【60代からのバイクライフ】おすすめバイク12選と選び方を徹底解説!
定年後の趣味や、自由な時間を活かしてバイクを始めたいと考える方は増えています。しかし、体力や安全面について不安に思うこともあるでしょう。正しい知識と準備があれば、60代からでもバイクは安全に楽しめます。
この記事では、60代からバイクを始めるための基礎知識や、おすすめのバイク、失敗しない選び方、注意点 まで徹底解説します。初心者の方や、リターンライダーの方でも安心してバイクを楽しめる情報をまとめました。
この記事を読めば、あなたにぴったりのバイク選びができ、安心・快適なツーリングを実現できます。人生をより豊かにする素晴らしい趣味を手に入れるために、ぜひ参考にしてみてください。
バイクライフをこれから始める60代の方に向けて、事前に知っておきたいポイントをまとめました。ここでは、以下の基本的な事項について解説します。
60代からのバイク免許取得は、法律上全く問題ありません。バイク免許の取得に年齢の上限はないのです。バイク免許には、取得できる最低年齢は決まっていますが、上限年齢はありません。つまり、60歳以上のシニアでも免許を取得し、老後の趣味などとしてバイクデビューすることは可能です。
実際、多くのシニアの方がバイクを楽しんでいます。日本自動車工業会の調査によると、2021年の二輪車購入者の平均年齢は54.2歳となっており、60代からのバイクデビューも決して珍しくないと考えられます。
ただし、高齢者講習の受講が必要になる場合があります。70歳から74歳までの方は、免許更新時に高齢者講習の受講が義務付けられています。この講習では、運転適性検査や座学を通じて、安全運転に必要な知識を学びます。75歳以上の方は、さらに認知機能検査も受ける必要があります。これらの講習や検査は、高齢ドライバーの安全を確保するためのものです。
バイクの運転には、一定の体力と運動能力が求められます。具体的には、車両の取り回し、乗車姿勢の維持、安全確認のための動作などです。これらは安全運転に欠かせない、基本的な動作と言えるでしょう。
バイクの運転で特に重要なのは、バランス感覚と筋力です。バイクを引き起こす際や、低速走行時には、バランスを保つ力が必要となります。また、安全確認時の首振り動作や、長時間乗車する際の姿勢維持にも、相応の筋力が必要です。
具体的には、以下のような能力が求められます。
しかし、過度に心配する必要はありません。バイクは、自分に合った車種を選ぶことで、体力的な負担を軽減できます。軽量な車体や足つき性の良いシート高のモデルを選べば、取り回しや乗車姿勢の維持も楽になるでしょう。日常的な運動で、体力維持に努めることも大切です。
バイクの年間維持費は、排気量や使用状況によって異なります。一般的に、最低でも年間7〜8万円程度を見込んでおくとよいでしょう。
主な維持費の内訳は、以下の項目で構成されます。
250ccクラスのバイクは維持コストが比較的抑えられるため、バイク初心者やブランクがある方の慣らしとしても最適です。例えば250ccクラスのバイクの場合、年間維持費の目安は以下のようになります。
合計すると、年間約8万円程度の維持費が必要になる計算です。これに加えて、ヘルメットやジャケットなどの装備品の購入費用も考慮する必要があるでしょう。バイクの購入予算は、新車か中古車かによって大きく異なります。新車の場合、250ccクラスで50万円から80万円程度、400ccクラスで80万円から100万円程度が相場でしょう。一方、中古車であれば、250ccクラスで20万円から50万円程度、400ccクラスで40万円から70万円程度で購入可能です。
予算設定の際は、バイク本体の購入費用だけでなく、これらの維持費も含めて計画を立てることが大切です。また、予期せぬ修理費用などに備えて、ある程度の余裕を持った予算設定をすることをおすすめします。
