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【バイク過走行】走行距離が気になる人必見!寿命や注意点、選び方を徹底解説

上記のようなお悩みを解決する記事です。

実はバイクの走行距離は、適切なメンテナンスをしていれば、それほど気にする必要はありません。むしろ過走行のバイクには、価格が安い、希少モデルに出会えるなど、多くのメリットがあります。

この記事では、バイクの走行距離に関する疑問を解消し、過走行バイクのメリット・デメリット、選び方、メンテナンス方法、買取価格との関係まで、初心者にも分かりやすく解説します。

この記事を読めば、走行距離にとらわれず、自分にぴったりのバイクを見つけ、安心してバイクライフを楽しむことができるでしょう。過走行のバイクでも、正しい知識と適切なメンテナンスで、長く安全に走り続けることができます。ぜひ最後まで読んでみてください。

バイク過走行の基準と走行距離目安

バイクの走行距離が寿命や性能にどう影響するかは、ライダーにとって重要なテーマです。このセクションでは、バイクの一般的な走行距離の目安と排気量別の過走行基準について解説します。また、走行距離以外にバイクの寿命を左右する要因についても紹介します。

過走行の距離目安は何キロか

バイクの走行距離がどの程度で「過走行」となるかは、一般的には10万キロ前後と言われています。ただし、あくまで平均的な目安であり、実際の寿命は車種や使用状況によって大きく異なるため注意してください。大まかなエンジンの種類で言えば、2ストロークエンジンの場合は約5万キロ、4ストロークエンジンの場合は約10万キロといった違いがあります。

ただその一方で、実際には20万キロ以上走行しているバイクも珍しくありません。例えば、ハーレーダビッドソンのような大型バイクでは、適切なメンテナンスを行えば20万キロ以上走行する車体も存在します。逆に、スポーツバイクや小排気量のバイクはエンジンへの負荷が大きいため、寿命が短くなる傾向があります。

また、使用環境や乗り方によっても大きく変わってきます。例えば、頻繁に高回転で走行する場合や、過酷な環境で使用する場合は、寿命が短くなる可能性があります。

排気量別に見る過走行の基準

排気量によって、バイクの構造や使用環境が大きく異なります。以下、各排気量における具体的な走行距離の目安を解説します。排気量が大きくなるほど、一般的に過走行の基準も高くなる傾向があります。ただし、適切なメンテナンスを行い、丁寧に乗り続けた小排気量のバイクが、メンテナンス不足の大排気量バイクよりも長寿命であることも珍しくありません。つまり、排気量だけでなく、日々のケアや乗り方が重要なのです。

原付(50cc)の寿命と走行距離

原付(50cc)バイクの寿命と走行距離は、一般的に2万km程度が目安とされています。

原付バイクは、常に高回転で走行することが多く、頻繁な発進停止を繰り返すことによりエンジンへの負担が大きくなります。また、部品が小さく軽量なため、摩耗が早い傾向にあります。通勤や近距離の移動に使われることが多く、メンテナンス不足で早期に寿命を迎えるケースが多いです。

125ccバイクの寿命と走行距離

125ccクラスのバイクについては、一般的に3万km程度が目安とされています。

原付(50cc)よりもエンジンサイズが大きく、高速道路を走行できないためエンジンへの負担が若干軽減されます。この排気量帯も通勤・通学に使われることが多く、ノーメンテのまま手放されるケースも少なくありません。一方で、適切なメンテナンスを行って丁寧に乗り続けることで、7万km以上走行している車体も見られます。

250ccバイクの寿命と走行距離

250ccクラスは5万kmが一つの目安となります。

このクラスになると、高速道路走行やツーリングなど、より長距離で使用されることが多くなります。エンジンの設計も高回転・長時間走行を想定したものとなり、耐久性が大幅に向上します。整備記録の確認できる中古車なら、8万kmを超えるものでも十分な走行性能を期待できるでしょう。

