北海道の大地で“つながる”バイクイベント誕生
第30回【2りんかん祭り Connect HOKKAIDO 2025】 in 上川町

北海道で初開催。節目の第30回は“共創”がテーマに
2025年7月5日(土)、2りんかん祭りは記念すべき30回目の開催を迎えました。その舞台に選ばれたのは、北海道のほぼ中央に位置する上川町。大雪山国立公園や層雲峡温泉など、豊かな自然に恵まれたこの町で、新たなコンセプトイベント【2りんかん祭り Connect HOKKAIDO 2025】が開催されました。
“Connect”の名が示す通り、今回の祭りは「ライダーとバイクが楽しむ場」からさらに一歩進み、「バイクと地域」「人と人」がつながるイベント」へ。上川町と2りんかんがタッグを組み、地域共創型の新しい試みとして大きな注目を集めました。
快晴の下に全国から集まったライダーたち
開催数日前まで雨予報が続いていましたが、前日には晴れマークが現れ、迎えた当日はまさかの快晴。北海道とは思えないほどの暑さに、開場と同時に「まるで真夏フェスみたいだね!」と話す来場者の声も聞かれました。
会場には、道内各地(札幌・旭川・帯広・室蘭・苫小牧・釧路・北見・函館・十勝・知床)からバイク800台以上、来場者は1,200名超が集結。ナンバープレートには群馬、川越、和歌山など本州からの遠征ライダーの姿も。上川町が全国のライダーの笑顔と熱気に包まれました。

地域とともに“つくる”イベント
今回のイベントの最大の特長は、上川町との共催であったこと。副町長を委員長とする実行委員会をはじめ、観光協会・商工会・地域ボランティア・北海道在住のイベントスタッフが一丸となって運営を支えました。
町内には祭りのポスターが貼られ、飲食店や薬局のスタッフから「明日、バイクのイベントですよね?すごい人が来るって聞いてますよ!」と声をかけられるなど、町ぐるみの歓迎ムードがあふれていました。人口わずか3,000人の町で、100名以上のボランティアが関わったことは、まさに地域の力そのもの。ライダーとの交流を通じて、町の新しい一面が引き出される場面も多く見られました。


地域とゲストが語り合うステージコンテンツ
ステージでは、バイクの魅力と地域の魅力をつなぐトークショーが終日展開され、来場者の興味を大きく引き付けました。
上川町からは西木町長、地域魅力創造課の三谷さん、アウトドアブランドコロンビアの江藤さんが登壇。町とコロンビア社の連携の背景や、黒岳ロープウェイ駅舎に併設されたショップの話題に触れながら、**“アウトドアと地域”**の共創の在り方を紹介しました。
西木町長は、上川町の自然の魅力を丁寧に紹介。黒岳や旭岳に代表される「大雪山系」について、「“大雪山”という山が単独であるわけではなく、山系全体を示す総称」と説明し、環境省が「大雪山」「大雪(たいせつ)山」両表記を許容している背景も語られました。
また、町の観光名所「森のガーデン」や、子育て世代に人気の複合施設「上川大雪ぬくもり」など、地元ならではの話題が紹介され、バイクを通じて“知る”上川町の魅力に来場者は聞き入っていました。
バイクの楽しみ方を広げる多彩なゲストトーク
続いて登壇したトライアルライダー・小林直樹さんは、来場者参加型の「ステップバランスチャレンジ」について紹介。「思ったより難しい!」という声が続出し、当日の最高記録は29秒。体幹や操作感覚の大切さを伝えつつ、北海道の林道ツーリングやスノーバイクの可能性など、プロ視点の楽しみ方も披露されました。
北海道出身の声優・夜道雪さんは、札幌の2りんかんでバイク用品を買った10代の頃の思い出からスタートし、「厚田(あつた)や支笏湖は絶景とソフトクリームが最高!」と語って笑いを誘いました。自身が乗るCBR650Rと、2台目グロムの購入計画を発表し、物販ブースではアルバムやグッズを通じてファンとの交流も大盛況でした。
また、BS11の人気番組「MOTORISE」からは中野真矢さんと古澤恵さんが登壇。北海道ロケのエピソードや、番組16年の歴史を振り返りながら、「SNSでイベントの魅力を発信して、来年も一緒に盛り上げましょう」とメッセージを送りました。