バイクに乗る上で、適切な装備と保険は欠かせません。まず、ヘルメットの着用は法律で義務付けられています。頭部を保護する重要な装備のため、必ず着用しましょう。加えて、プロテクター入りのジャケットやパンツ、グローブ、ブーツなどの着用をおすすめします。
主な安全装備には以下のようなものがあります。
身につける装備は、必ず自分の体型に合ったものを選びましょう。特にヘルメットは、試着して快適なフィット感のあるものを選ぶことが大切です。
保険に関しては、自賠責保険への加入が法律で義務付けられています。自賠責保険は、対人事故を補償する強制保険です。しかし、補償額には限度があるため、任意保険への加入も検討しましょう。任意保険では、対物事故や自身の怪我も補償対象となります。
任意保険を選ぶ際は、補償内容と保険料のバランスが大切です。年齢や運転歴、年間走行距離などに応じて、最適なプランを選びましょう。複数の保険会社を比較検討し、自分に合った保険を見つけてください。
60代の方におすすめのバイクを、排気量別にご紹介します。以下の3つのカテゴリーに分けて、合計12のモデルをピックアップしました。
それぞれの特徴や魅力を詳しく解説していきます。
メーカー | 車種名 | 排気量 | 車重 | シート高 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
ホンダ | レブル250 | 250cc | 171kg | 690mm | 610,500円 |
スズキ | ジクサーSF250 | 250cc | 158kg | 800mm | 556,600円 |
ホンダ | CBR250R | 250cc | 164kg | 780mm | 621,500円 |
ヤマハ | セロー250 | 250cc | 133kg | 830mm | 588,500円 |
カワサキ | エストレヤ | 250cc | 160kg | 735mm | 566,500円 |
ホンダ | CB400SF | 399cc | 192kg | 755mm | 854,700円 |
ヤマハ | トリシティ300 | 292cc | 239kg | 780mm | 858,000円 |
ヤマハ | SR400 | 399cc | 174kg | 785mm | 660,000円 |
ホンダ | GB350 | 348cc | 180kg | 800mm | 594,000円 |
ホンダ | ゴールドウイング | 1833cc | 385kg | 745mm | 3,719,000円 |
ハーレーダビッドソン | ロードキング | 1745cc | 356kg | 695mm | 3,294,000円 |
ホンダ | HAWK 11 | 1082cc | 214kg | 820mm | 1,397,000円 |
60代の方がバイクを始める際、基本的には250ccクラスがおすすめです。このクラスのバイクは、扱いやすさと経済性を兼ね備えており、初心者やブランクのある方に適しています。
250ccクラスのバイクは、車体が軽く、足つき性が良いモデルが多いです。そのため、信号待ちや渋滞時でも、安定して車体を支えられます。Uターンや方向転換も容易なため、狭い道でも安心です。
また、250ccクラスは、燃費性能に優れているモデルが多い傾向にあります。燃料費は、長期的に見れば大きな出費となるため、燃費の良さは重要なポイントでしょう。車検が不要な点も、維持費を抑えられる大きなメリットです。
250ccクラスは、高速道路も走行可能です。最高出力は400ccクラスに劣りますが、法定速度内であれば、十分に流れに乗って走行できます。60代のライダーにとって、250ccクラスは最適な選択肢の一つと言えるでしょう。
250ccクラスには、個性豊かなモデルが揃っています。ここでは、特におすすめの5車種を紹介します。スポーティーなモデルから、クラシカルなモデルまで、幅広いラインアップが魅力です。
ホンダ レブル250は2017年に登場して以来、そのユニークなスタイリングと扱いやすさで多くのファンを獲得してきました。レブル250の特徴は以下のとおりです。
