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初心者がバイクをレストアする手順とは?レストアのメリットや注意点についても徹底解説

この記事では「初心者がバイクをレストアする手順とは?」について紹介します。

他にも「バイクをレストアするメリット」や「バイクをレストアする際の注意点」についても解説していきます。

ぜひこの記事を参考にして、バイクのレストアについて理解を深めてみてください。

レストアとは?

レストアとは、英語の「restore」に由来し、「元の状態に戻す」や「復元する」という意味を持つ言葉で、バイクの壊れた部分を修理するだけでなく、元々のデザインや性能を忠実に再現し、バイクを蘇らせることを指します。

例えば、動かなくなったバイクを安価で入手して、古いパーツを新しいパーツに交換して、再び道路を走れる状態にすることがレストアの一例として挙げられます。

レストアでは、故障の原因を突き止め、必要な修理や部品交換をおこない、完璧な走行性能を取り戻すことが求められます。

多大な費用と時間がかかりますが、その過程の中で得られる満足感が高いのも魅力の一つです。

バイクをレストアする方法

バイクをレストアする方法については、以下があります。

それぞれの方法について解説していきます。

バイクショップに依頼する

バイクのレストアを自分で作業する自信がなくて、プロに任せたいと思う方には、専門のバイクショップに依頼するのをおすすめします。

しかし、バイクショップには、大手ディーラー、チェーン店、個人経営の小規模店などさまざまな種類がありますが、どの店舗もバイクのレストアに対応しているわけではありません。

例えば、パーツが入手しにくいモデルや、サービスマニュアルが少ないモデルに対しては、レストアをお断りしているバイクショップも少なくありません。

また、旧車を多く扱っているショップでは、既にレストア済みのバイクを販売していることがあるので、手持ちのバイクをレストアする費用と、レストア済みのバイクの価格を比較して、どちらが自分にとって良い選択かを考えるのもおすすめです。

このように、自分のバイクの状態や予算に合わせて、適切な方法を選ぶことが重要です。

自分でレストアする

バイクを自分でレストアすることで、楽しむことができたり、やりがいなどを得ることができます。

しかし、レストアにはある程度の知識と技術が必要であり、時には部品の調達や専用工具の購入が必要になります。

例えば、バイクを分解し、組み立てるための広い作業スペースを準備したり、必要な道具や備品などが必要になります。

また、古いバイクは、エンジンの問題を抱えていることが多いので、エンジンやキャブレターのクリーニングや、必要に応じてオーバーホールが必要になります。

初めてバイクのレストアをするのであれば、まずは自分でできる範囲の作業から始めるようにしましょう。

初心者がバイクをレストアをする手順

初心者がバイクをレストアする手順については、以下があります。

それぞれの手順について解説していきます。

必要な道具を準備する

初心者がバイクをレストアをする手順として、まずはバイクをレストアするために必要な道具を準備しましょう。

具体的に必要な道具については、以下があります。

道具の種類 詳細
基本工具 ソケットレンチ、エクステンションバー、ユニバーサルジョイント、トルクレンチ、メガネレンチ、スパナ、六角レンチ、プラスドライバー、マイナスドライバー、ペンチ、ニッパー、樹脂ハンマー、鉄ハンマー
特殊工具 テスター、ヒートガン、インパクトレンチ、ドリル、グラインダー、タイヤレバー、コンプレッサー、サンドブラスト、コンプレッションゲージ、バキュームゲージ、エキストラクター、ショックドライバー、タップ、ダイス、シックネスゲージ、マイクロメーター等
清掃・仕上げ用具 ワイヤーブラシ、真鍮ブラシ、ナイロンブラシ、スポンジ、サンドペーパー、ピカール、バフ、青棒、塗料等

基本工具はバイクのレストアで必要な道具になりますが、特殊工具は必ず必要なものというわけではないので、最初から全て揃える必要はありません。

まずは、作業をしていく内に必要な道具を徐々に増やして行くことをおすすめします。

車両のチェック

車両のチェックでは、エンジンが正常に始動するかどうかはもちろん、異常な音が発生していないか、フレームに曲がりや損傷がないかを確認しましょう。

エンジンの状態を見極めるためには、コンプレッションゲージなどを使用することで、短期間でエンジンの状態を把握することができます。

また、フレームの状態を確認すべきポイントについては、以下が挙げられます。

車体番号が削られている、または改ざんされている車体だと、盗難車である可能性が疑われるため、車体番号と一致する登録証、または廃車証明が無い場合、ナンバープレートの取得ができません。自身が所有していて登録証、廃車証を紛失してしまった場合は、陸運局で再発行の手続きを行ってください。

また、フレームに歪みや変形があると、バイクは直進やカーブ時に安全に走行することができないので、非常に危険といえます。

解体

バイクの解体作業をおこなう際には、計画的に部品を取り外していくことが重要です。

一度に全ての部品を外してしまうと、どれがどこに付いていたのか分からなくなり、再組立ての際に大きな混乱を招く可能性があります。

具体的には、以下の各部位ごとに解体することをおすすめします。

上記の解体する順序や方法は、車種によって異なる場合があるので、あらかじめ注意が必要です。

また、取り外した部品は、カテゴリーごとに分けて保管しておくことで、スムーズに組立をおこなうことにもつながります。

各部品の清掃と整備

各部品の清掃から整備をすることが、レストアのメイン作業となります。

各パーツを徹底的に分解し、ゴム製のパッキンやシール類は可能な限り全て交換するようにしましょう。

実際に、ゴム製のパッキンやシール類は時間と共に劣化しやすく、そのまま使用すると後々トラブルの原因となってしまいます。

錆びてしまった部分については、しっかりとサビを落とした上で、防錆処理を施し、塗装することで再び錆びてしまうことを防ぐことにつながります。

組立

組み立て作業をおこなう際には、サービスマニュアルを参考にしながら、各部品を確実に取り付けていくようにしましょう。

エンジン周りやサスペンションなどの重要な部分は、指定されたトルクでしっかりと締め付け、作業が完了したらマーカーを使って確認しながら進めると締め忘れのリスクを減らすことができます。

