まずは今回登場するふたりをご紹介!

イベント男(仕掛け人)・青柳

2りんかんの各種イベントにスタッフとして運営に携わっていく中で刺激を受けて、49歳でバイク再デビュー。そこから3年、今年で52歳になるがますますバイクに夢中になっている。夢は娘さんとのタンデムツーリングだが、現状では「怖い、あり得ない」と拒否されている哀しみを持つ。特技はレンズを向けられると即座にメガネを上げること。

奥 沙織さん

現役看護師であり、バイクが大好きなバイク女子であり、モデルであり、タレントというマルチな活躍をしている。2りんかんでは『KeePerガール』として、店頭に登場している。今回は絶景ハンターの楽しさを体験したことで、新たに“絶景ハンターPR大使”への就任を狙っているとのウワサがある。

青柳さんがリーダーシップを発揮する!? そのワケは…

49歳からバイクライフを始めた青柳さんのドキュメント企画なのですが、今回はちょっと趣向が違います。ゲストの奥沙織さんが初めて『絶景ハンター』を楽しむドキュメンタリーです。さっそくツーリングスタート! の前に、この『絶景ハンター』についての説明をさせてもらいましょう。

新しいスタンプラリー『絶景ハンター』とは?

ウェブを活用した新感覚の電子スタンプラリーが絶景ハンターです。開催期間に全国100ヶ所以上設置されている“絶景スポット”を巡って電子スタンプを集めます。スタンプが一定数に達すると“称号”をゲットできます。期間が終わった後、この称号を入れたステッカーがもらえるので、2021年の大きな思い出になるはずです。また、取得したスタンプに応じたポイントもゲットでき、そのポイントで懸賞に応募することもできます。

こちらは5,000円の有料コンテンツとなっていますが、その代わりにオリジナルTシャツ、オリジナルステッカー、全国の2りんかんで使用できる10%オフクーポンが漏れなくプレゼントされます。クーポンの使い方次第では、参加費用以上に得しちゃいますよ。

絶景ハンター スタンプラリー 2021 概要

期間:2021年9月13日(月)~12月12日(日)
参加費:5,000円(税込み)
対応OS:Android7.0/iOS11以上
公式HP:https://zekkei-hunter.com

さぁ絶景ハンターツーリングのはじまり!

実は、この絶景ハンターは「コロナ禍により、2りんかん祭りをはじめ多くのバイクイベントが中止になりました。また、マスツーリングのような大勢の仲間とのツーリングも難しい状況。密にならず、集まらず、一人でも楽しめる新しい形のイベントを作れないだろうか? と考えたイベントです」という想いを込めて、青柳さんが考えたものなのです。

「絶景スポットにツーリングに行こう!」という明確な目的は、乗るきっかけになることでしょう。そしていつものツーリングとは一味違った楽しみを体感できるイベントなのです。なので今回はこれまでのツーリングとは違い、本当に「ゲストをアテンドする青柳さん」になります。そしてせっかくなので、参加する方の参考になるように紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

事前の準備

最初にウェブから登録をします。検索をしてもここに記載しているURLに直接でも良いので、絶景ハンターのホームページへアクセスします。

『詳しくはこちら』→『今すぐスタンプラリーを始める』

こうして登録画面へ進みます。必要な情報を入力して、決済をすれば登録完了です。特に難しいことはなく登録ができます。さすが“永遠のビギナー”青柳さんです。

この画面が出てきて、決済完了のメールが来たらもう大丈夫。すぐにでも楽しめます。もちろん、オリジナルTシャツやステッカーと一緒にツーリングへ行きたい方は、余裕を持って登録完了をしておきましょう。

行き先の検索&設定

絶景ハンターの大きな役割のひとつに、行き先を簡単かつピンポイントに設定できることがあります。例えば『ビーナスライン』と言っても、約76kmも続く道です。その中のどこに行くか、というのは初めて訪れるライダーにとっては重要なこと。それが「道の駅 美ヶ原高原 バイク駐車場」と決まれば、ピンポイントですよね。ツーリング中にはぐれたり、場合によっては現地で集合する人でもわかりやすくなります。