2025年モデルでは、さらに使いやすさが向上しています。
レブル250はアメリカンクルーザースタイルでありながら、日本の道路事情に適したサイズと性能を持っています。60代のライダーにとっては、扱いやすさと個性的なスタイルを両立したモデルとして、街乗りやショートツーリングに最適です。また、カスタマイズの幅が広いのも魅力の一つです。個人の好みや用途に合わせて、外装パーツやハンドル、シートなどを変更することで、より自分らしいバイクに仕上げることができます。
ジクサーSF250の最大の特徴は、249ccの油冷単気筒エンジンです。このエンジンは9000回転で最高出力26psを発生し、7300回転で最大トルク2.2kgf-mを発揮します。低回転からトルクフルで粘り強く、高回転ではパワフルな加速を実現しており、街乗りからツーリングまで幅広く対応できます。
車体の軽量さも魅力的です。装備重量は158kgと、同クラスのバイクの中でも軽量な部類に入ります。この軽さは、60代のライダーにとって取り回しの良さにつながり、停車時や低速走行時の安定感を高めます。燃費性能も優れており、国土交通省届出値の定地燃費値は60km/h走行時に44.5km/L(2名乗車時)を記録しています。この経済性は、維持費を抑えたいシニアライダーにとって大きな魅力となるでしょう。
走行性能も高く評価されています。エンジンのフィーリングは、低回転のトルクをしっかりと感じることができつつ、高回転まで軽やかに回るスポーティさを兼ね備えています。高回転になるにつれて振動がひとつにまとまってくるため、不快感が少ないのも特徴です。
ハンドリング面では、250ccシングル車からイメージするヒラヒラしたものではなく、しっとりした接地感があります。これは、60代のライダーにとって安心感につながるでしょう。寝かし込みや切り返しの際にも安定感があり、狭い場所でのUターンも苦になりません。
装備面では、6速ミッション、前後ディスクブレーキ、ラジアルタイヤ、LEDヘッドライトを標準装備しています。フルデジタルの液晶メーターにはシフトポジションを表示する機能も搭載されており、快適で安全な走行をサポートします。
CBR250Rは2011年に登場し、2014年にフルモデルチェンジを経て、さらに進化を遂げました。主な特徴は以下のとおりです。
CBR250Rのエンジンは、ホンダらしい高回転型の特性を持ちながら、低回転域でも扱いやすい特性を備えています。レッドゾーンの10500回転まで気持ちよく吹け上がり、排気音と鼓動感も心地良いと評価されています。走行性能面では、ワインディングでの安定感が高く評価されています。高速域でも比較的安全な領域で楽しめるキャラクターを持ち、コーナリング中の進路変更も容易です。
装備面ではフルカウルを採用し、高速走行時の風圧負担を軽減しています。これにより、長距離ツーリングでの快適性が向上しています。CBR250Rは、スポーティな外観と扱いやすさを両立させた、スポーツバイクを楽しみたい60代ライダーにも適したモデルと言えるでしょう。高回転まで楽しめるエンジン特性と安定した走行性能は、若い頃のバイク体験を思い出させつつ、現在の体力に合わせた楽しみ方ができる点が魅力です。
セロー250は、往年のトレールバイクブームを強く記憶している60代のライダーにとって理想的な選択肢の一つと言えるでしょう。主な特徴は以下のとおりです。
セローは、街乗りはもちろん、軽いオフロード、ちょっとしたツーリングまで、幅広いシーンに対応できます。もちろんオフロード車だけに、山道や未舗装の道でも安定した走行が可能です。60代のライダーにとって、セロー250の扱いやすさは大きな魅力です。軽量でハンドル切れ角も広いため、自転車に近い感覚で取り回せるでしょう。
