日本各地にあるツーリングの聖地を紹介!絶景スポットとバイク初心者におすすめの場所とは
日本全国にはツーリングスポットが数多くあり、バイクが好きな方で、地元を飛び出し愛車で様々な場所へ旅をしたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、愛車を走らせたい「ツーリングの聖地」とも呼ばれるおすすめスポットをご紹介します。
日本各地にある絶景を楽しめる道を厳選しました。
初心者におすすめのツーリング先の決め方についてもご紹介しますので、ぜひ自身にあったバイクツーリングを楽しんでください。
ツーリングを有意義なものにするためには、事前の入念な準備が重要です。
ここでは、バイクツーリングに出かける際に準備しておくよ良いものをご紹介します。
バイクツーリングは、目的のない旅も楽しめるでしょうが、出発前にプランニングしておくと初めての場所でも慌てることなく走行でき、ツーリング先での時間も有効に使えます。
プランニングは以下の流れで進めていくとスムーズです。
詰め込みすぎず、無理のないスケジュールを組むと時間に追われず安全にツーリングを楽しめます。
特にツーリング初心者の方は、しっかりプランニングしたうえでバイクを走らせるのがおすすめです。
バイクツーリングは、日帰りで近場を走る気軽なツーリングから、数日かけて長距離を走るツーリングまで様々ありますが、車と違って持ち運べる荷物に限りがあるため、なるべく荷物を少なくするのがポイントです。
特に日帰りのツーリングでは身軽になった方が走りやすいため、本当に必要なものを厳選しましょう。
【日帰りツーリングに必要なもの】
ツーリングルートを決めたら、ガソリンスタンドなどの給油ポイントや休憩場所がどこにあるかを確認しておくことも重要です。
特に郊外の場合、ガソリンスタンドが少ない場合が多く、ガス欠になると当然走行できないため、早めに給油するようにしましょう。
また、疲労が溜まると重大な事故の元になるため、1時間に1回程度コンビニや道の駅などで休憩をとるのがおすすめです。
ツーリング中にバイクが動かなくなるなどのトラブルを防ぐためにも、出発前にバイクの状態に問題がないか点検するのが望ましいです。
点検といっても大掛かりなものではなく、10分程度で終わりますので、急にエンジンがかからなくなったり、重大な事故を起こしたりしないためにもやっておくと安心です。
ブレーキと灯火類、バッテリーのチェックは最低限行い、余裕があればオイルの量やタイヤ、チェーン、クラッチなどの点検も行いましょう。
バイク初心者の方は特に、どのようにして目的地を選べば良いか悩む方も多いでしょう。
ツーリングの場所に迷ったら、以下を目的にして選んでみるのがおすすめです。
それぞれ詳しくご紹介します。
https://www.instagram.com/p/Cv0-AOhpcqT/
曲がりくねった道路や、峠道などS字状のカーブが連続した道路を「ワインディングロード」と呼び、ライダーにとってはテクニックを磨く場所として、ツーリング場所に選ぶ人が多いです。
山道に限らず海沿いでも見つけることができ、日本各地でツーリングスポットとして最適なワインディングロードを見つけられます。
ワインディングロードをバイクで走行するのはライダーとしての醍醐味でもありますが、様々な危険が潜んでいるため、初心者の方は特に注意が必要です。
峠道のワインディングロードは、基本的に見通しの悪い「ブラインドコーナー」が続いています。
そのため、公道をコーナリングの練習として使ってはいけないのはもちろん、走行する際はカーブの外側ラインからコーナーへ進入し、カーブの内径に向けてバイクの走行位置を維持して旋回する「アウト・イン・アウト」が推奨されているのです。
また、ワインディングロードには以下のリスクがあります。
景色が良いスポットが多くツーリングには最適のワインディングロードですが、事故を防ぐためにも安全に走行するのを心がけて楽しみましょう。
道の駅は、現在1,213駅が登録されており(令和6年2月時点)、休憩場所や観光情報を得るスポットとして、ライダーには欠かせない存在となっています。