では肝心の行き先検索ですが、2つの方法が用意されています。

1.マップを見る
2.リスト表示

事前に行き先を決める時にはマップが便利です。日本地図が出てきて、そこにいくつか象徴的なポイントが表示されています。もちろん拡大していけば絶景ポイントが全て見れます。感覚的な操作から行き先を決められます。

一方で行った先で「もうちょっと走ろうか」となった時はリスト表示がとても便利です。GPSの現在地から最も近いところから順に並んでいます。もちろん方向もあるので距離だけでは決められませんが、大きな情報になります。今回は行き先が決まっていましたが、割と近い場所から設定を行なったので、こちらを利用しました。

スマホのナビゲーションにワンタッチで設定できる!

この絶景ハンターの素晴らしい要素として、絶景スポットを開くと「そののままナビゲーションアプリの目的に設定できる」ことがあります。当初から全員が設定、もしくははぐれた場合にも簡単に設定できるのです。遅れて合流にも役立ちます。

普段は「景色 綺麗 ツーリング」というキーワードで検索して、だいたいの位置がわかったら走っていました」という沙織さんにとってはものすごい味方になってくれそうです。「これなら気軽にソロツーリングへ行けますね! 気分転換にも良いなぁ」と大喜びです。

楽しい絶景ハンターツーリングにいざ出発!

お仕事の都合があり、前日の夜に集合した青柳さんと沙織さん。前日の間に山梨へ向かったのですが「八王子あたりで急に冷たい空気が襲ってきた。体感で5℃くらい下がったと思う。これはヤバい! 半メッシュのジャケット失敗した! と思った」と振り返る青柳さん。天気予報では最高気温が25℃、最低気温は20℃を余裕で下回ると言っていましたが…。「出かけに暑かったからさぁ。そういうことは早く言ってよぉ!」といつもの無理難題です。毎回ツーリングの時に言っているのです。「初夏とか秋は調整できるように3シーズンジャケットが良いですよ」って。

ところが…。「さおりんもメッシュで、俺以上に泣きそうになってたよ」となぜか嬉しそうな青柳さん。念のために沙織さんにも天気予報の話をすると「えー!? 早く言ってくださいよぉ」とのこと。この二人、似ているのか? 秋のツーリング、しかも標高の高い場所へ行く時はしっかりと準備をしてくださいね! それにしても無理難題を言う人が二人そろうって、かなり大変なんですけど…。

気を取り直して翌朝。悲しいかな、雨が降る予報だったので「降り出す前に終わらせる!」と早起きしました。朝食を抜いてまで、絶景ハンターのオリジナルステッカーを貼っていきます。「仲間意識は大切です」とは沙織さん。テンションの高い朝なのです。

絶景スポット1 パノラマ台駐車場

最初に向かったのは山中湖を一望できる絶景名所のパノラマ台駐車場。向かう道は山中湖側からだったので、湖畔からずっと景色が良くて緩やかなワインディングが楽しめました。「オールジャンルなバイクで楽しめる道だなぁと思いました」と沙織さんも楽しんだ様子。

途中、湖畔の駐車場で絶景を発見! 絶景ハンターで指定されたポイントじゃなくても、素晴らしい景色を見つければ写真を撮りたくなるもの。ここでプチ撮影会となりました。

年代を感じさせるポージングの青柳さんと、それでもテンション高く撮影する沙織さん、そして絶景のコラボ。とってもシュール

沙織さんもやるんかーいっ! テンションが上がると、絶景ハンターTシャツになる! という設定でいくのだそうです

さぁ再びパノラマ台駐車場を目指します。近づいていくにつれて、ワインディングが楽しくなってきます。でも沙織さんは「流し撮りに向いていますね」との感想。こういうところが撮影慣れしているのを感じさせますね。

駐車場に到着してみると、山中湖を見下ろす景色は本当に素晴らしいもの。しかし残念ながら富士山は雲に隠れてしまっていました。天気が良ければ大きな富士山と山中湖がセットで写真に入るのですが…。こればかりは仕方がありません。

本当なら左上に富士山が…。また天気の良い日にリベンジしたいものです

自撮りツーショット。Twitter用かと思いきや、アップされていない様子です。青柳さん、顔が微妙にニヤけてますよ!