大型バイク(400cc以上)の寿命と走行距離

大型バイクでは、5〜8万kmを過走行の基準と考えるのが一般的です。

400cc以上のバイクは、エンジンの余裕度が高く、部品の耐久性も格段に向上します。高速巡航時の回転数も低めに設定されており、エンジンへの負担が少なくなっています。クルーザーやツアラータイプで1000cc以上のバイクでは、10万kmを超えても問題なく走行できる例が数多く存在します。

走行距離以外で寿命を決める要素

バイクの寿命は、走行距離だけでなく、以下の要素によっても大きく左右されます。

5万km以上走行していても、定期的なメンテナンスを受けているバイクは、2万km程度でメンテナンス不足のバイクよりも良好な状態を保っている例が多くあります。また、保管環境も重要な要素です。屋外での長期放置は、たとえ走行距離が少なくても、錆や劣化を著しく進行させます。

過走行バイクのメリット・デメリット

過走行バイクには、メリットとデメリットの両方があります。メリットだけを見て飛びつくのではなく、デメリットもきちんと理解した上で購入を検討することが大切です。ここでは、過走行バイクのメリットとデメリットについて、それぞれ詳しく解説していきます。

メリット1:手頃な価格で購入できる

過走行バイクの最大のメリットは、価格が安いことです。走行距離が多いほど、買取価格が下がるため、中古車市場では安く販売されています。

同じ車種でも、走行距離が少ないバイクに比べて、数万円~数十万円安く購入できることもあります。予算を抑えたい方や、初めてのバイクで高額な出費を抑えたい方にとっては、大きなメリットと言えるでしょう。しっかりとした整備がされていれば、コストパフォーマンスが高い選択肢になります。

メリット2:希少モデルや人気車種に出会える

過走行バイクの中には、すでに生産終了している希少モデルや、中古車市場でもなかなか見つからない人気車種が含まれていることがあります。

走行距離が多いことを気にしなければ、掘り出し物が見つかる可能性もあります。特定の旧車を愛好するファンにとっては唯一の入手経路となるでしょう。

メリット3:メンテナンスでバイク知識が深まる

過走行バイクは、走行距離が多い分、様々な部品が摩耗している可能性があります。そのため、自分でメンテナンスをする機会が増え、バイクの構造や仕組みについて詳しくなれるというメリットがあります。

バイクのメンテナンスは、専門知識が必要な場合もありますが、簡単な整備であれば、自分で行うことも可能です。自分でメンテナンスをすることで、バイクへの愛着も深まるでしょう。

デメリット1:故障リスクが高い可能性がある

過走行バイクは、走行距離が多い分、エンジンや部品の摩耗が進んでいるため、故障のリスクが高くなる可能性があります。

特に、エンジンやミッション、サスペンションなどの主要部品は、古い車両になればなるほど故障する可能性が高まります。購入前にしっかりと整備記録を確認し、販売店に保証内容を確認しておきましょう。駆動系のトラブルは大きな修理費用がかかる場合があるため、注意してください。

デメリット2:メンテナンス費用が増える

過走行バイクは、走行距離が多い分、部品の交換や修理が必要になる頻度が高くなるため、メンテナンス費用がかさみがちです。

エンジンオイルやタイヤ、ブレーキパッドなどの消耗品の交換費用はもちろんのこと、エンジンやミッションなどの主要部品が故障した場合、高額な修理費用がかかることもあります。購入前に、しっかりと整備記録を確認し、今後のメンテナンス費用についても考慮しておきましょう。

デメリット3:売却時の買取価格が低くなる

購入時点で過走行のバイクであれば、売ろうと思ったときの買取価格にはあまり期待しないほうが良いでしょう。次のオーナーにとってもリスクがあると判断されるためです。

中古バイクの買取価格は、走行距離だけでなく、車種や年式、人気度、状態などによっても左右されますが、走行距離は大きなマイナスポイントとなることが多いです。

過走行バイク購入時のチェックポイント5選

過走行バイクを購入する際は、走行距離だけでなく、バイクの状態をしっかりと確認することが重要です。ここでは、過走行バイクを購入する際のチェックポイントを5つ紹介します。

