【大型バイク向け】メンテナンススタンドおすすめ9選|選び方から使い方まで徹底解説
大型バイクのメンテナンスは、スタンドなしでは難しく感じるものです。
メンテナンススタンドは、大型バイクの整備に欠かせないアイテムです。しかし、種類が多く、選び方を間違えると使いづらかったり、安全性に問題が出ることもあります。
この記事では、大型バイク向けのメンテナンススタンドの選び方と、おすすめのスタンド9選を厳選して紹介します。初心者でも分かりやすいように、耐荷重や受けの種類、収納性などの重要ポイントも解説しています。
この記事を読めば、自分のバイクにぴったりのメンテナンススタンドを選べるようになり、安全に整備を楽しめるようになるはずです。愛車にあったスタンドを見つけるために、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
大型バイクのオーナーにとって、メンテナンススタンドは欠かせないアイテムです。日常の整備作業から長期保管時のバイクのケアまで、スタンドがあれば作業が格段に楽になります。ここでは、メンテナンススタンドの基本情報やその重要性、各タイプのメリットとデメリットについて詳しく解説します。
メンテナンススタンドは、バイクを安定して持ち上げるためのツールです。リアホイールやフロントホイールを浮かせることで、チェーン調整、オイル交換、タイヤ交換などの作業を効率化できます。
主な用途は以下のとおりです。
メンテナンススタンドを使用することで、整備作業の効率と精度が劇的に向上します。バイクを安定して持ち上げることで、作業者は両手を自由に使えるようになり、より細かな作業が可能になります。
スタンドを使用すると、タイヤの回転やチェーンの動きを確認しやすくなります。これにより、チェーンの張り具合やタイヤの摩耗状態を正確に確認できます。また、オイル交換時には、バイクを水平に保つことができるため、正確な量のオイルを注入できます。
さらに、スタンドを使用することで、バイクの下部にアクセスしやすくなります。これにより、普段は見えにくい箇所の点検や清掃が容易になり、より綿密なメンテナンスが可能になります。
メンテナンススタンドにはいくつかのタイプがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。ここでは、主なタイプごとの特徴を紹介します。
リアスタンドは、バイクのリア部分を支えるタイプのスタンドです。基本的な整備作業に最適で、エンジン周りや後輪のメンテナンスが容易になります。メリットとして、シンプルな構造で使いやすい点が挙げられます。しかし、フロント部分の作業には対応していないため、総合的な整備を行う際には追加のフロントスタンドが必要です。
フロントスタンドは、バイクのフロント部分を支えるスタンドです。ハンドルステム下部の穴を利用して持ち上げるタイプなら、タイヤ交換からブレーキメンテナンス、フロントフォークメンテナンスなど、幅広い整備に対応できます。また、フロントフォーク底部の穴を利用するタイプは、タイヤ交換や長期保管のタイヤ保護に最適です。メリットは、フロント部分のメンテナンスがスムーズに行える点です。ただし、リア部分の支えには対応していないので、リアスタンドとセットで使用することが前提となります。
ジャッキスタンドは、アンダーフレーム付きの車両で使用します。最低地上高が少ないアメリカンや、メンテナンススタンドが使用できないスクーターのフロント周りの整備に最適です。アダプターを使用すれば、フレーム下にマフラーが通っている車両でも使用できます。耐荷重に優れており、前寄りに設置すればフロント、ピボット付近に設置すればリアを持ち上げる事ができます。ただし設置位置の調整が難しく、高さを上げすぎると安定しないなど、慣れていないと難しい点があります。また、重さがあるため移動しづらいという点もデメリットの一つです。
兼用タイプのスタンドは、リアスタンドとフロントスタンドの両方の機能を持つスタンドです。ただし、フロントのみを単体で上げることはできないため、リアのスタンドが必要になります。
大型バイク向けのメンテナンススタンドを選ぶ際は、以下の4つのポイントに注目することが重要です。これらのポイントを押さえることで、安全で使いやすいスタンドを選ぶことができます。
それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