部品の取り付ける順番は、解体時の逆順で行うとトラブルを避けやすくなるので、解体時の順序を記録しておくことで、組み立て時に手間を省くことができます。

車体の組立が完了したら、エンジンが正常に動作するかを確認しましょう。

バイクをレストアするメリット

バイクをレストアするメリットについては、以下があります。

それぞれのメリットについて紹介していきます。

古いバイクを復元できる

バイクをレストアするメリットとして、生産が終了した古いバイクを復元できることが挙げられます。

古いバイクを復元できるだけではなく、当時の新車の状態を忠実に再現することが可能です。

外観から内部の部品に至るまで、すべてを元の姿に戻すことが可能です。

事故で傷ついたり、時間とともに劣化した部分も、適切な修復を施すことで購入当時の輝きを取り戻すことができます。

このように、すでに生産が終了しており、中古市場にもあまり出回っていないバイクに乗ることができるのも、レストアの大きな魅力といえます。

バイクの構造の知識が身につく

バイクをレストアすることで、バイクの構造を詳しく理解することができ、それにより整備の知識も広がります。各部品がどの様な動きをしているのか、不調の原因になっている部品はどの部品か?など、自分の手で組み上げたものだからこそわかるようになるのです。基本的な構造を理解することで、車両が違っても応用し対応することも可能です。
知識と技術が身につくことでより良いバイクライフを楽しむ事ができるでしょう。

バイクをレストアする際の注意点

バイクをレストアする際の注意点については、以下があります。

それぞれの注意点について解説していきます。

耐久性が落ちてしまう可能性がある

バイクをレストアすることによって、バイク本体の耐久性が落ちてしまう可能性があります。

実際に、バイクのレストアには、高度な知識と技術が必要になります。

例えば、塗装のプロセスでは、錆びを防ぐための適切な処理や、車種に合った独自の色合いを再現するための細かい作業が求められます。

この作業を専門技術で正確に行わないと、錆びが発生したり、塗装が剥げたりして、バイクの耐久性が大きく低下してしまうリスクがあります。

また、車種ごとに必要な知識も異なるため、自分のバイクに合わせて適切に作業をするようにしましょう。

完成までに時間がかかってしまう

バイクの種類によって異なりますが、基本的にレストアの作業には膨大な時間が必要で、場合によっては数年にわたることも珍しくありません。

例えば、古い車種のバイクをレストアする場合は、必要な部品を入手するのが非常に困難になるので、完成までに膨大な時間がかかってしまいます。

自力で全ての作業を行う場合には、さらに時間がかかってしまうので、長期的な視野で取り組むようにしましょう。

コストがかかる

バイクのレストアでは、新しいバイクを購入するよりも高い費用がかかってしまうケースもあります。

レストアには通常の修理よりも多くの部品を必要とし、専門的なスキルと技術を要することが理由として挙げられます。

部品代だけでなく、作業工賃も考慮すると、その費用は高額になってしまいます。

コストを抑えようとすれば、社外品のパーツを利用する方法もありますが、それでも全体的な費用は高くなってしまいます。

そのため、レストアをおこなう前には、あらかじめ予算を設定し、見積もりを慎重に検討することが重要です。

失敗してしまうリスクがある

自分自身でレストア作業をする際には、失敗してしまうリスクがあるので、あらかじめ注意が必要です。

レストアの作業内容には、足回りやエンジンのオーバーホールなど、専門的な技術や経験が要求される工程が含まれるので、一つでも作業を誤っておこなってしまうと、エンジンが停止したり、車両が正しく走行できなくなったりする可能性があるのも事実です。

全ての作業を専門業者に依頼する必要はありませんが、専門知識が必要な工程や、自分のスキルでは難しいと感じる部分については、専門業者に依頼することをおすすめします。

レストアとオーバーホールの違い

オーバーホールとは、バイクの内部部品を徹底的に分解・点検し、必要に応じて修理または交換する作業を指します。

バイクのエンジン、トランスミッションなどの重要な構成要素が、長期間使用されることで消耗してしまうので、それらを分解してクリーニングし、新しいパーツに交換していきます。

オーバーホールをおこなうメリットは、部品を新品または改良されたものに交換することで、機械の性能を元以上に高めることです。

また、機械の内部を詳しく検査することで、潜在的な問題を早期に発見し、未然に防ぐことができます。

一方、レストアでは、バイクの外観を新しい状態に戻すことを主な目的とした作業です。

部品交換にとどまらず、見た目を含めた総合的な修復で、元のデザインや色を復元することで、新車のような状態に仕上げることが可能です。

バイクのレストアは楽しみながらやろう!

今回は、初心者がバイクをレストアする手順とはやバイクをレストアするメリットを紹介しました。

初心者がバイクをレストアする手順については、以下があります。

また、バイクをレストアする際の注意点を把握しておくことで、レストアが失敗してしまうリスクを減らすことにもつながります。

この記事を参考にして、バイクのレストアを楽しみながらやってみてはいかがでしょうか。

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