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バイクのコーティングを自分で行う方法!施工するメリットや注意点も解説

バイクをこまめに洗車していても、外装パーツの劣化や購入した当時の光沢感が失われるのは避けられません。

愛車を長く綺麗に保つためには、バイクをコーティングする必要がありますが、自分で施工できるのでしょうか。

本記事では、バイクをコーティングするメリットや自分で行う方法について解説します。

結論として、ワックスがけに比べて難易度が高く、車両販売店やショップなどでプロに施工してもらうのが一般的なコーティングですが、市販されているものを使用して自分で施工することも可能です。

自分で愛車にコーティングを施したい方は、この記事を参考に、コーティングのコツを押さえ、プロに頼まずとも愛車を長く綺麗な状態に保てるようにしましょう。

バイクのコーティングとは

バイクのコーティングとは、ボディの表面を被膜で保護することで、艶感を増して撥水効果を得られる施工のこと

一度施工するだけで防汚効果が持続し、たとえ汚れたとしても水洗いだけでホコリや泥、ブレーキダストなどを落とすことができるものです。

後述しますが、コーティングには様々な種類があり、専門的知識と技術が必要で、専門に行う業者に依頼するのが望ましいガラスコーティングや、比較的リーズナブルでセルフで施工しやすいポリマー系コーティング、ガラス系コーティングなどがあります。

ワックスとの違い

バイクの洗車後にワックスがけを行う方も多いかと思いますが、ワックスとコーティングの違いはどのようなものなのでしょうか。

基本的な機能や役割は同じですが、主な違いは主成分です。

ワックスは天然の「カルナバ蝋(ロウ)」と呼ばれる植物の油でボディを包みますが、コーティングは分子結合による被膜でボディを包みます。

そのため、光沢感を出したい場合はワックスでも良いですが、油の膜を形成するワックスは、油汚れが付着しやすく、持続性が短いというデメリットがあります。

ボディの保護を目的とする場合は、コーティングが適しているでしょう。

バイクコーティングのメリット

バイクのコーティングには、光沢感の持続や擦り傷の抑制、水アカ予防など様々な効果が期待できるため、愛車を綺麗な状態で保ち、長く乗り続けるためには欠かせません。

ここでは、バイクをコーティングするメリットを具体的に説明していきます。

ボディを美しく保てる

バイクを新品で購入しても、時間の経過とともに汚れや紫外線の影響を受け、ボディの光沢感が失われます。

しかし、コーティングを施すと新品のときのような光沢感を与えられるのです。

バイク本来の美しさを維持し続けたい方や、光沢感を取り戻したい方にはコーティングがおすすめです。

汚れや傷つきを予防できる

バイクは乗り続けていると、砂や雨などの汚れや紫外線によって、色褪せたりボディに傷がついたりしてしまいます。

しかし、コーティング被膜は平滑であるため、汚れがつきづらく小石などが飛んできた場合でも被膜が犠牲となり、塗装面や金属面自体の傷つきを防ぐ効果が期待できるでしょう。

