長距離ツーリングで必要な持ち物とは?長距離ツーリングのポイントについても徹底解説
長距離ツーリングで必要な持ち物について、何を用意すれば良いのだろう?と悩んでいませんか?
この記事では「長距離ツーリングで必要な持ち物」について紹介していきます。
他にも「バイクの長距離ツーリングのポイント」や「長距離ツーリングの計画の立て方」についても解説していきます。
ぜひこの記事を参考に、バイクの長距離ツーリングで必要な持ち物を揃えましょう。
長距離ツーリングで必要な持ち物については、以下の物があります。
それぞれの持ち物について解説していきます。
バイクで長距離ツーリングをする際に、車載工具があれば、小さなトラブルでも自分で対処することが可能です。
実際に、バイクの応急処置や簡単な部品交換は、車載工具セットがあれば対応できるケースが多いです。
車種によって異なりますが、ソケットレンチやホームツールなど、必要最低限の工具をコンパクトにまとめて荷物に入れておくことをおすすめします。
また、手持ちの工具で解決できない場合は、近くのガソリンスタンドで対応してもらうことも検討しましょう。
壊れやすい部品の予備を用意しておけば、走行中に故障が発生した際に迅速に交換ができます。
万一の転倒や故障に備えておきましょう。
壊れやすい部品としては、以下のものが挙げられます。
上記以外にも、長期間交換していないパーツがあれば予備として持っておくことで、トラブルがあった場合でも対応することができます。
予備部品があれば、転倒などでレバー類を折ったとしても帰路につくことができます。
また、ツーリングに出かける前には壊れやすい箇所を点検し、必要に応じて事前に交換しておくことで、トラブルを未然に防ぐことにもつながります。
長距離ツーリングでは、途中で天候や気温が急激に変わることがよくあるので、雨具は必ず持つようにしましょう。
特に山間部では天候が急変する可能性が高いので、注意が必要です。
雨に見舞われたり、気温が急に下がったりすると、体力が消耗し、疲労が蓄積しやすくなるのも事実です。
さらに、風邪を引いたり、疲労から注意力が散漫になり、事故に遭いやすくなるなどのリスクが増します。
このように、万が一の際に備えて、レインウェアはライダーにとって不可欠なアイテムといえるでしょう。
また、レインウェア以外にも薄手の防風インナーを持っておくと、山岳部の夏でも冷え込むエリアや、天候による急激な温度変化に対応できます。
バイクの長距離ツーリングでは常に座りっぱなしの姿勢で、ツーリング中に体の痛みを感じることもあるので、シートクッションを持っておきましょう。
バイクの種類によって異なりますが、排気量が大きくなると、エンジンの振動などが伝わりやすいため、注意が必要です。
特にシングル・ツインエンジンは振動が多い傾向があります。
シート形状が狭いオフロードバイクもお尻が痛くなりがちです。
実際に、痛みがあるとツーリングの楽しみも半減してしまうのはもちろん、運転の集中力が途切れてしまい事故の原因にもなってしまいます。
また、お尻の痛みを軽減するには、お尻を時々浮かしたり、休憩中にマッサージをするなども試してみることをおすすめします。
長時間のツーリングでは、スマートフォンのバッテリーがなくなってしまうので、USB電源を持っておくと安心してツーリングを楽しめます。
実際に、ナビゲーションが必要な場面でスマホのバッテリーが残りわずかになっていると、いつ電源が落ちてしまうか心配で、安全な運転ができなくなってしまう可能性もあります。
スマホ以外にも、ワイヤレスイヤホンやアクションカメラなど、USBポートを備えた機器ならどんな電子機器でも充電できるので、バイク用USB電源は必需品です。
USBのポートが2つ備わっているものや、急速充電に対応しているものが便利です。
このように、バイク用のUSB電源を取り付けておけば、スマートフォンの充電を気にすることなく快適に利用できます。
長距離のツーリングでは高速道路を利用する可能性もあるため、ETCを搭載しておくとよいでしょう。
