バイクの適切なタイヤ空気圧とは?空気圧を確認・調整する方法についても解説
バイクの適切なタイヤ空気圧は、メーカーが定めている「指定空気圧」を参考にするようにしましょう。
この記事では「バイクの適切なタイヤ空気圧」について紹介していきます。他にも「バイクのタイヤ空気圧を確認・調整する方法」や「バイクのタイヤ空気圧を適正に保つべき理由」についても解説していきます。ぜひこの記事を参考に、バイクの適切なタイヤ空気圧について理解を深めましょう。
バイクのタイヤの空気圧は、メーカーが定めている「指定空気圧」を参考にすることが重要です。
一般的には150~300kPa(キロパスカル)の範囲で空気圧が定められていることが多いですが、車種ごとに最適な空気圧が設定されているのでしっかりと確認するようにしましょう。具体的に、適切な空気圧を調べるには、バイクにはられているラベルで確認できます。
ラベルはフレームやチェーンガードの辺りに、スクーターはメットインスペースなどに貼られており、ラベルが見つからない場合は、メーカーのWebサイトを確認しましょう。
タイヤの空気圧は低すぎても高すぎてもいけませんが、指定空気圧に合わせることで理想的なコンディションでバイクに乗ることが可能です。このように、適切な空気圧を知っておけば空気圧に迷うことがなくなるので、自分が乗っているバイクの指定空気圧を覚えておきましょう。
バイクのタイヤ空気圧を確認・調整する方法については、以下があります。
それぞれの方法について解説していきます。
エアーゲージとは、タイヤの空気注入口に金口を押し当てて空気圧を確認できるツールです。バイクの車種ごとに空気圧が定められているので、その指定空気圧に合っているかどうか確認をしましょう。
指定空気圧はフレームやチェーンカバーなどに規定値が記載されたステッカーが貼られている以外にも、バイクのマニュアルにも空気圧の規定値が記載されているので確認しましょう。このように、エアゲージでタイヤの空気圧を図る際には、まずは空気圧の規定値を把握することをおすすめします。
バイクショップは、タイヤの空気圧をチェックする体制が整っているので、空気圧の点検や調整が可能です。バイクショップによって異なりますが、セルフで空気圧が点検できるよう、エアーゲージや空気入れを設置してある所があるので、定期的にタイヤの空気圧を確認するようにしましょう。
2りんかんでは、エアゲージ付きの空気入れが無料でご利用いただけます。作業が不安な方はスタッフに声をかけて点検してもらうこともできます。
ガソリンスタンドでは、タイヤの空気圧の確認や調整をしたりできるコンプレッサーが備わっていることも多く、空気圧の測定や調整ができます。
ガソリンスタンドによっては、空気圧をリアルタイムで見ながら調整できたり、設定した空気圧まで空気が自動で注入できるものなど、さまざまな種類があります。
具体的に、コンプレッサーには以下の種類があります。
コンプレッサーのタンク型は基本的にエアゲージが付いていますが、プリセット型ではダイヤルによって空気圧を指定するので、設定されている空気圧まで入っているのかしっかりと確認する必要があります。
基本的に、ガソリンスタンドに置いてあるコンプレッサーは、車用のコンプレッサーになるので、バイクの車種によっては、ホイールの形状やブレーキディスクローターが邪魔になって、バルブと上手く接続できないケースがあります。
また、長時間走ったあとや夏場などは、タイヤが熱くなってしまい、タイヤ内の空気が熱で膨張して空気圧を正確に測れません。そのため走行後に空気を入れるのは控えましょう。
自宅にある自転車用の空気入れを使い、バイクのタイヤに空気を入れることが可能ですが、一般的なバイクのタイヤは米式バルブ式です。米式バルブに対応していなければ使用できないため、バルブの形状の確認が必要です。具体的に、自転車のバルブには以下の種類があります。
また、自転車用空気入れは、タイヤに空気を入れるだけで空気圧の確認ができないものもありますので、別途空気圧を測定するエアーゲージを用意することをおすすめします。
バイクのタイヤの空気圧を確認する頻度は、最低でも3ヶ月に1回程度は確認するようにしましょう。
実際に、バイクのタイヤは自然に空気圧が減っていき、乗っていない期間も徐々に減少していきます。
例えば、冬場など2ヵ月以上乗っていない期間がある場合や、高速道路に乗る際には、あらかじめタイヤの空気圧を確認した上で乗るようにしましょう。
