【初心者向け】バイク免許の種類と取得方法|教習所に通う前に知っておきたいこと
「かっこいいバイクに乗りたい!」と思って調べ始めたものの、「バイクの免許ってどう取るの?」「教習所に通うには何が必要?」と疑問が尽きない人も多いはずです。
この記事ではそんなバイク初心者の方に向けて、バイク免許の種類、取得方法、教習所の選び方、必要な準備、そして免許取得後のステップまで、詳しく解説します。
この記事を読めば、バイク免許取得の方法を把握し、安心して楽しいバイクライフを始めることができます。
そもそも、自分がどのようなバイクに乗りたいのか、乗りたいバイクに乗るためにはどのような免許を取得すればよいのかを把握する必要があります。
日本ではバイクの排気量によって免許が分かれています。それぞれの免許で運転できる車両の種類が異なるため、自分の用途に合ったものを選びましょう。
対象車両 | 排気量50cc以下のバイク |
取得年齢 | 16歳以上 |
取得方法 | 学科試験のみ(技能試験なし) |
特徴 |
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対象車両 | 排気量125cc以下のバイク |
取得年齢 | 16歳以上 |
取得方法 | 教習所で学科・技能講習を受けた後、卒業検定に合格 |
特徴 |
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対象車両 | 排気量400cc以下のバイク |
取得年齢 | 16歳以上 |
取得方法 | 教習所で学科・技能講習を受けた後、卒業検定に合格 |
特徴 |
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対象車両 | 排気量制限なし |
取得年齢 | 18歳以上 |
取得方法 | 普通二輪免許を持っていなくても直接取得可能(教習所卒業 or 一発試験) |
特徴 |
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バイク免許を取得する方法は、主に2つあります。
それぞれの免許取得方法について、メリット・デメリットと合わせて詳しく見ていきましょう。
最も一般的な方法で、教習所で規定のカリキュラムを受講し、卒業すれば試験場での技能試験が免除されます。
次に、教習所で免許を取得するための具体的な流れを解説していきます。
一つずつ詳細を見ていきましょう。
教習所に通う前に、以下のアイテムを準備しておくとスムーズに教習を進められます。
教習所によって料金や指導方針、予約の取りやすさが異なるため、選ぶ際はいくつかの教習所の情報を見比べることをおすすめします。また、講習に何回も通うため、送迎の有無や通いやすさも選ぶ際のポイントとなります。
ここでは具体的に比較した方が良いポイントを紹介します。
教習所には短期間で免許が取得できる「合宿コース」と、教習所に通う「通学コース」があります。
合宿コースは、約2週間~3週間ほど宿泊施設に泊まり、必要な教習を受けることができます。短期間で免許が取得でき、通学コースよりも費用がかからない点がメリットですが、自由時間が少なく、知らない土地での生活となるため、慣れない環境がストレスになってしまうデメリットもあります。
通学コースは、自宅から通いながら免許を取得できるため、日常生活と両立しながら免許を取得できます。教習所によっては送迎をしてくれるところもあり、通学することへの負担を少なくできます。ただし、人気の時間帯は予約が多くなるため、自分で決めた日程通りに進まない可能性もあります。また、取得するまでの期間が長くなる可能性があり、1ヶ月~3ヶ月ほどかかる可能性があります。さらに、試験などで落ちて追加教習がある場合には、追加費用がかかることがあります。
教習所のホームページやチラシを見て、教習所の雰囲気を確認することも大切です。最近はGoogleで口コミを見ることもできるので、教習所の評判や指導員の指導方法を確認することもおすすめします。
人気の教習所や通いやすい時間帯では、予約を取ることが難しくなります。予約システムや、どの時間が混みそうかなど、インターネットやSNSを見て下調べをすることも大切です。
入校時には以下の書類が必要になります。
事前に教習所の案内を確認し、必要な書類を揃えておけば、入校時に手続きがスムーズに行えます。
学科は主にテキストや動画で交通ルールやマナーを学びます。ここでしっかりと交通ルールやマナーを理解しないと、技能教習を行っても安全に走れません。覚える内容は多いですが、教習を受けてしっかりと交通ルールやマナーを身に着けましょう。
技能教習は教習車両で実際のバイク操作を学びます。最初は基本的な運転操作を覚え、基本が身についた後は走行技能や状況判断への対処を学習していきます。