また、低速での安定性が高く、狭い林道でのUターンも容易です。シンプルな構造のため、バイクいじりが趣味な人や、複雑なメンテナンスを避けたい人にも適しています。ただし、高速道路での走行には注意が必要です。セロー250は100km/hを超える速度も出せますが、長時間の高速走行は避けることをおすすめします。
1992年に登場したこのモデルは、クラシカルなデザインと扱いやすさで長年愛され続けてきました。エストレヤの主な特徴は以下のとおりです。
エストレヤのエンジンはロングストロークの空冷SOHC2バルブ単気筒で、低中速域でのトルクフルな走りが特徴です。これにより、市街地での扱いやすさと、ツーリングでの余裕ある走りを両立しています。走行性能面では、3000〜5000rpmの間でトロトロと流すような走りが楽しめます。低中速トルクが増強されているため、5速3000rpmからでも加速する粘り強さを備えています。これは、60代のライダーにとって無理なく快適に走れるため、大きなメリットとなるでしょう。
装備面では、前後ディスクブレーキやセルモーターを備えており、クラシカルな外観ながら現代的な安全性と利便性を確保しています。また、キャブトンタイプのマフラーから発せられる力強いエキゾーストサウンドも乗る楽しさを高めています。
クラシカルな外観と扱いやすさから、美的センスに敏感な女性からも高い評価を得ています。60代のライダーにとっては、若い頃の憧れを思い出させつつ、現在の体力に合わせた楽しみ方ができる点が魅力です。のんびりとした走りを楽しみたい方にとって、理想的なパートナーとなるでしょう。
「250ccでは物足りない」と感じる方には、扱いやすい中型クラスがおすすめです。ここでは、400ccクラスを中心に、おすすめの4車種を紹介します。適度なパワーと安定感のある走りが魅力です。
ホンダのCB400SFは、教習車としても採用される、扱いやすさに定評のあるネイキッドモデルです。スムーズな回転上昇が特徴の水冷4気筒エンジンを搭載しています。低重心設計と適度な車体サイズで、安定感のある走りが楽しめます。
主な特徴は以下のとおりです。
ヤマハのトリシティ300は、前2輪、後1輪のLMW(リーニング・マルチ・ホイール)機構を採用した、個性的なモデルです。前2輪による高い安定感と、優れた制動力が魅力と言えます。スクータータイプの利便性とバイクの走る楽しさを兼ね備えています。バイクを楽しみたいけれど二輪はやっぱり不安、という方に最適なモデルと言えるでしょう。
ヤマハのSR400は、1978年の発売以来ほとんど形を変えていない、ロングセラーモデルです。美しい造形の空冷単気筒エンジンと、シンプルな車体構成が特徴です。キックスターターによるエンジン始動は、所有する喜びを感じさせてくれるでしょう。
ホンダのGB350は、空冷単気筒エンジンを搭載する、クラシカルな雰囲気のスポーツモデルです。心地よい鼓動感と、力強いトルク特性が魅力です。スチール製フレームと、正立フォークの組み合わせは、しなやかな乗り心地を生み出します。
「どうせ乗るなら、大型バイクに乗りたい」と考える方もいるでしょう。ここでは、大人のライダーにふさわしい、個性と風格を備えた大型バイク3車種を紹介します。所有する喜びと、走る楽しさを存分に味わえるモデルです。
ただし、車体が大きく重いため、取り回しには注意が必要です。自分の体力と技量に見合ったモデルを選び、安全に大型バイクを楽しみましょう。
ホンダのゴールドウイングは、快適な長距離走行を可能にする、ラグジュアリーツアラーです。水平対向6気筒エンジンは、静粛性と滑らかさに優れています。電動リバースやウォーキングモードなど、利便性の高い装備も充実しています。
ハーレーダビッドソンのロードキングは、アメリカンクルーザーを代表するモデルです。大排気量のV型2気筒エンジンが生み出す、迫力のサウンドと鼓動感が魅力です。ゆったりとしたライディングポジションと優れた直進安定性で、快適なクルージングを楽しめます。