フロント・リアが別々のタイプのものは、耐荷重200kg未満のものがほとんどです。
車両の重さは200~300kgあるため、一見すると耐えられないように思えますが、片側で160~180kgに対応しており、前後両方で使用すれば耐荷重は合計320~360kgになります。
ハーレーダビッドソンのように350kgを超える重量級の車両の場合は、耐荷重500~1000kgのジャッキスタンドを使用してください。
ただし、耐荷重が高ければ高いほど良いというわけではありません。必要以上に高い耐荷重のスタンドは、重量が増加し、取り扱いが難しくなる可能性があります。自分のバイクの重量を確認し、適切な耐荷重のスタンドを選びましょう。
アジャスター機能は、スタンドの高さを数センチ単位で調整できる機能です。多くの場合、ピンやボルトを使って段階的に高さを変えられるようになっています。
高さ調整が可能なスタンドは、異なる車高のバイクに対応できます。例えば、スポーツバイクと巡航型バイクでは車高が大きく異なりますが、アジャスター機能があれば両方に対応できます。
また、作業内容によって最適な高さが変わる場合もあります。タイヤ交換時は低めの位置が、エンジン下部の作業時は高めの位置が適しています。アジャスター機能があれば、これらの作業に合わせて高さを調整できます。
スイングアームは、バイクの後輪を支える重要な部品です。大型バイクのスイングアームは、形状や太さが車種によって大きく異なります。そのため、スタンドの受け具がスイングアームに適合していることが重要です。
受け具には主に2種類あります。L字型の受け具は、スイングアームの下側を支えるタイプで、多くの車種に対応できます。一方、V字型の受け具は、スイングアームに取り付けられたスプールを挟み込むタイプで、より安定した支持が可能です。
大型バイクの場合、L字型の受け具が適している場合が多いです。これは、大型バイクのスイングアームが太く、重量も大きいため、広い面積で支える必要があるからです。また、受け具の表面には滑り止めや保護材が施されていることが重要です。これによりバイクを傷つけることなく、安全に支えることができます。
さらに、受け具の幅が調整可能なスタンドを選ぶことをおすすめします。これにより、様々な車種のスイングアームに対応できます。ただし、受け具がスイングアームに適合していても、使用前には必ずバイクとの相性を確認することが重要です。不適切な受け具の使用は、バイクの転倒や損傷につながる可能性があります。
メンテナンススタンドを使用する際には、作業スペースや設置環境を整えることが重要です。安全に作業を行うための3つの準備を紹介します。
大型バイクのメンテナンスには十分な作業スペースが必要です。最低でも3メートル四方のスペースを確保することで、スタンドの設置やバイクの移動、作業機器の配置がスムーズに行えます。狭いスペースでは作業が窮屈になり、効率が低下するだけでなく、安全面でも問題が生じる可能性があります。広めの作業スペースを確保することで、快適な整備環境を整えましょう。
メンテナンススタンドを安定して設置するためには、平坦で硬い地面が必要です。コンクリートやアスファルトの平面は、スタンドの安定性を確保するために最適です。柔らかい地面や不安定な場所では、スタンドが傾いたり倒れたりするリスクが高まります。安全にスタンドを使用するためにも、平坦で硬い地面を選びましょう。
以下に、大型バイクに最適なメンテナンススタンドを10種類紹介します。それぞれの特徴やメリットを詳しく解説しますので、用途や予算に合わせて選んでください。
WEIMALLのバイクスタンドは、フロントとリアの両方に使える兼用タイプで、コストパフォーマンスに優れています。耐荷重は340kgと十分な強度を持ち、大型バイクにも対応可能です。高さ調整機能があり、様々な車種に対応できるのが特徴です。また、コンパクトに折りたためるので、収納にも便利です。価格は1万円以内と、比較的安価なのも魅力です。
デイトナのリアスタンド アジャスタブル3は、安定性に優れた人気モデルです。L型とU型のアタッチメントが付属し、幅広い車種に対応可能です。高さは9段階、幅は無段階で調整できるため、大型バイクの様々な形状に合わせられます。耐荷重は200kgで、多くの大型バイクに対応しています。
アストロプロダクツのリアスタンドは、初心者でも扱いやすい設計になっています。耐荷重は160kgで、中型から大型バイクまで対応可能です。L型アタッチメントが標準装備されており、スイングアーム幅に合わせて調整できます。また、キズがつきにくいラバーコーティングが施されているのも特徴です。