直感的な外見の印象が実は重要

バイクの外観は、これまでの扱われ方を如実に物語ります。特に以下のポイントに注意してチェックしてください。

美しく保たれたバイクは、内部のメンテナンスにも気を使っているケースが多く、信頼性の指標になります。手入れの行き届いた過走行車は、放置された低走行車よりも状態が良いことが多いです。

整備記録簿は必ず確認

整備記録簿は、バイクのメンテナンス履歴を知る上で非常に重要な情報源です。

整備記録簿の内容を確認することで、バイクが適切にメンテナンスされてきたかどうかを判断することができます。整備記録簿がない場合は、購入を見送ることも検討しましょう。

エンジン音や駆動系のチェック方法

エンジンや駆動系の状態は、試乗時の音や挙動で判断できます。以下のポイントを重点的にチェックしましょう。

こうした問題が見つかる場合、修理費が高額になる可能性があるため、購入前に注意深く確認する必要があります。

消耗品の交換履歴と保管状態

タイヤ、ブレーキパッド、チェーン、スプロケット、フロントフォークなどの消耗品の交換履歴を確認しましょう。

また、バイクがどのように保管されていたかも重要です。屋内保管されていたバイクは錆びが少なく、パーツの劣化も抑えられているため、良好なコンディションである場合が多いです。たとえ走行距離が少なくても、劣化が著しく進行している可能性があります。

信頼できる販売店かどうか

最終的には、信頼できる販売店から購入することが重要です。納車前にしっかりと整備が行われ、アフターサポートも充実している販売店なら安心して購入できるでしょう。また、店舗によっては購入後のメンテナンス割引などの特典がある場合もあります。初めてのバイク購入や過走行バイクに不安がある方は、信頼性のある店舗で相談しながら選ぶと良いでしょう。店舗選びの際は、オンラインでの口コミやレビューも参考にして、事前にリサーチを行うことをおすすめします。以下のポイントに注意してみてください。

過走行バイクを長持ちさせるメンテナンス方法

過走行バイクを長く乗り続けるためには、適切なメンテナンスが欠かせません。ここでは、過走行バイクを長持ちさせるためのメンテナンス方法を紹介します。

エンジンオイルとフィルターの定期交換

エンジンオイルは、エンジンの潤滑や冷却、洗浄などの役割を果たす重要なオイルです。走行距離が増えるにつれて、エンジンオイルは劣化し、性能が低下します。そのため、定期的にエンジンオイルを交換する必要があります。

エンジンオイルの交換時期は、バイクの取扱説明書に記載されていますが、一般的には3,000キロごとに交換することが推奨されています。エンジンオイル交換の2回に1回は、オイルフィルターも交換しましょう。オイルフィルターは、エンジンオイルに含まれる不純物を取り除く役割を果たします。

チェーンの清掃と注油で寿命を延ばす

チェーンは、エンジンの動力を後輪に伝える役割を果たす重要な部品です。走行距離が増えるにつれて、チェーンは伸びたり、摩耗したりします。そのため、定期的にチェーンの清掃と注油を行う必要があります。