ETCを取り付けておけば、支払いの際に財布を取り出す手間が省けます。
料金所で小銭をばらまいてしまう…。なんてトラブルも回避できますね。
また、ETCを使用することで平日の朝夕に適用される割引や休日割引、深夜割引など、さまざまな割引が受けられます。
また、高速道路の料金所をスムーズに通過できるため、運転中の負担を軽減する意味でも、ETCは非常に便利なアイテムと言えます。
長距離のツーリングでは、スマホでナビゲーションをする方であれば、スマホホルダーを持っていくことをおすすめします。
バイク向けのナビゲーションシステムもありますが、近年ではスマートフォンのナビゲーションアプリも充実しています。
スマートフォンをナビゲーションとして使用し、バイクに取り付けるためのスマホホルダーを使えば、必要な時に簡単にナビゲーションを行うことができます。
例えば、グーグルマップやヤフーマップのアプリを事前にインストールしておけば、高性能なカーナビゲーションシステムとして活用することが可能です。
ただ、炎天下に長時間使用をしているとスマホの保護機能が働き、機種によっては操作不能の状態となってしまう為、熱対策がされた専用のナビを購入するのも選択肢の一つです。
長時間ツーリングでは、バイク専用シューズを履いていくようにしましょう。
バイク専用シューズには、左足の甲に硬いサポートが組み込まれており、シフトチェンジ時に足への負担が軽減されます。
実際に、長距離ツーリングではシフトレバーが足に当たることで徐々に痛みが増し、結果としてシフトチェンジが難しくなってしまうケースもあります。
また、今履いている靴でツーリングをしたいという方には、シフトガードと呼ばれるアクセサリーを靴に着用することで、既存の靴を保護しつつ、バイク用のシフトチェンジの快適さを得ることができます。
逆にレーシングモデル等のブーツを履くことは出先での散策の際、足首が動きづらく疲れやすくなってしまうので避けると良いでしょう。
三角停止表示板は高速道路の緊急停車時に必要となります。
高速道路上でやむなく駐停車する場合に、三角表示板または停止表示灯の停止表示器材を設置しなければならないという設置ルールが義務付けられています。
最近はLEDが仕込まれた視認性の良いタイプもあり、かなり手前から危機を知らせることができるものもあります。
ツーリングの際には三角停止表示灯は使用しないで終えたいところですが、故障や非常事態に備えて携行しましょう。
長距離ツーリングをする際には、通常よりも多くの荷物を持ち運ぶ必要があるので、シートバックやサイドバックを持っていくようにしましょう。
シートバックやサイドバックではなく、リュックで荷物を背負ってしまうと、肩や身体の各部に負担が掛かり、疲労がたまりやすく運転が難しくなるリスクがあります。
このように、荷物はシートバッグやサイドバッグに積んでバイクに装着することをおすすめします。
サイズは幅広く、日帰りツーリングから何泊もツーリングをする想定の大型バッグも存在します。
バイクの長距離ツーリングのポイントについては、以下があります。
それぞれのポイントについて解説していきます。
長距離ツーリングでは、常に同じ姿勢になってしまうので、こまめな休憩をとるようにしましょう。
具体的には、ツーリング中は1時間から2時間ごとに休憩することをおすすめします。
休憩せずに走り続けると、徐々に姿勢が悪くなったり、集中力が低下したりしてしまい事故の原因にもなってしまいます。
休憩時には、アキレス腱を伸ばしたり、首や肩、手首を回したりするストレッチをするだけでも、身体の疲労を取ることにもつながります。
眠気がある状態で走行してしまうと、集中力がなくなってしまい事故のリスクが高くなってしまうので、眠気対策をしっかりとおこないましょう。
眠気対策は人それぞれですが、強力なミント系ガムやコーヒーなどが効果的です。
このように、出発前や休憩時には眠気対策を行い、少しでも眠気を感じたら即座に休憩してリフレッシュするようにしましょう。