学科・技能教習ともに必要な教習内容が終了すると、卒業試験を受けることになります。
卒業試験は、実際の道路に近いコースを走行し、基本的な走行技能や状況判断ができるかどうか、交通ルールやマナーをどれだけ身につけているかを評価されます。
卒業試験に落ちた場合でも、再試験や追加の教習を受けることができるので、諦めずに挑戦しましょう。
教習所を卒業したら、運転免許試験場で免許取得の手続きがあります。
免許を取得するために、運転免許試験場でも適性試験と学科試験が行われます。学科試験・技能試験ともに合格すれば、免許が発行され、路上でもバイクに乗ることができます。
万が一試験に落ちた場合も、再度受験料を支払えば免許試験を受けられるので、対策を万全にして免許取得を目指しましょう。
直接試験は試験会場で直接試験を受け、学科試験・技能試験に合格すれば免許を取得できます。
一発試験の受験条件は、以下の通りです。
直接試験は、住民票がある地域の運転免許試験場で行います。受験申請や適性検査の手続き後、試験予約をし、予約した日に学科試験と技能試験を受けます。
ただし、バイクの一発試験合格率は、平均で10~20%ほどだと言われており、排気量が上がるほど合格率も低くなります。
自己流の乗り方や偏った交通知識では、直接試験で合格するのは難しいと言えるでしょう。
免許を取得したら、いよいよバイクライフの始まりです。以下はバイクを路上で乗る際に必要な項目になります。
こちらも一つずつ見ていきましょう
まずはバイクがなければ始まりません。バイクショップやディーラー、中古車店も含め、自分のお気に入りのバイクを見つけましょう。その際には、取得した免許に見合ったバイクを選ぶようにしてください。
また、バイクにもさまざまな種類があります。実際に試乗できる店舗で試乗してから決めることをおすすめします。
バイクに乗る際には、どんな格好で乗車しても良いというわけではありません。教習所に通う際に準備したように、ライダー用の服装が必要となります。
ライディングのためのウエアやグローブなどは、バイクショップで選ぶと良いでしょう。
どのような着心地なのか、どのようなデザインが人気なのかなど、バイクショップで聞きながら選ぶという時間も楽しめます。
また、バイクショップで取り扱っているウエアなどは安全面も考慮されています。
安全に楽しくバイクに乗れるよう、乗り始める際は特にバイクショップで揃えることをおすすめします。
事故や故障の際に必要になるのが保険です。無保険で乗ることはリスクが高く、対人事故や物損事故が発生した場合に多額の費用を自腹で払うことになります。
また、任意保険のみならず、自賠責保険にも入っていない場合は1年以下の懲役、または50万円以下の罰金が課せられることになります。
事故の場合は自賠責保険だけでは賄えない場合も多いため、任意保険に入るようにしましょう。
バイクを購入する際は、まず保険についても必ずショップに相談するようにしましょう。
免許を取ったばかりでは、慣れない路上に不安を抱えるライダーも少なくありません。そんな方のために、安全運転講習を開催している自治体もあります。
ここでは改めて、基本的なバイクの乗り方や交通ルールについて学びます。発進や停止、カーブの曲がり方をはじめ、危険時の対応や実際の道路環境を想定した練習ができます。ビギナーだけでなく、長年バイクに乗っていなかったライダーが久々に乗るために受ける場合もあります。
いろいろな年齢や地域のライダーが集まるため、バイク仲間を作る良い機会にもなるでしょう。
バイクには定期的な点検とメンテナンスが必須です。日常点検はもちろん、定期メンテナンスをするためには専用の工具を揃えたり、パーツについての理解を深める必要があります。
また、自分では行うことが難しい専門的な点検も必要となります。定期点検・メンテナンスのために、近くにあるバイクショップやパーツショップは早めに把握しておき、こまめにショップを利用しながらバイクとの付き合い方をプロから学んでいくこともおすすめです。
今回はこれからバイク免許を取得し、楽しいバイクライフを始めるための基本的な知識を解説しました。
バイクライフを始めるためには以下の項目が必須です。
バイク免許の取得はそれほど難しいことではありません。自分に合った免許とバイクを選び、試験や実技までにしっかりと準備をして、安心で快適なバイクライフを始めましょう。
2りんかんでは、バイクライフを始めるためだけではなく、日々のメンテナンスや安全に乗るためのサポートなど、バイクに必要な幅広い知識やアイテムを提供しています。
少しでも気になることがあるときは、是非お近くの2りんかんにご相談ください。
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