長距離移動するツーリングライダーにとっては、トイレ利用やライディングによる疲労を癒やせるだけでなく、地元特産品の物販やご当地グルメなど、施設内でその土地の名物を堪能できるのです。
また、道の駅には足湯や温泉などの入浴施設が隣接している場合も多く便利なので、ツーリングルートとして取り込むのがおすすめです。
https://www.instagram.com/p/C5vc_D2JKZC/
バイクのライダーが集まる聖地として、「バイク神社」や「オートバイ神社」と呼ばれる、バイクやオートバイに特化した神社があります。
特定のスポットを「オートバイ神社」とランドマークとして認定する団体(一般社団法人 日本二輪車文化協会)もありますが、こちらは宗教的な目的はなく、ツーリング拠点としての地域活性化を目的としています。
バイク神社やオートバイ神社はライダーが気軽に立ち寄れるスポットとして人気で、休憩や安全運転を祈ったりするために、多くのライダーが訪れています。
https://www.instagram.com/p/CVcGxq9Jz6U/
バイクツーリングで走りたいところと言えば、まず思い浮かべるのは絶景スポットではないでしょうか。
特に海沿いは数々の絶景ポイントがあり、普通の道路では感じられない開放感に溢れているため、多くのライダーが日本各地の海沿いの絶景スポットで走行するのを目的にやってきます。
ただし、周りの景色に気を取られて対向車と衝突したり、横風が強くコントロールが効かなくなったりする恐れもあるため、十分注意して運転しましょう。
日本全国には、バイクで非日常的な気分を味わえる広大な景色や爽快な道が続く絶景ロードが数多くあります。
ここでは、全国のライダーが一度は訪れたい「ツーリングの聖地」としても知られるおすすめスポットをご紹介します。
日本各地の絶景ロードから厳選しましたので、ツーリングルート選びに迷った方は参考にしてください。
どこまでも続く道と大自然の絶景が魅力的な北海道はツーリングの聖地とも呼ばれますが、中でも北海道最北端とされる「宗谷岬」は、多くのライダーが一度は訪れてみたい地として人気が高いです。
国道238号線を稚内・猿払村方面から約30kmほどで辿り着けます。
信号がほとんどなく、適度にアップダウンを繰り返す道は走りやすいですが、強風には注意しましょう。
最北端のオブジェの前で記念撮影をするのもおすすめです。
https://www.instagram.com/p/CyaSXQEp_OD/
日本海に沿って、小樽市から稚内方面まで海岸を南北に走る約320kmのルートの総称が「日本海オロロンライン」で、ツーリングライダーの誰もが憧れるルートとしても知られています。
日本海オロロンラインは、夕焼けと日本海の絶景が美しい道としても人気が高く、オトンルイ風力発電所や様々な歴史スポット、利尻富士の絶景を眺められる場所が沿道にたくさんあります。
人工物がほとんどなく、自然の美しさと静けさを楽しみながら、北海道の大自然を満喫できるでしょう。
https://www.instagram.com/p/Cr3VUvupQOA/
八幡平は岩手と秋田県境に広がる楯状火山(アスピーテ)で、その八幡平を貫く山岳ワインディングルートが「八幡平アスピーテライン」です。
天空を走っているような感覚で標高約1600mの山岳地帯を超えると、岩手山を一望できるダイナミックな風景を眺められます。
11月上旬から4月下旬までは冬季閉鎖となりますが、それが明けると約7〜8mほどにもなる東北でも随一の高さを誇る雪の回廊を疾走できる点も魅力です。
https://www.instagram.com/p/CzQi2LTJW_T/
長野県でツーリングの聖地として呼び声が高いのは、長野県の茅野市街と美ヶ原高原を結ぶ全長約76kmの高原ルート「ビーナスライン」です。
沿道から見える蓼科山の姿をビーナスに例えたことが名前の由来となっており、2002年に無料で通れるようになったため、夏は多くのライダーがツーリングに訪れます。