ほんの少し雲の切れ間があり、富士山の輪郭の一部が見えただけで「富士山が見えた!」とはしゃぐお二人。慌てて「写真撮って!」と言われましたが、写真的にはあんまり違いは感じられませんでした(笑)。

初スタンプゲット!

さぁいよいよ“初スタンプゲット!”の瞬間がやって来ます。カメラも準備万端で、沙織さんがスタンプボタンをタップしますが…。何と電波の状態が悪くて動きません! これには青柳さんも大慌てです。結局のところは数メートル移動しただけで改善し、しっかりとゲットをできました。「すごく達成感が得られて、新しい楽しみだなぁと思いました」と新鮮さを楽しんでくれたようです。

画面タップからのこの画面に青柳さん大慌て!!

無事スタンプゲット!!

この後の流れを決める二人の会議。スマホ(絶景ハンター)の方が広域で確認できてよかったようです

取材班の事件簿

確か以前もありました。「ここで待って走行写真を撮るので、戻って来てください」という場面です。来ません。待っていても来ません。すると電話が鳴りまして「もっと良い景色の道があるから、戻らないよ!」とのこと。それ、目的地ですからっ! それ以外に撮りたかったんですから!!

絶景スポット2 水ヶ塚公園駐車場

本当ならばちょっと小腹が空いたな…などと食べ物にいきたいのですが、何せ雨予報。巻き巻きで進めるために次なる絶景スポットを目指します。県境を越えて静岡県にある水ヶ塚公園の駐車場です。表富士周遊道路と呼ばれる道沿いにあり、富士山の2合目にあたる標高となります。

道幅も広く、ワインディングを安心して楽しみながら進んでいきます。そして辿り着いた駐車場で二人の第一声は「寒い!」です。2合目とは言え標高は1000メートルを越えているのです。そりゃメッシュジャケットにロングTシャツ&Tシャツでは寒いはずです。

とりあえず寒さに負けず、富士山のほとんどが雲に隠れてしまっていますが、記念撮影をします。すると「富士山、見えてるじゃん」と青柳さん。あれは山頂じゃありませんよぉと伝えると「なぁんだ。富士山ちっちゃいなぁって思っちゃった」と驚きの発言で場を和ませてくれました。

手前のとんがった部分を富士山山頂だと勘違いした青柳さん。しかも沙織さんが信じちゃいました! 信じさせちゃだめです! あの雲の上に山頂はあるんですよ!

寒いのに、テンション上がったらTシャツになる設定にしちゃうから…。それでも最高の笑顔になれる沙織さんに感謝の念しかない取材班でした

それでも山肌が見えると「迫力があって、非日常感がありますね。私のように地元じゃない人には、とっても良いスポットです」と関西在住の沙織さんは大喜び。駐車場も広くて停める場所への不安も無く、「安心して行けるスポットだと思います」とオススメでした。

富士山が雲に隠れてしまっている時、水ヶ塚公園駐車場には素敵な絵があります。せっかくなのでこちらの絵の前でパチリと記念撮影。天気ばかりはどうにもなりませんから。

二個目のスタンプゲット!

ここではすんなりとスタンプをゲットできました。「二個目! これ、集めたくなりますね!」と大喜びの沙織さん。今回は富士山周辺の二ヶ所へ行ったのでスタンプのデザインが富士山ですが、スポットによってデザインが違います。いろんなスポットでゲットすれば、バリエーション豊かなスタンプシートが完成します。ぜひ今後も集めていっていただきたいものです。

レインウエアが大活躍のツーリング! 最初は雨ではなく…

さて、そろそろ出発…と思ったら、沙織さんがブーツを脱いでいます。どうやらレインウエアで防寒にするようです。みなさんご存知かと思いますが、風をシャットアウトしてくれるレインウエアは優秀な防寒グッズになります。天気も怪しく、時折小雨が降ってきているのでちょうど良いタイミングとなりました。ある意味で事件簿にしたいくらいの準備不足ですけどね。特に青柳さん!

沙織さんはレインウエアにプラスして取材班のネックウォーマーをレンタル。関西からの遠征になるので、これは仕方ないところでしょう

取材班の事件簿2/かわいそうなグローブ事件

「さぁ出発準備!」という時点で、悲しくも地面に散乱していたグローブ。とても可哀想な状態でした。持ち主はア・オ・ヤ・ギ・サ・ン!