チェーンの清掃には、専用のクリーナーを使用しましょう。チェーンの汚れを落とし、注油することで、チェーンの寿命を延ばすことができます。

タイヤの空気圧と溝のチェック

タイヤは、バイクの走行安定性に大きく影響する部品です。走行距離が増えるにつれて、タイヤは摩耗し、溝が浅くなったり、ひび割れが発生したりします。

タイヤの空気圧は、定期的にチェックし、適正な空気圧を維持しましょう。タイヤの溝が浅くなってきたら、早めに交換することが重要です。

ブレーキパッドとディスクの摩耗確認

ブレーキパッドとディスクは、バイクを安全に停止させるために必要な部品です。走行距離が増えるにつれて、ブレーキパッドとディスクは摩耗します。

ブレーキパッドの残量が少なくなってきたら、早めに交換しましょう。ブレーキディスクも、摩耗が進んでいたら交換が必要です。

バッテリーの状態管理でトラブル防止

バッテリーは、バイクのエンジンを始動させるために必要な部品です。年月と共にバッテリーは劣化し、性能が低下します。

バッテリーの電圧も、定期的にチェックし、低下していたら充電または交換が必要です。

エアフィルターの清掃で性能維持

エアフィルターは、エンジンに吸い込まれる空気中のゴミや埃を取り除く役割を果たします。走行距離が増えるにつれて、エアフィルターは汚れ、性能が低下します。

エアフィルターの清掃は、バイクの取扱説明書に記載されていますが、一般的には10,000キロごとに、原付スクーターは、3,000キロごとに清掃することが推奨されています。エアフィルターが汚れていると、エンジンの性能が低下したり、燃費が悪化したりするため、定期的に清掃することが重要です。

プロによる定期点検の重要性

自分でできるメンテナンスも重要ですが、プロの整備士による定期点検も必ず受けましょう。

プロの整備士は、バイクの状態を詳しくチェックし、必要なメンテナンスを提案してくれます。定期点検を受けることで、バイクの故障を未然に防ぎ、安全に長く乗り続けることができます。

バイクの走行距離と買取価格の関係

バイクの走行距離は、買取価格に大きな影響を与える要素の一つです。一般的に、走行距離が増えるほど買取価格は下がる傾向にありますが、その影響度は車種や状態によって異なります。

走行距離は買取価格にどう影響するか

走行距離が買取価格に影響を与える理由は、主に以下の3点です。

ただし、走行距離が長いからといって必ずしも査定価格が大幅に下がるわけではありません。バイクの状態やメンテナンスの履歴、車種によっては高値がつくケースもあります。特に、大型バイクなどは耐久性が高いため、走行距離が多くてもメンテナンス状況次第では良い査定を受けることができます。

過走行でも査定額に影響が少ないバイクの特徴

過走行でも査定額に影響が少ないバイクには、以下のような特徴があります。

過走行バイクのリセールバリューを保つためのコツ

高走行距離のバイクでもできるだけ高く売るためには、以下のポイントに注意しておくと良いでしょう。

メンテナンス記録をきちんと残す

定期的なメンテナンスを行い、その記録をしっかりと保管しておきましょう。整備記録があるバイクは、次のオーナーにとって安心材料となり、査定額が上がる要因となります。

人気車種の選び方でリセールを狙う

もし購入時点でリセールを考えているなら、将来も人気が続きそうな車種を選ぶことが大切です。特に絶版モデルやカスタムのしやすいバイクは、市場での価値が長く続く傾向があります。

見た目を美しく保つためのケア

外観の美しさは査定時に大きなプラスになります。洗車や錆びの除去、傷の修理を怠らず、日常的にきれいな状態を保つことが大切です。走行距離が多くても、外観の良さでカバーできる場合があります。

まとめ|過走行バイクでも安心安全に楽しむために

バイクの走行距離は、確かに重要な要素の一つです。しかし、走行距離だけでバイクの状態を判断することはできません。過走行バイクでも、適切なメンテナンスをしていれば、長く安全に楽しむことができます。

中古バイクを購入する際は走行距離だけでなく、バイクの状態をしっかりと確認し、信頼できる販売店で購入することが大切です。

この記事が、過走行バイクの購入を検討している方にとって少しでも参考になれば幸いです。

また全国60店舗以上で展開しているオートバイ用品専門店の2りんかんでは、国家整備士が法定点検を実施しています。バイクのパーツは日に日に劣化していきますので、目に見えない部分に危険が発生していないとも限りません。まずは一度点検を行うことをおすすめします。
https://2rinkan.jp/pit/syuuri/

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