ジェイトリップのショートローラースタンドは、プロのメカニックも愛用する高品質なスタンドです。多くの大型バイクに対応しています。ショートタイプのため、狭いスペースでの作業に適しています。また、ダブルローラーを採用しているため、安定性が高いのが特徴です。
ツールズアイランドのリアスタンドは、軽量で持ち運びに便利な設計になっています。耐荷重は160kgで、中型から大型バイクまで対応可能です。φ32mmの極太パイプを使用しており、安定性が高いのが特徴です。また、最大幅345mmまで対応できるため、幅広い車種に使用できます。
エトスデザインのアジャスタブルキャスタースタンドR75060Vは、大型バイクのメンテナンスに適した万能タイプのスタンドです。フック位置が低いため、重量のあるバイクでも少ない力で持ち上げられるのが特徴です。このスタンドは3段階の高さ調整が可能で、様々な車種に対応できます。極太パイプを採用しているため、優れた剛性と強度を備えています。同時に肉厚を薄くすることで、軽量化も実現しています。
ダートフリークのフロントステムアップスタンドUN-B2510は、Z900RSを含む多くの大型バイクに対応したフロント用スタンドです。ステアリングステムシャフト部の穴に差し込んでリフトアップする仕組みで、フロントフォークの整備に最適です。このスタンドの特徴は、7種類のステムアダプターが付属していることです。これにより、様々なバイクに対応できます。高さ調整は20mmずつ7段階で可能で、作業内容に応じて最適な高さに設定できます。
アストロプロダクツのモーターサイクルジャッキMZJ01は、高性能なジャッキタイプのメンテナンススタンドです。耐荷重が500kgあり、大型バイクから小型バイクまで幅広く対応可能です。このジャッキの特徴は、L字アダプターが高さと幅の両方で調整可能な点です。これにより、カウルやマフラーを避けてジャッキアップすることができます。ハンドルは取り外し可能で、レンチなどを使用して素早く操作できます。
ツールズアイランドのフロント・リア2台セットは、収納性を重視する大型バイク所有者に適したメンテナンススタンドです。フロントスタンドとリアスタンドの両方が含まれており、お得に揃えられます。フロントスタンドはステムアップ仕様で、フロントフォークのメンテナンスやタイヤ交換に適しています。リアスタンドは直径32mmのパイプを使用し、高い剛性を発揮します。スイングアーム幅は255~370mmまで対応可能です。
メンテナンススタンドを正しく使用することで、安全かつ効率的な整備作業が可能になります。以下では、スタンドを使用する前に確認すべきポイントや正しいかけ方、保管時の注意点について詳しく解説します。
メンテナンススタンドを使用する前に、以下の点を必ず確認してください。
バイクを安全にスタンドにかけるためには、以下の手順を守ることが重要です。
バイクをスタンドにかけっぱなしで保管する際には、いくつかのポイントに注意が必要です。
まず、スタンドをかける場所が風通しの良い場所であることを確認しましょう。湿気の多い場所では、バイクやスタンドが錆びやすくなります。また、スタンド自体の状態を定期的にチェックし、緩みや破損がないか確認することが重要です。
長期間保管する場合は、スタンドをかける前にバイクを清掃し、乾燥させておくことで、錆びや腐食を防ぐことができます。リアスタンドがずれない様に、スタンドの受け具とスイングアームをゴムベルトやタイラップなどで固定しておくとよいでしょう。バイクの安定性をさらに高め、安全な保管が可能になります。
適切な保管方法を守ることで、バイクの状態を良好に保ち、長期間にわたって使用することができます。
大型バイクのメンテナンススタンドは、安全で効率的な整備作業を実現するための必須アイテムです。スタンドの種類や選び方のポイントを理解し、自分のバイクに最適なスタンドを選ぶことで、日常の整備作業が格段に楽になります。
また、正しい使い方や保管方法を守ることで、スタンドの寿命を延ばし、長期間にわたって安心して使用することができます。ぜひこの記事を参考に自分に最適なスタンドを見つけて、快適なバイクライフを楽しんでください。
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