道の駅すばしりでカフェタイム

近隣では絶景ハンターに登録されているポイントはほとんどなくなりました。大観山などに行けばまた別ですが、最終的には甲府方面へ向かいたいのでそれはなし。とりあえず暖かいコーヒーを飲みたいということで、道の駅・すばしりへ向かうことに。

来た道を戻っているのですが、この表富士周遊道路はワインディングも長いストレートもあってとても楽しいのです。ストレートは北海道を連想させるものがあります。絶景スポットに美しい景色があるのはもちろんですが、周辺にも美しい光景がたくさんあります。本当ならのんびりと周辺を走りながら隠れた絶景スポット探すと、さらに楽しいツーリングになると思います。天気の良い日はぜひ楽しんでみてください。

さて、道の駅すばしりに到着したお二人は早速カフェを楽しみます。実は朝食を抜いて撮影を早めたので、本当ならば軽食でも食べたいところ。しかし時間がお昼に近いこと、昼食にはほうとうをいただく予定にしていることを理由に、コーヒーのみとしました。

自然豊かで空気の美味しい屋外。コーヒーの味もいっそう美味しくなります。ここまでの道のり、訪れた絶景スポット、二人の会話が弾むのは言うまでもありません。

あったかくなったぁ! とレインウエアを脱ぐ二人

やはり写真はTシャツになるようです

山梨名物・ほうとうを味わう!

ちょっと早めのランチは山梨の名物であるほうとう。名店・小作の山中湖店へとやって来ました。途中、暖かくなってきたのに雨が降り出し「うわぁ、レインウエアが脱げない!」と叫んだりはありましたが、順調に走ってこれました。

時間的に早めだったので、待たずに店内へ。沙織さんは人生初ほうとうとなります。

「野菜がすごく多くて、栄養満点! いっぱい食べても罪悪感がなくて、満腹感も感じられる最高なお食事でした」と大満足。ちょっとグルメレポートもしてもらいましょう。「太めのモチモチ麺に味噌が染み込んで、旨味がぎゅっと閉じ込められていました」と、高評価でした。

人生初のほうとうに気合を入れて髪を結びます

ゴロっと大きな野菜が入っていることに驚き、テンションが上がります

取材班の事件簿3/レインウエア脱着多発事件

走行が終わる度にレインウエアを脱ぐ二人ですが、時に寒さ、時に雨が襲ってきてまた着ることに…。「もう何度着るんだよ」と愚痴をこぼす青柳さん。ところが、この後甲府へ向かう道は雨も止んで気温が上昇。サウナスーツを着ているような、修行となるのでありました。

ラストは武田神社で願掛け!

今回のツーリングを締めるのは、武田神社です。かの有名な戦国武将・武田信玄の館跡であり、戦国武将好きにはたまらない神社。実は「戦国武将が大好きなんです」という沙織さんにとっては「聖地みたいなものですね」と言うほど。宝物殿の見学ができなくて、ちょっと残念だったかもしれません。

こちらは絶景ハンターのスポットではありませんが「緑豊かで景観も良いので、参拝だけでなく観光としても癒しの場所だと思います。また行きたいです」と沙織さんのおススメ。

もちろん参拝をして、お守りもゲット! ちなみに「絶景ハンターが大成功しますように」と沙織さんはお願いしたそうです。そして青柳さんは「絶景ハンターに参加した方の交通安全を祈願しました」とのことですが、長かったんですよねぇ。きっと娘さん達とツーリングに行けますようにってお願いもしていたと思っている取材班なのです。

長く切実な表情で参拝をする青柳さんと沙織さん。何を願掛けしているのでしょうか?

絶景ハンターツーリングも無事終了! ラストは恒例の感想コーナー

沙織さんの感想

一日のツーリングでしたが、綺麗な景色もあって、ご当地グルメがあって、ボリューム満点でした。すごく楽しかったです。

●青柳さんのライディングについて
ずっと後ろを走ってくれて、すごく安心感がありました(先導は取材班が担当しました)。

青柳さんの感想

さおりんは絶景ハンターの企画もすