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【バイク立ちゴケ】修理代を安く抑える方法|パーツ別費用&保険活用術

バイクの立ちゴケは本当に避けたいものですが、誰にでも起こり得るトラブルです。私も長年バイクに乗っていますが、何度か苦い経験をしてきました。

この記事では、立ちゴケ後の正しい対応から修理代の相場、費用を抑えるテクニックまで、初心者ライダーでも分かりやすく解説します。これを読めば、立ちゴケ後の対応に自信が持て、修理代を最小限に抑えることができるでしょう。

万が一の際にも冷静に対処できるよう、ぜひ最後まで読んでみてください。

立ちゴケ後の正しい対処手順5つ

立ちゴケ後の正しい対処手順5つ

バイクの立ちゴケは、経験豊富なライダーでも起こりうるトラブルです。適切な対応を知っておくことで、被害を最小限に抑え、安全に対処できます。ここでは、立ちゴケ後の対処手順を紹介します。

  1. エンジンを停止し、二次被害を防ぐ
  2. バイクを安全に引き起こす方法
  3. 運転可能かを確認する15のチェックポイント
  4. 警察に連絡が必要か判断する基準
  5. 保険会社への連絡と修理見積もりの手順

エンジン停止と2次被害の防止

立ちゴケ直後は、まず周囲の安全を確認します。後続車が迫ってくるようなら大きく手を振って存在を知らせてください。
周囲の安全が確認できたら、エンジンを停止してください。インジェクション車両は、傾きによってエンジンを停止する車両もありますが、キーOFFでエンジンを切ることをおすすめします。
エンジンを完全に停止できたら、倒れたバイクを引き起こします。バイクを路肩に寄せ、交通の妨げにならないようにしてください。ミラーやウインカーが破損した場合は、後続車の迷惑にならない程度に片付けてください。
エンジンを再始動し、オイルや冷却水のもれが無いか、破損箇所の確認をしてください。
問題なければ、広いスペースがあるところまで移動してください。
車両が動かせない場合は、ハザードランプや三角表示板、停止表示灯を使用して存在をアピールしてください。

バイク引き起こしの安全な手順

バイクを引き起こす際は、腰を痛めないよう注意が必要です。正しい方法で引き起こさないと、バイクを再度倒すリスクもあります。

倒れたバイクの横にしゃがみ、片手でハンドル、もう片手でシートレールを掴む、ハンドルをいっぱいに切って前後のタイヤを路面に接地させてください。上半身をタンクやシートの部分にしっかりと密着させ、バイクを前斜め上、もしくはほとんど水平に押すように脚力を使って押し出します。この時、胸で押すような体制をキープしてください。
また、右に倒れた場合はサイドスタンドを出してから起こすと、行き過ぎて反対側に倒れることを防げます。
坂道や重たい車両で一人では無理そうな場合は、助けを呼んで手伝ってもらいましょう。
バイクが完全に起きたら、安全な場所にバイクを移動させてください。

運転可能か確認する15のチェックポイント

バイクの運転可否を判断するには、各部の損傷具合をチェックします。損傷が大きいと、走行中に事故に繋がる危険性があります。

まず、外観から確認しましょう。カウルやタンク、ミラーなどに大きな傷や割れがないか確認してください。次に、灯火類をチェックします。ヘッドライト、ウィンカー、テールランプが正常に点灯するか確認しましょう。

その後は、エンジンを始動し、異音や振動がないか確認します。ハンドルやレバー、ペダル類が正常に操作できるか確認してください。ブレーキの効き具合も確認してください。これらの確認で問題なければ、自走可能と判断できます。

運転可否を確認する15のチェックポイント

立ちゴケしてしまったら、念のためにバイクが運転可能かどうか落ち着いて確認しましょう。以下の15のチェックポイントを順に確認します。

  1. ハンドルバーの歪み
  2. ブレーキレバーの破損
  3. クラッチレバーの破損
  4. ミラーの損傷
  5. ウインカーの破損
  6. ヘッドライトの破損
  7. テールライトの破損
  8. ステップの破損
  9. リアブレーキペダルの破損
  10. シフトペダルの破損
  11. ステップホルダーの破損
  12. エンジンの異音
  13. オイル漏れ、滲み
  14. 燃料漏れ
  15. 電装系統の動作確認

これらのチェックポイントを一つずつ確認し、異常がないことを確認します。基本的には平地での立ちゴケで走行不能になることはありませんが、少しでも不安がある場合は、無理に運転せずロードサービスを利用するのも良いでしょう。

警察への連絡は必須か任意か判断基準

立ちゴケで警察への連絡が必要かどうかは、状況によって異なります。単独事故で、自身やバイクにのみ損害がある場合は、警察への連絡は必須ではありません。

しかし、他車や物に損害を与えた場合は、警察への連絡が義務付けられています。ガードレールや標識などに接触した場合も同様です。また、負傷者がいる場合も、警察への連絡が必要です。

判断に迷う場合は、警察に連絡することを推奨します。連絡を怠ると、後々トラブルに発展する可能性があります。事故の状況を正確に伝え、指示を仰ぎましょう。

保険会社への連絡と修理見積もり依頼

加入している任意保険会社へ連絡します。保険を利用する際には、状況を正確に伝えることが大切です。

立ちゴケは、自損事故扱いとなります。車両保険に加入していれば、修理費用の補償を受けられる場合があります。ただし、保険の契約内容によっては、免責金額が設定されていることもあります。補償内容を事前に確認しておきましょう。

保険を利用する場合、修理前に工場で見積もりを取る必要があります。無断で修理すると、補償を受けられない可能性があるので注意してください。保険会社と連携を取り、スムーズに手続きを進めましょう。

【パーツ別】立ちゴケの修理代目安

【パーツ別】立ちゴケの修理代目安

バイクの立ちゴケで生じる修理代は、破損したパーツによって大きく変わります。ここでは、主要なパーツ別の修理代目安を紹介します。

各パーツの修理費用相場を知っておくことで、修理の際の予算立てがしやすくなるでしょう。

カウル・外装

カウルの修理代は、傷の程度や車種によって大きく異なります。小さな擦り傷程度であれば、コンパウンドで磨くことで目立たなくできるかもしれません。この場合、数千円程度で済むでしょう。

しかし、広範囲の傷や割れが生じた場合は、カウルの交換が必要です。純正カウルの場合、数万円から、車種によっては10万円を超えることもあります。

社外品のFRPカウルであれば、純正品より安価な傾向にあります。ただし、塗装費用が別途必要です。塗装は専門業者に依頼することが多く、数万円の費用がかかります。

ミラー・ハンドル

ミラーの修理代は、比較的安価です。純正ミラーでも、片側5,000円から1万円程度で交換可能です。社外品のミラーであれば、より安価なものもあります。

ハンドルの修理代は、ハンドルの種類や車種によって異なります。一般的なバーハンドルの場合、1万円から3万円程度が相場でしょう。ただし、セパレートハンドルの場合、片側のみの交換で済むこともあります。

ハンドルの交換の工賃は、1万円から2万円程度を見込んでおくと良いです。作業は、バイクショップに依頼するのが無難でしょう。

エンジン周り

エンジン周りの修理代は、高額になる傾向にあります。立ちゴケでエンジンカバーにクラックが入った場合、カバーの交換が必要です。エンジンカバーの部品代は、1万円から3万円程度でしょう。

しかし、エンジン本体にダメージがある場合は、修理費用が跳ね上がります。最悪の場合、エンジンのオーバーホールや載せ替えが必要です。修理費用は数十万円に上ることも珍しくありません。

立ちゴケでエンジンにダメージを与えないためには、エンジンガードの装着が効果的です。エンジンガードは、転倒時にエンジンへの衝撃を和らげるパーツです。万が一の事態に備え、装着を検討してみてください。エンジンガードに似たもので、エンジンスライダー(フレームスライダー)というものがあります。スポーツバイク用に設定されているものが多いですが、取り付け方法によっては、立ちゴケの衝撃でエンジンを破損してしまうものもあります。
エンジンスライダーとエンジンガードを間違えないように注意が必要です。

電装系

電装系の修理代は、故障した部品によって大きく異なります。例えば、ウィンカーの交換は、部品代と工賃を合わせて5,000円から1万円程度です。

しかし、ヘッドライトの交換は、2万円から5万円程度かかることもあります。LEDヘッドライトの場合、さらに高額になる傾向です。メーターの故障は、修理費用が高額です。特に、デジタルメーターは、部品代が高く、交換に5万円以上かかることもあります。

電装系のトラブルは、走行に大きな影響を与えます。早期発見、早期修理が重要です。日頃から、灯火類の点検を心がけましょう。

ブレーキ・クラッチレバー、ステップ・ペダル

これらは立ちゴケで最も損傷しやすい場所とも言えます。右に倒れればブレーキレバー、ブレーキペダル、左に倒れればクラッチレバー、シフトペダル、他にはステップも破損します。レバーは、もともと折れやすく作られているので立ちゴケで折れたり曲がったりするものです。立ちゴケの心配がある人は、2,000~3,000円ほどで購入できるので予備を1セット持っておくと良いでしょう。
ステップやペダルも損傷しやすいです。ペダルが曲がった場合は、力技で修正も可能です。ただし、無理をすると折れてしまうことがあるので、注意が必要です。ステップも比較的折れやすくできています。ステップが折れることで、ステップホルダーの損傷を軽減しています。
レバーやステップが折れてしまったり、破損してしまった場合は、無理に乗車せずレッカーを呼ぶと良いでしょう。

タンクやマフラー

タンクの修理代は、損傷の程度によって大きく変わります。小さなへこみであれば、デントリペアで修理できるかもしれません。デントリペアの費用は、1万円から3万円程度です。

また、マフラーも傷や凹みができてしまいます。純正マフラーは内部構造が複雑なため、リペアができず交換対応になります。社外のマフラーでもチタンやカーボンマフラーであれば高価なため、金額が高くなってしまいます。
タンクやマフラーの交換には、5万円から10万円程度かかることを覚えておきましょう。

修理を依頼するショップで費用が変わる

修理を依頼するショップで費用が変わる

バイクの修理費用は、依頼するショップによって差が出ます。ここでは、代表的なショップの特徴と費用について解説します。

それぞれの特徴を理解し、状況に応じて使い分けることが重要です。賢くショップを選び、無駄な出費を避けましょう。

ディーラーの修理費用と特徴

ディーラーは、メーカーの正規販売店です。純正部品を使った、質の高い修理が期待できます。メーカーの研修を受けたメカニックが作業するため、技術力も高いでしょう。

ただし、ディーラーの修理費用は、他のショップに比べて高めの傾向にあります。純正部品の使用や、高い技術料が、費用に反映されるためです。

また、ディーラーは、自社で扱うメーカーの車種に詳しい反面、ディーラー以外で購入した車両や他メーカー車両の整備や修理を受けつけないところもあります。

バイク用品店の修理費用と特徴

バイク用品店は、幅広いメーカーの車種に対応し、純正部品からカスタムパーツまで幅広く扱っています。また整備士が常駐しているので、当日の整備やメンテナンスにも対応できます。立ちゴケで損傷したレバーやステップを修理のついでにカスタムすることも可能です。

一般整備店の修理費用と特徴

一般整備店は、地域に密着した、いわゆる「町のバイク屋さん」です。幅広いメーカーや車種に対応していることが一般的です。

一般整備店の修理費用は、ディーラーや専門店に比べて安価な傾向にあります。部品の取り寄せに時間がかかることもありますが、費用を抑えたい場合には選択肢の一つになります。

ただし、一般整備店は、店舗によって技術力に差があります。また、最新の電子制御されたバイクの修理は、苦手な場合もあるでしょう。依頼前に、対応車種や得意分野を確認しておくと安心です。なじみの店を作っておくと、ちょっとしたトラブルの際にも相談しやすいです。

バイクショップ選びの3つのポイント

バイクショップ選びでは、以下の3つのポイントを考慮しましょう。

  1. 技術力
  2. 費用
  3. 通いやすさ

まず、技術力は最も重要なポイントです。自分のバイクを安心して任せられる、信頼できるショップを選びましょう。口コミサイトや、SNSでの評判を参考にするのも一つの方法です。

次に、修理費用も重要な要素です。事前に見積もりを取り、予算に合ったショップを選んでください。ただし、安さだけを追求すると、修理の質が低下するリスクがあります。

最後に、通いやすさも考慮しましょう。自宅や職場から近いショップであれば、修理期間中の不便さを軽減できます。これらのポイントを総合的に判断し、自分に合ったショップを見つけてください。

バイク保険で修理代を9割カット

バイク保険で修理代を9割カット

バイクの修理代は、車両保険を使って大幅に節約できる可能性があります。ここでは、任意保険の使い方や、車両保険の仕組みを解説します。

任意保険の上手な使い方

任意保険は、自賠責保険ではカバーできない損害を補償する保険です。対人賠償、対物賠償が基本セットとなっており、自身の傷害の補償や車両保険を追加することができます。

バイクで転倒した場合、車両保険が役立ちます。車両保険は車両購入時の価格、経過年から補償価格が決められており、古い車両は保証対象外の場合もあります。車両保険を使えば、自己負担額を大幅に減らせるでしょう。ただし保険を使うと、翌年の保険料が上がる可能性があることを覚えておいてください。

保険を使うかどうかは、修理費用と保険料の値上がりを比較して判断します。保険会社に相談し、最適な選択をしましょう。保険を上手に使うことで、万が一の際の出費を抑えられます。

車両保険の補償範囲と特徴

車両保険は、自分のバイクの損害を補償する保険です。補償範囲は、契約内容によって異なります。「一般条件」と「エコノミー条件」の2種類が一般的です。

一般条件は、補償範囲が広く、自損事故や当て逃げも補償されます。一方、エコノミー条件は、補償範囲が限定的で、その分、保険料が安いです。

立ちゴケによる損害は、一般条件なら確実に補償されます。エコノミー条件の場合、契約内容によっては補償されない可能性があるので注意が必要です。自分の運転スタイルに合わせて、適切な補償内容を選びましょう。

自損事故の保険適用条件

自損事故で車両保険を使うには、いくつかの条件があります。まず、事故の状況を正確に保険会社に報告しなければなりません。

報告が遅れたり、虚偽の報告をしたりすると、保険金が支払われない可能性があります。また、飲酒運転や無免許運転など、重大な過失がある場合も、補償の対象外です。

保険金を受け取るには、警察への届け出が必要な場合もあります。事故証明書がないと、保険金の請求ができないことがあるためです。自損事故を起こしたら、速やかに保険会社と警察に連絡しましょう。

保険を使うべき修理金額の目安

車両保険を使うかどうかは、修理金額と翌年以降の保険料を比較して判断します。保険を使うと、等級が下がり、翌年以降の保険料が上がります。

一般的には、修理金額が5万円以下であれば、保険を使わずに自費で修理した方が良いでしょう。修理金額が10万円を超える場合は、保険を使った方がお得になる可能性が高いです。

ただし、これはあくまでも目安です。保険料の値上がり幅は、契約者の年齢や等級によって異なります。保険会社に試算してもらい、慎重に判断しましょう。保険は、大きな損害に備えるためのものです。上手に活用し、バイクライフを守ってください。

修理を安くする実践テクニック7つ

修理を安くする実践テクニック7つ

バイクの修理代を節約するには、いくつかのテクニックがあります。

これらの方法を組み合わせることで、修理代を大幅に抑えられます。

代替パーツでコストカット

純正部品は品質が高い反面、価格も高めです。しかし、同等品質の代替パーツを上手く活用することで、費用を抑えられます。

ただし、安全性に直結する重要な部品は、純正部品の使用をおすすめします。代替パーツを選ぶ際は、信頼できるメーカーのものを選び、自己責任で使用してください。適切に使い分けることで、賢く修理代を節約できます。

中古パーツの賢い活用法

中古パーツは、新品に比べて格安で入手できます。ヤフオクやメルカリなどの個人売買を利用すれば、思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれません。

ただし、中古パーツは品質にばらつきがあります。購入前に、出品者の評価や商品の状態をよく確認しましょう。また、取り付けに専門知識が必要な場合もあります。

中古パーツは、外装パーツやマフラーなど、安全性に直接関わらないパーツに使うのがおすすめです。リスクを理解した上で、上手に活用してください。中古パーツを賢く使えば、修理代を大きく節約できるでしょう。

ただし、ディーラーやバイクショップ、バイク用品店では、中古品の取り付けを断る、もしくは工賃が高くなる事もあります。純正より少し安いくらいではメリットがないことを覚えておきましょう。

自分でできる修理の範囲

バイクの修理には、専門的な知識や技術が必要なものと、自分でも対応可能なものがあります。自分で修理できる範囲を知っておくことは、無駄な出費を抑えることに繋がります。

例えば、ブレーキ・クラッチレバーの交換やステップ、ミラーの交換は、工具さえあればできる比較的簡単な作業です。

自分の技術レベルを正しく把握し、無理のない範囲でDIY修理を楽しみましょう。

応急処置で走行可能にする方法

立ちゴケでバイクが破損しても、軽微な損傷であれば応急処置で走行可能になる場合があります。例えば、折れたレバーは、タイラップや針金で固定すれば、一時的に操作できるようになります。

また、割れたカウルは、テープで補修することで、走行中のバタつきを抑えられます。ただし、これらはあくまでも応急処置です。安全に走行するためには、早めに正規の修理が必要です。

応急処置は、出先でのトラブル対処法として覚えておくと役立ちます。ただし、過信は禁物です。バイクの状態をよく確認し、無理な走行は避けましょう。

修理の優先順位の決め方

複数の箇所が破損した場合、修理の優先順位を決めることが重要です。優先すべきは、安全性に直結する部分です。

例えば、レバーやステップなどの操作系統は最優先で修理する必要があります。一方、カウルの傷やマフラーの凹みなどは、走行に大きな支障がなければ、後回しにしても構いません。

修理費用を抑えるためには、見た目よりも機能を優先することが大切です。安全性を確保した上で、予算に合わせて計画的に修理を進めましょう。優先順位を正しく判断することが、賢い修理の第一歩です。

DIY修理の注意点と限界

DIY修理は、費用を抑えられる反面、注意すべき点もあります。まず、自分の技術レベルに合った作業を選びましょう。

無理な作業は、かえって状態を悪化させる可能性があります。また、専用工具が必要な作業は、プロに任せるのが賢明です。工具を揃える費用を考えると、最初からショップに依頼した方が安く済む場合もあります。

さらに、電気系統の修理は、特に注意が必要です。誤った配線は、車両火災の原因になります。DIY修理は、自己責任で行うことを忘れないでください。安全第一で作業し、少しでも不安があれば、プロに相談しましょう。

立ちゴケ予防で修理代ゼロに

立ちゴケ予防で修理代ゼロに

立ちゴケを未然に防ぐことができれば、修理代はかかりません。ここでは、立ちゴケ予防に効果的な方法を紹介します。

足つき改善で転倒リスク激減

立ちゴケの主な原因の一つが、足つきの悪さです。足つきが悪いと、停車時にバランスを崩しやすくなります。

足つきを改善するには、厚底のブーツを履く、シートのあんこ抜きをするなどの方法があります。ライディングシューズも足つき改善に効果的でしょう。

また、サスペンションの調整で、車高を下げることもできます。ただし、車高を下げすぎると、走行性能に影響が出る場合があるので注意が必要です。自分に合った方法で、足つきを改善しましょう。良好な足つきは、立ちゴケ防止の第一歩です。

スライダー装着で破損防止

スライダーは、転倒時に車体へのダメージを軽減するパーツです。フレームやエンジンに直接取り付けるタイプや、カウルに装着するタイプなど、様々な種類があります。

スライダーを装着することで、立ちゴケの際、カウルやエンジンへのダメージを最小限に抑えられます。特に、フレームスライダーは、フレームの損傷を防ぐ効果が高いです。

ただし、スライダーは万能ではありません。転倒の仕方によっては、スライダーが破損したり、車体にダメージが及んだりすることもあります。過信せず、安全運転を心がけましょう。スライダーは、立ちゴケ対策の有効な手段の一つです。