ツーリング先での昼食後などは血糖値が上がり、眠くなりやすくなるので要注意です。
休憩ごとにこまめに食事をとり、一食で大量に食べないというのも対策の一つです。
長距離ツーリングでは、同じポジションを維持することになるので、正しいライディングポジションでないと、疲れや凝りの原因になることがあります。
正しいライディングポジションについては、背筋を伸ばして肩をリラックスさせ、ハンドルをしっかり握り、常に前方を見据えて安定感を保つことが重要です。
さらに、荷物を積む際には、乗車中に体を動かすスペースを確保することが大切になるので、シートバッグが腰を圧迫して動きづらい状態は避けるべきです。
長距離ツーリングの計画の立て方を把握しておくことで、ツーリングをより楽しめることはもちろん、安全にツーリングをおこなうことにも繋がります。
具体的に、長距離ツーリングの計画の立て方については、以下のとおりです。
それぞれの計画の立て方について紹介していきます。
長距離ツーリングの計画の立て方として、まずは目的地を設定しましょう。
インターネットの情報やガイドブック、地図などを参考にしながら目的地を決めることで、ツーリング初心者でも迷うことなく目的地を決められます。
目的地までの距離は、ライダーの経験や体力、使用するバイクによって異なりますが、初心者の場合は、150km程度を目安にすることをおすすめします。
また、疲労や悪天候を考慮して、ツーリングの途中で目的地の変更ができるように、複数の目的地を設定しておきましょう。
長距離ツーリングの目的地を設定したら、次はルートを考えるようにしましょう。
ルート設定時の大切なポイントは、余裕を持つことです。
なぜなら、ツーリング中には思わぬ出来事が起こることがあるからです。
例えば、地元の人や他のライダーと交流したり、体調不良やバイクのトラブルに見舞われるケースも考えられます。
道路の事故渋滞に巻き込まれてしまう…。なんてことも大いにありえます。
冬場にツーリングを検討しているのであれば、日没が早いため、移動距離はさらに短くなるので注意が必要です。
また、一般道と高速道路のどちらを利用するかも検討する必要があります。
50cc~125ccなどの車両はバイパス等一部区間を通行できないことがあるため、事前に調べておくことをおすすめします。
さらに、単調な旅にならないよう、行きと帰りで道を変えてみるのもおすすめといえるでしょう。
長距離ツーリングでは、目的に辿り着くためにも、大まかな所要時間を決める必要があります。
例えば、目的地とルートを決めたら、スマートフォンのマップアプリなどの便利なツールを活用して、大まかな所要時間を計算するのをおすすめします。
特にツーリング初心者の場合は、経験が浅いので、予期せぬ事態に備えて、通常の移動時間の約2倍の余裕を持って計画するようにしましょう。
無理なプランで時間通りに行動しようとして、事故を起こしてしまっては楽しいツーリングが台無しになってしまいます。
長距離ツーリングではバイクのメンテナンスが必要です。
長時間の走行環境やさまざまな道路条件により、タイヤの摩耗やエンジンの負荷が増し、メカニカルな部品にストレスがかかってしまいます。
定期的な点検とメンテナンスによって、安全性とパフォーマンスを確保し、トラブルのリスクを最小限に抑えることができます。
長距離ツーリングの出発前に、以下の項目を点検するようにしましょう。
上記の項目を自分でできない場合には、バイクショップやバイク用品店でメンテナンスをすることをおすすめします。
今回は、長距離ツーリングで必要な持ち物や長距離ツーリングのポイントを紹介しました。
長距離ツーリングで必要な持ち物については、以下があります。
また、長距離ツーリングの計画の立て方を把握しておくことで、ツーリングをより楽しめることはもちろん、安全にツーリングをおこなうことにもつながります。
今回の記事を参考にして、必要なものを準備して長距離ツーリングを楽しみましょう。
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