ルートの途中には、標高1700mにある霧ヶ峰富士見台や女の神展望台、観光のメッカとして誕生した人造湖である蓼科湖、女神湖など、絶景スポットが盛りだくさんです。
https://www.instagram.com/p/C5nUl9XpL-m/
「奥多摩周遊道路」は、奥多摩町から檜原村まで繋がっている一般道路で、山岳ワインディングロードを楽しめるツーリングスポットとして人気です。
都心からのアクセスも良く、ダイナミックな山岳風景を楽しみながらのツーリングができることから、週末には東京、埼玉、千葉、山梨など、近隣のライダーたちが集まります。
かつては有料道路区間で、無料化となった今も以下のように通行できる時間帯が制限されているので、注意しましょう。
https://www.instagram.com/p/Cl8Wk-qy8K-/
静岡県の伊豆半島の東側に位置し、熱海峠や天城高原の稜線を走る、全長約40.6kmのルート「伊豆スカイライン」は、首都圏から日帰りで行ける点が魅力です。
関東地方のライダー達を中心に「伊豆スカ」の愛称でも親しまれており、寒い時期でも比較的温暖で、内陸部の山道であっても積雪や凍結などの心配が少ない点も人気の理由の1つとなっています。
走り応えや景観の素晴らしさ、展望の良さなどどれをとっても素晴らしく、天気が良ければ富士山を横目に走ることができ、駿河湾や相模湾も見下ろせます。
https://www.instagram.com/p/C5if70_pn47/
ツーリングライダーの大定番とも言われるのが、全長約8kmの海岸道路である石川県の「千里浜なぎさドライブウェイ」です。
国内唯一の波打ち際を走行可能な砂浜道路で、路面は砂となっていますが、砂の粒が細かく海水を含んで固くなっているため、バイクでも問題なく走行できます。
波打ち際で日本海を感じながら爽快なドライブができ、水平線に沈む夕日の景色は絶景です。
https://www.instagram.com/p/Cozmpw8pg1v/
関東ライダーからツーリングの聖地とも呼ばれるのが、千葉県館山市と南房総市を結ぶ、全長約46kmの長距離ロード「房総フラワーライン」です。
アップダウンがなくツーリング初心者でも走りやすいのが特徴です。
四季折々の美しい木花がライダーを迎えてくれ、1月~3月頃になると、両サイドに色鮮やかな菜の花が咲き乱れるため、ライダーたちの間ではフラワーロードとしても知られています。
https://www.instagram.com/p/C5qVwIipRtA/
山口県の「秋吉台」と福岡県の「平尾台」と並ぶ日本三大カルストの1つである愛媛県の「四国カルスト」は、広大なカルスト地形が続く絶景ルートです。
四国カルストには展望スポットが様々あり、バイクを降りて写真撮影やハイキングを楽しむのも良いでしょう。
四国カルストの景色を満喫するなら、四国カルストを東西に縦断しているドライブコースである県道383号線がおすすめです。
別名「天空の道」と呼ばれ、標高1000m~1500mに広がるパノラマの風景や珍しい高原植物、どこまでも続く青空を楽しめます。
https://www.instagram.com/p/CVU288rP-e9/
熊本県の阿蘇カルデラの中央に位置する阿蘇山上へと駆け上がる登山道路の総称が「阿蘇パノラマライン」です。
道中には、米塚や草千里ヶ浜、阿蘇中岳などといった人気観光地が並び、このルートを通るだけで阿蘇を満喫できます。
阿蘇パノラマラインは、広大な草原地帯と雄大な阿蘇五岳が共存しているダイナミックさが最大の見どころで、雄大な景色を眺めながらツーリングを楽しむことができるでしょう。
阿蘇は冬は凍結の頻発する地域のため、夏から秋にかけてがおすすめです。
バイクツーリングは雄大な大地や四季折々の美しい景色を眺めながら走行したり、地元の人たちと触れ合ったりと様々な楽しみ方ができます。
この記事でご紹介した「ツーリングの聖地」とも呼ばれる人気スポットを参考に、ぜひご自身に最適なツーリングルートを選んでいただけたら幸いです。