MCのお二人も“旅するライダー”
イベントを通して会場を盛り上げてくれたのが、MCの柴田直美さんと末飛登さん。柴田さんは自らバイクで東京から青森経由で上川入りし、途中キャンプ場での熊情報にドキドキしながらもテント泊をしたという冒険談を披露。末飛登さんはバイク旅の装備やナビ機器の使い方、北海道での安全運転のコツを語り、笑いと実用が交差するステージとなりました。

メーカー36社、地域グルメ、キッズコーナーで“全方位満喫”
会場には36社のバイク用品メーカーが出展。ライダーにとっては、“見る・試す・買う”が一度に叶う絶好の機会。「北海道ではあまり実物を見られない商品が並んでいてワクワクした」という声も聞かれました。
また、ウェルカム上川マルシェには地元の名産品が勢ぞろい。キッチンカーも豊富で、バイクに乗っていない地元の親子連れからは「ママ友と一緒に来ました!グルメ目的でもすごく楽しめました」と笑顔が広がっていました。子ども向けのキッズコーナーでは、子どもたちがボッチャに夢中になるなど、家族で楽しめるイベントとしての魅力も発揮されました。上川町のマスコットキャラクター「かみっきー」も来場していたので、地元幼稚園から園児たちも遊びに来てくれました。

笑顔で幕を閉じた “つながり”の集大成
イベントの締めくくりには、恒例の全員集合写真と、ヘルメットや非売品のメーカーグッズなど豪華賞品が当たる じゃんけん大会で大盛り上がり。誰もが笑顔で別れを惜しみながら、来年への期待を胸に会場を後にしました。


BS11 NEXT companyでも放送決定!
全国へ広がる“Connect”
今回の取り組みは、バイク業界内だけでなく経済界からも注目され、BS11の経済番組「NEXT company」からも取材を受けました。放送は2025年8月6日(水)よる11時00分~11時54分。地方創生に取り組むモデルケースとして、上川町のこれまでの取り組みや、2りんかんの思い、共催によって2りんかん祭りがどのように進化したのかが紹介されます。

最後に:この“つながり”を、全国へ
2りんかんが日頃の感謝をこめてすべてのライダーへ届ける【2りんかん祭り】。
バイクで訪れた先に、素敵な町がある。そこには、おいしい食、人のぬくもり、息をのむ風景、そしてライダーを歓迎してくれる笑顔がある——。
【2りんかん祭り Connect HOKKAIDO 2025】は、ライダーが享受してきたそれらすべてに感謝を表現するイベントです。上川町という素晴らしいフィールドと、支えてくださったすべての方々に感謝を込めて——
今年は「バイクに乗ってこぼれる良い笑顔」から、「バイク好きと地域がつながる笑顔」へ。
今後もこの“Connect”の取り組みが、全国各地へと広がっていく。次はあなたの町かもしれません。
バイクのある幸せな人生を、もっと地域と、もっと人と分かち合う——
そんな未来を、私たちは目指しています。
またお会いしましょう。Let’s Connect!





また、次回の2りんかん祭りでお会いしましょう!
ありがとうございました!
ご協力出展メーカー様一覧※順不同
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Vesrah
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U-KANAYA
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WINS
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デグナー
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ダンロップモーターサイクルタイヤ
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B+COM、MOUNT SYSTEM、SPICERR
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iRC TIRE(井上ゴム工業)
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TAICHI
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ACTIVE・GALESPEED・SW-MOTECH・HYPERPRO
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RIDEZ
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デイトナ
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Vanson Leathers
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SOD-1Plus SOD-1 FuelG
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YAMALUBE、パフォーマンスダンパー
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POWERAGE
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FLAGSHIP・elf
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D.I.D
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Kabuto
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タナックス
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CIEL(シエル)、Furygan(フリュガン)
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SPHERE LIGHT
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SP忠男
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山城・EXTRA SHIELD
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ブリヂストン
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SHOEI
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CARDO
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アールズ・ギア
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東単
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TERAMOTO T-REV
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BERIK
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ミツバサンコーワ
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J-TRIP
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アライヘルメット
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レイト商会
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YSS JAPAN
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TOPS・ベビーフェイス・マジベル