ホンダのHAWK11は、大型ロケットカウルを装備した、個性的なカフェレーサースタイルのスポーツモデルです。並列2気筒エンジンは、低中回転域から力強いトルクを発生します。セパレートハンドルとバックステップによる、前傾したライディングポジションが特徴的です。
60代のバイク選びでは、体力や体格に合った、無理なく乗れるモデルを選ぶことが大切です。ここでは、失敗しないためのポイントを4つ紹介します。
60代のライダーにとって、バイクの軽さと取り回しの良さは重要なポイントです。重い車体は、停車時や押し引き時に大きな負担となります。軽量なモデルを選ぶことで取り回しやすさが向上し、疲労の軽減にもつながります。
一般的に、排気量が小さいほど車体は軽く、取り回しもしやすくなります。また、同じ排気量でも、モデルによって重量は異なります。カタログスペックで車両重量を確認することが大切です。
ただし、軽さだけを重視すると、走行安定性が損なわれる可能性があります。特に高速走行時は、ある程度の重量があったほうが安定して走行できます。軽さと安定性のバランスを考慮し、自分に合ったモデルを選びましょう。
バイク選びでは、実際にまたがって足つき性を確認することが重要です。足つき性は、停車時の安心感に直結します。両足が地面にしっかりと着くことで、停車時や発進時の不安を軽減できます。
足つき性は、シート高だけでなく、シート形状や車体幅にも影響されます。カタログ上のシート高が同じでも、実際にまたがってみると足つき性が異なる場合があります。特に、シート前方が絞り込まれているモデルは、足つき性が良い傾向にあります。
店頭で実車にまたがる際は、できるだけライディングウェアを着用し、実際の乗車姿勢に近い状態で確認しましょう。足つきを確認する際のポイントは以下のとおりです。
足つき性の良いバイクを選ぶことは、立ちゴケのリスクを減らし、安全運転につながります。
ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)や、トラクションコントロールなどの安全装備は、転倒リスクを軽減します。快適装備は、長距離走行時の疲労軽減に効果的です。
ABSは急制動時のタイヤロックを防ぎ、転倒を抑制する効果があります。特に、雨天時や路面状況が悪い場合に有効です。トラクションコントロールは、加速時のタイヤの空転を抑え、安定した走行をサポートします。これらの安全装備は、万が一の際のリスク軽減に役立ちます。
快適装備としては、グリップヒーターやETC車載器などが挙げられます。グリップヒーターは、冬季のライディングで手のかじかみを防ぎます。ETC車載器は、高速道路の料金所をスムーズに通過できるため、長距離走行時に便利です。
安全性と快適装備の充実度は、モデルによって異なります。自分のライディングスタイルや、使用環境に合わせて、必要な装備を備えたモデルを選びましょう。安全で快適なバイクは、長く乗り続けられる一台となるでしょう。
バイクは、単なる移動手段ではなく、趣味性の高い乗り物です。60代のライダーにとっても、デザインや外観の格好良さは重要な選択基準の一つです。クラシックなデザインや、高級感のある仕上げなど、自分の好みに合ったスタイルのバイクを選ぶことで、乗る楽しみだけでなく、眺める喜びも得られます。
ただし、デザイン性だけを重視すると、実用性が損なわれる可能性があります。デザインと実用性のバランスを考慮し、自分に合ったモデルを選ぶことが大切です。
60代からバイクを始める際は、体力や健康状態に配慮し、安全運転を心がけることが大切です。ここでは、注意すべきポイントを5つ紹介します。
長時間の連続走行は、疲労の蓄積につながります。疲労は判断力や操作精度の低下を招き、事故のリスクを高めます。
走行計画を立てる際は、1日の走行距離を控えめに設定しましょう。例えば、1日の走行距離を200km以内に抑えるなど、余裕を持った計画が大切です。また、こまめに休憩を取ることも重要です。1時間に1回、10分程度の休憩を取ることで、疲労の蓄積を抑えられます。
宿泊を伴うツーリングの場合は、宿泊地の選定にも注意が必要です。移動距離が長いと疲労が蓄積しやすくなります。宿泊地は、無理なく移動できる範囲で選ぶことが大切です。
自分の体力と相談しながら、無理のない走行計画を立てましょう。
年齢を重ねると、視力や反射神経が衰える傾向にあります。60代のライダーは、自身の身体的変化を自覚し、それに応じた運転を心がけることが大切です。
視力の衰えは、周囲の状況の認識に影響を与えます。定期的に視力検査を受け、必要に応じて眼鏡やコンタクトレンズを使用しましょう。また、夜間や薄暮時は、視認性が低下します。これらの時間帯の走行はできるだけ避けたいものです。
反射神経の衰えは、緊急時の対応の遅れにつながります。車間距離を十分に取る、速度を控えめにするなど、余裕を持った運転を心がけましょう。また、危険予測能力を高めることも重要です。周囲の状況をよく観察し、危険を早めに察知するよう努めましょう。
自身の身体的変化を自覚し、それに応じた運転を心がけることが、安全運転の第一歩です。年齢を重ねても安全にバイクを楽しむために、心がけたいポイントと言えます。
シニア世代のライダーは、転倒時の怪我のリスクが高くなります。骨密度の低下や皮膚の弾力性の減少により、若い頃よりも怪我が重症化しやすいのです。そのため、適切な防護具の装着が非常に重要になります。
以下の防護具の着用をおすすめします。
特に、胸部と背中を守るプロテクターは、重大事故のリスクを減らす上で効果的です。グローブは手のひらを保護するだけでなく、グリップ力を高め、操作性の向上にもつながります。ブーツは足首を保護し、転倒時の怪我のリスクを軽減します。
防護具を装着する際は、自分の体格に合ったサイズを選びましょう。大きすぎると、防護具本来の性能を発揮できません。小さすぎると動きを妨げ、ライディングに支障をきたします。適切なサイズの防護具を装着し、安全にバイクを楽しみましょう。
健康状態の変化は、ライディング適性に影響を与える可能性があります。早期に異常を発見し、適切に対処することで安全にバイクを楽しみ続けられます。
健康診断では、視力、聴力、血圧、血液検査などの基本的な項目を確認しましょう。特に、視力と聴力は、安全運転に欠かせない要素です。視力の低下は、標識の見落としなどにつながります。聴力の低下は、周囲の音の察知を妨げます。
また、持病がある場合は、主治医にバイクの運転について相談しましょう。病状によっては、運転を控える必要があるかもしれません。医師の助言を参考に、自身の健康状態に応じたライディングを心がけましょう。
ツーリングを楽しむ際は休憩を多めに取り入れ、疲労の蓄積を防ぐことが重要です。疲労は判断力や操作精度の低下を招き、事故のリスクを高めます。
休憩を取る際は、1時間に1回、10分から15分程度を目安にしましょう。長時間の連続走行は避け、こまめに休憩を取ることが大切です。休憩時は、バイクから降りてストレッチをするなど、身体を動かすことをおすすめします。
また、水分補給も重要です。脱水症状は集中力の低下を招きます。こまめに水分を補給し、脱水症状を予防しましょう。特に夏季は、熱中症のリスクが高まります。十分な水分補給を心がけましょう。
休憩場所の選定にも注意が必要です。景色の良い場所や設備の整った場所を選ぶことで、リフレッシュ効果が高まります。休憩を楽しみながら、安全にツーリングを続けましょう。
60代は、第二のバイクライフを始めるのに最適な時期です。時間的な余裕が生まれ、新たな挑戦への意欲も高まるでしょう。適切な知識と準備があれば、安全にバイクを楽しめます。
バイク選びでは、軽量で扱いやすい250ccクラスがおすすめです。維持費も抑えられ、経済的です。中型クラスや大型バイクに挑戦するのも良いでしょう。自分の体力や好みに合わせて、最適なモデルを選びましょう。
この記事が、バイクを通じて人生を豊かにするための一助となれば幸いです。
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