紫外線などのダメージも軽減させられるため、塗装を保護することも可能です。

洗車が楽になる

通常、バイクのボディに汚れが付着すると洗車では落とすのが難しいです。

しかし、コーティングを施すと、ボディが被膜で覆われ凹凸が均一になるため、雨染みや水アカなどの汚れがつきにくくなります。

たとえ汚れがついたとしても、水で流す程度で落ちるため、洗車の手間を軽減させてくれるのです。

また撥水効果も期待できるため、洗車後や雨天走行後の拭き取り作業も簡単になります。

そのため、愛車のメンテナンスを効率化したい場合は、コーティングを行うと良いでしょう。

バイクコーティングの種類

バイクのコーティングといっても、以下のように様々な種類があります。

とくに、ガラスコーティングとガラス系コーティングは混同されやすいため、ガラスコーティングを希望する方は確認しておく必要があります。

詳しく見ていきましょう。

ガラスコーティング

100%ガラス成分の被膜で形成するコーティングをガラスコーティングといい、バイクコーティングの中では最も高性能なコーティングです。

無機質のガラスコーティングは被膜が硬いため、細かい傷が付着しづらく、効果も長時間持続します。

しかし、ガラスコーティングは施工前に細かい洗浄や研磨などをする必要があり、技術力や専門知識、施工設備が求められます。

そのため、車両販売店やショップなどでプロに施工してもらうのが一般的です。

ポリマー系コーティング

高分子体化合物と言われるフッ素やシリコンが含有されているコーティングをポリマー系コーティングといい、樹脂系コーティングとも呼ばれるものです。

比較的安価でセルフでも簡単に施工できる点がメリットですが、ポリマー系は成分に多くの油脂を含んでいるため、熱や紫外線に弱く、劣化しやすいという特徴があります。

そのため、後述するガラス系コーティングに比べると効果の持続力は劣るでしょう。

ガラス系コーティング

「ガラスコーティング」と混同されやすいものに「ガラス系コーティング」がありますが、厳密にいうと別のもので、ポリマーにガラス成分が含まれるものがガラス系コーティングです。

バイク用品店やホームセンターなどで販売されている「ガラスコーティング」を謳った、専用スポンジにつけて塗布するタイプのコーティング剤やスプレータイプのコーティング剤の多くがこれにあたります。

ガラス系コーティングは、ベースがポリマーであることからガラスコーティングよりも施工しやすく、ポリマー系コーティングよりも耐久性に優れているため、最もセルフコーティングに向いているでしょう。

バイクを自分でコーティングする方法

バイクのワックスがけは失敗しづらく、セルフで行う方も多いかと思いますが、高い技術力を必要とするコーティングをセルフで行うのは難しいとされています。

ですが、市販されているコーティング剤を使ってセルフで作業することが可能です。

バイクのコーティングは、以下の手順で行います。

自分で行う場合のコーティング方法について、詳しく説明していきます。

①洗車をする

コーティングを行う際に最も大切なのが、バイクの汚れを落とすことです。

コーティング剤には汚れを落とす効果はないため、洗車しておかないと、バイクに水アカや油の汚れがついたままコーティングをすることになってしまいます。

そのため、細部まで丁寧に洗い、カーシャンプーがボディに残ってシミができないよう、たっぷりの水ですすいでください。

経年車の場合はカウルの隙間や合わせ部分などに黒ずみが残っている場合があり、細部を洗浄する必要があるため、洗車前に汚れがないか隅々までチェックしましょう。

②水気を拭く

洗車後の水滴をしっかり拭き上げなければ、水道水に含まれるカルキや塩素などのミネラル分がボディに残り、白いシミができる恐れがあります。

そのため、水滴が残らないようしっかりと拭き上げましょう。

タオルや雑巾など繊維が太くて粗いものでバイクを拭くと傷をつける恐れがるため、洗車後の拭き上げには、超極細の化学合成繊維で作られた、吸水性の高い「マイクロファイバークロス」を使うのがおすすめです。

③コーティング剤を塗布し、拭き取る

コーティング専用スポンジにコーティング剤をつけ、塗装表面に塗布し、拭き上げます。

スプレータイプを使用する場合も同様、施工箇所にスプレーを噴射し、拭き上げを行いますが、商品によって使用方法が異なるため、それぞれの説明書を確認してください。

この作業を綺麗にしたいパーツごとに行っていきますが、作業を繰り返すだけなので、コーティング自体はそれほど難しいものではありません。

しかし、コーティング作業中のゴミやホコリは大敵となるため、なるべく屋内で行うのが望ましいですが、屋外で行わなければならない場合、雨や風がない日にコーティングしましょう。

④硬化するのを待つ

コーティング剤は空気中の水分と反応して硬化するため、コーティング剤の塗布後は、硬化するのを待ってから作業完了です。

完全硬化型のガラスコーティングの場合、一般的に施工後約12時間程度で表面硬化し、約2週間程度で完全硬化します。

ポリマー系コーティングやガラス系コーティングであれば、数時間程度で硬化するものもありますが、商品によって大きく異なるため、事前に確認しておきましょう。

完全硬化するとボディに密着しますが、硬化するまでの間は、効果を長期間持続させるためにも洗車をしないようしてください。

バイクのコーティング効果を下げない方法

バイクに光沢感を与え、汚れや傷予防の高い効果が期待できるコーティングですが、扱い方によっては効果や持続力を弱めてしまうのです。

ここでは、自分でバイクのコーティング施工する際の効果を下げないためのポイントをご紹介します、

定期的に洗車を行う

バイクのコーティング施工において、効果を持続させるためには適度な洗車が欠かせません。

なぜなら、どんなに良いコーティングを施しても洗車を行わなければ、コーティング被膜に汚れが固着し、洗車では簡単に取れない汚れになってしまい、侵食して被膜を破壊する恐れがあるからです。

そのため、コーティングの効果を持続させるためにも、最低でも月に1回は洗車を行い、コーティング被膜を常に綺麗な状態に維持させるようにしましょう。

屋内に駐車する

汚れや紫外線に強いコーティングでも、時間の経過とともに劣化してしまいます。

そのため、効果を長持ちさせられるよう、屋根付きの駐車場もしくは、ガレージで車を保管するのがおすすめです。屋内の駐車場が確保できない場合には、こまめな洗車が必要です。

また、ボディカバーで保護するのも有効ですが、施工直後は硬化するまで待つ必要があるため、すぐにカバーをかけないよう注意しましょう。

バイクのコーティング剤の選び方

バイクのコーティングを自分で行う場合、コーティング剤の選び方も重要なポイントです。

手軽にコーティングを行い、洗車の手間を減らしたい場合はポリマー系コーティングが向いていますが、耐久性や効果の持続性を求める場合はガラス系コーティングが適しています。

それぞれに特徴やメリットがありますので、愛車の状態や自身の要望に合わせて適したものを選びましょう。

おすすめコーティング剤|シュアラスター「ゼロフィニッシュ」

引用:2りんかん公式サイト

バイクのセルフコーティングにおすすめのガラス系コーティング剤は、シュアラスターの「ゼロフィニッシュ」です。

新配合洗浄成分『HGSクリーナー』による【浸透・軟化・溶解】のトリプル相乗作用で汚れを除去し、新開発『ハイブリットコート』によって、艶を出すほか、高い撥水効果を生み出し、ボディを汚れから守ります。

施工箇所にスプレーして拭くだけでコーティングでき、以下のような塗装面や樹脂、金属など様々な箇所に使える点もメリットです。

品番 S-152
製品寸法 高さ:195mm 幅:62mm 奥行:135mm
内容量 300ml
カートン寸法 高さ: 220mm 幅:662mm 奥行:442mm
カートン重量 12.5kg

バイクを自分でコーティングして愛車の輝きを蘇らせよう

バイクは年数とともに劣化し、徐々に光沢感が失われていきます。

また、四輪車とは違い、バイクは多くのパーツが剥き出しになっているため、汚れや傷がつきやすいです。

そのため、新車のような光沢感を維持し、汚れや傷を予防して長く使い続けるために、コーティングが非常に効果的です。

プロに任せて本格的なガラスコーティングを施工してもらうこともできますが、市販されているコーティング剤を使用すれば自分でも行えるため、愛車を自分で綺麗にしたい方やコーティング費用を節約したい方は、手順やコツを押さえてから取り組んでみてください。

バイクをコーティングすれば、愛車の輝きを取り戻せるだけでなく、その後のメンテナンスも楽になるため、ぜひトライしていただけたらと思います。

KeePerのテクニカルショップである2りんかんでは、さまざまなコーティングを承っています。カウルやタンクだけでなく、ヘッドライトや樹脂パーツにもコーティングが可能で、新車の輝きを保ちます。また、愛用のヘルメット用のコーティングメニューもあります。ぜひ、一度プロに相談してみてはいかがでしょうか。

https://2rinkan.jp/pit/service/keepercoating/

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