ローダウンの効果と費用

ローダウンは、車高を下げることで足つき性を向上させるカスタムです。サスペンションを交換したり、リンクプレートを変更したりすることで、車高を下げられます。

ローダウンのメリットは、足つき性の向上による安心感の向上です。特に、小柄なライダーにとっては、大きな効果が期待できます。

ただし、サスペンションの動きが変わるため、乗り心地が悪化する可能性もあります。

ローダウンの費用は、方法によって異なります。サスペンション交換の場合、部品代と工賃で5万円から10万円程度が相場です。リンクプレートの変更であれば、1万円から3万円程度で済む場合もあります。

ローダウンは、メリットとデメリットを理解した上で行いましょう。自分の体格や走行環境に合わせて、適切な車高を選ぶことが大切です。

エンジンガードの選び方

エンジンガードは、転倒時にエンジンへのダメージを軽減するパーツです。エンジンを保護するだけでなく、足を挟まれるリスクを減らす効果もあります。

エンジンガードを選ぶ際は、車種に適合したものを選びましょう。汎用品もありますが、車種専用品の方が、より高い保護性能が期待できます。

また、材質や形状も重要なポイントです。スチール製やアルミ製、樹脂製など、様々な材質のものがあります。強度の高いものを選ぶことが大切です。

デザイン性も考慮しましょう。エンジンガードは、バイクの外観に大きな影響を与えます。自分のバイクに合った、好みのデザインのものを選んでください。エンジンガードは、万が一の転倒に備える、心強い味方です。

発進時・停車時のテクニック

発進時は車体が安定するまで、左足を伸ばしたままにしておくと、クラッチ操作ミスによるエンストの立ちゴケを免れます。車速が上がり車体が安定してきたタイミングでステップに足を置き2速にギアチェンジするとスマートに走り出せます。

停車時は、早めに左足を出しておくと良いでしょう。止まってから足を出すとふらついてしまい立ちゴケをする可能性が高まります。また、止まったと同時にハンドルを右に切る事で車体が左に傾くので左足が着きやすくなります。

足を付く路面にも注意が必要です。轍の横や路面傾斜で足が届かない場合もあります。轍があるときは、轍の中に入ってしまってください。足つきが良くなります。また、平坦な場所を選んで停車することも大切です。

これらのテクニックを身につけることで、立ちゴケのリスクを大幅に減らせます。日頃の意識が、安全運転に繋がります。

段差や傾斜での対処法

段差や傾斜がある場所では、立ちゴケのリスクが高まります。これらの場所では、特に慎重な運転が必要です。道路脇や路肩に停車するときは、アスファルトの切れ目に注意してください。一段低くなっていたり、左傾斜が急だったりします。普段と同じつもりで足を着こうとすると、足が着かない可能性が高いです。少し斜めかな、と思うくらいの傾斜でも足元をすくわれてしまいます。

段差を乗り越える際は、ゆっくりと進入し、車体を垂直に保ちましょう。車体が傾いた状態で段差に進入すると、バランスを崩しやすくなります。段差や傾斜では、いつも以上に慎重な停止を心がけてください。

雨天時の特別な注意点

雨天時は、路面が滑りやすくなるため、立ちゴケのリスクが高まります。特に、マンホールや白線の上は滑りやすいので注意が必要です。

雨天時は、いつも以上に安全な速度で走行しましょう。急ブレーキや急な車線変更は避けてください。また、路面の変化に注意し、水たまりや落下物にも気をつけましょう。

タイヤの摩耗状態も確認が必要です。溝が少ないタイヤは、排水性が悪く、滑りやすくなります。早めのタイヤ交換を心がけましょう。

さらに、視界の確保も重要です。ヘルメットのシールドに撥水処理を施すなどの対策で、雨天時の視界を改善できます。雨の日は、いつも以上に慎重な運転を心がけ、立ちゴケを予防しましょう。

まとめ|安全で楽しいバイクライフのために

安全で楽しいバイクライフのために

バイクの立ちゴケは、適切な対処法を知っておくことで、被害を最小限に抑えられます。

事前の備えと適切な対処で、立ちゴケのリスクを減らし、万が一の際も冷静に対応できるはずです。この記事を参考に、愛車とともに素晴らしいバイクライフを送ってください。

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