとおりです。

取り付けの柔軟性が高いアンテナ別型は、一般的に価格が高くなる傾向があります。取り付け工賃については、取り付けに必要な時間によって異なりますが、8,000〜20,000円程度が相場費用です。フルカウルバイクや配線の取り回しが必要なスクータータイプなど、時間がかかる場合は料金が高くなる傾向があります。
一方、カウルを取り外す必要がないネイキッドバイクは、取り付けにかかる時間が短いため、料金も比較的安くなります。また、ETCの取り付けには、取り付け作業だけでなくセットアップも必要で、相場は約2,500円から4,000円ほどです。

ETCのセットアップとは、ナンバー情報や車種区分などの車両情報を暗号化して書き込んで、安全な通信のための暗号情報を組み込む作業を指します。セットアップ後は、車載器内の情報は暗号化され、安全に保管されるため、情報漏洩のリスクはありません。しかし、車両情報が変更された場合は、再度セットアップが必要で、代理人が手続きを行う場合には委任状と個人情報の登録も必要です。

バイクにETCを取り付けるメリット

バイクにETCを取り付けるメリットについては、以下があります。

それぞれのメリットについて紹介していきます。

料金所をスムーズに通過できる

バイクにETCを取り付けることで、料金所をスムーズに通過できるメリットがあります。ETCが取り付けてないバイクだと、高速道路の料金支払いをする際には、バイクを停めてニュートラルにギアを入れる必要があります。また、グローブを外し、ジャケットやポーチから財布を取り出すなどの動作が必要になるので、手間と時間がかかってしまうのも事実です。万が一、小銭を落としたりすると、後続車に影響を与えてしまうリスクもあります。

しかし、バイク用のETCを取り付ければ、料金所で停車する必要がなく、減速するだけでスムーズに通過できるため、高速道路を利用してツーリングの行動範囲を広げることができます。

ETC割引が適用される

高速道路では、深夜割引や休日割引など、走行料金の割引制度が用意されていますが、これらの割引はETCレーンを通過できる車両にのみ適用されています。実際に、深夜割引を利用すると、長距離を移動する場合にはかなりの料金差が生じるのも事実です。

スマートETCが利用できる

無人のETC専用のスマートインターを利用できるのは、大きなメリットのひとつといえます。通常の料金所では、混雑時には待ち時間が発生することがありますが、スマートETCではそのような待ち時間がなく、スムーズに通行できますまた、スマートETCはバイクの速度を低下させることなく、ETC専用のゲートを通過できるため、移動時間を短縮することにもつながります。

バイクのETCを移設する際の注意点

バイクのETCを移設する際の注意点を把握しておくことで、事故を防ぐことにもつながります。

バイクのETCを移設する際の注意点については、以下があります。

それぞれの注意点について解説していきます。

車用のETCは流用できない

車用のETCにはほとんど防水性や防塵性がないので、バイクに車用ETCの流用はできません。実際に、バイク用ETCには、防水性や防塵性のほか、雨風の影響を受けにくい配線や接合部などが施されています。

バイク用ETCは路面の振動や衝撃に耐えれるように設計されていますが、車用ETCはそのような設計になっていないので、車用ETCをバイクに取り付けると、振動や衝撃によって早期に故障する可能性があります。万が一、ETCが故障してしまうと、ゲートが開かなくなる可能性があり、事故の原因にもなってしまうのも事実です。このように、バイクには必ずバイク専用のETCを取り付けましょう。

再セットアップは専門店に依頼が必要

中古バイクを購入して、ETCを再セットアップをする際にも、認定されたお店に依頼する必要があります。セットアップが行われていないと正常に動作しないので注意が必要です。また、中古バイクを個人売買で入手した際には、ナンバーを変更せずに乗り続けるのは問題ありませんが、名義変更を行う場合は再セットアップが必要です。

中古バイクのETC再セットアップに必要な書類については、以下のとおりです。

名義人本人が来店する場合は、上記の書類のみで対応できますが、代理人が来店する場合には「委任状」が必要です。再セットアップにかかる費用の相場は約2,500円から4,000円ほどです。

バイクにETCを取り付けるならバイク専門店に依頼しよう!

今回は、バイクのETCを自分で取り付けてはいけない理由を紹介しました。

バイク用ETC車載器の設定は、ETCの不正利用を防ぐために、高度なセキュリティ処理や暗号化をおこなう必要があるので、セットアップは技術的なスキルと信頼性のある認定店のみしかおこなえません。

また、自分でバイクのETCを取り付けてはいけない理由については、以下があります。

これからバイクにETCを取り付けたり、ETCのセットアップを検討しているのであれば、バイク専門店に依頼するようにしましょう。

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