タイヤの空気圧が減ってしまうとハンドリングに悪影響がでたり、燃費の低下に繋がったり、最悪の場合には交通事故を招いてしまう危険もあります。
バイクの空気圧を適正に保つべき理由については、以下があります。
それぞれの理由について解説していきます。
タイヤの空気圧が定められた値よりも高い場合は、以下のような状態となることがあります。
上記のように、空気圧が高いとタイヤのたわみが少なくなり乗り心地が硬くなります。
接地面積が減ることで本来のタイヤ性能を発揮できず路面のギャップを捉えやすくなることで、
偏摩耗しやすくなるデメリットがあるので注意が必要です。
タイヤの空気圧が定められた値よりも低い場合は、以下のような状態となることがあります。
タイヤの空気圧が低いと、タイヤがたわみが増えることで路面とのあたりがソフトな感じになり、路面の凹凸による突き上げが減ることで乗り心地が良く感じることがあります。
しかし、空気圧が低すぎるとタイヤが本来の形を維持できなくなるので、タイヤの寿命を縮めたり、ハンドリングに悪影響が出るというリスクもあります。
基本的に、タイヤの空気圧はメーカーが提示している適正値に合わせるようにしましょう。
タイヤの空気圧の高さや低さによってフィーリングを変えることができますが、逆に性能が悪くなるリスクがあります。実際に、タイヤの空気圧を下げた結果、グリップ力が下がって燃費も悪化してしまったり、バーストやスリップしたりと事故の危険性があるのも事実です。タイヤの空気圧は、高すぎても低すぎても本来の性能を発揮できなくなってしまい、タイヤの寿命を縮めたりハンドリングに悪影響を及ぼしたりすることがあります。
そのため、タイヤ本来の性能を発揮させるためにも適正値に合わせるのが基本といえます。
バイクのタイヤに窒素ガスを入れるメリットについては、以下があります。
それぞれのメリットについて解説していきます。
タイヤに窒素ガスを入れることによって、燃費向上につながります。窒素ガスは、空気と比較してゴムを通り抜けにくくなるので、タイヤの空気圧が安定します。実際に、タイヤの空気は、1ヶ月で5%ほど自然に抜けるとされています。空気圧が低下するとタイヤの転がり抵抗が増加してしまうので、燃費は悪化傾向となります。窒素ガスはガスが抜けにくく、温度による変化を受けにくいため空気圧も安定しやすいメリットが挙げられます。そのため、燃費のよい状態を長期間保つことにつながります。
タイヤに窒素ガスを入れることによって、タイヤが長持ちするメリットがあります。
窒素ガスの特性を活かせば、タイヤのゴムの酸化防止が期待できます。また、空気圧が安定しやすくなるので、頻繁にタイヤの空気圧を確認する手間を省くことにもつながります。
タイヤに窒素ガスを入れることで、乗り心地が改善するメリットが挙げられます。窒素ガスは、
空気と比較すると音の伝導率が低いので、走行中のロードノイズが少なく、快適に走行できます。また、温度による変化が小さく、タイヤの内圧が安定した状態になるので、街乗りから高速道路での走行まで、乗り心地よくバイクを運転したい方にはおすすめです。
バイクのタイヤの空気圧を調整する際には、タイヤに空気を入れすぎないように注意が必要です。
コンプレッサーは非常に高圧な空気を入れることが可能ですが、タイヤに空気を入れすぎてしまうとタイヤが破裂する危険性があります。実際に、タイヤの空気圧の単位の桁を読み間違えてしまい、車のタイヤが破裂して死亡事故が起きているケースもあるので、十分に注意しましょう。
バイクのタイヤの空気圧を調整する際に、10秒以上空気を入れ続けても指定空気圧に達しないと感じたら、空気圧の単位を読み間違えている可能性があります。また、走行直後ではタイヤの空気は熱膨張で高圧な状態になっているので、タイヤが冷えているとき空気圧を調整するようにしましょう。
今回は、バイクの適切なタイヤ空気圧やバイクのタイヤの空気圧を確認・調整する方法について紹介しました。バイクのタイヤ空気圧は、一般的には150~300kPaの範囲で空気圧が定められていることが多いですが、車種ごとに最適な空気圧が設定されているのでしっかりと確認するようにしましょう。バイクの空気圧を確認・調整する方法については、以下があります。
この記事を参考に、バイクのタイヤの空気圧は適正値に合わせるようにしましょう。
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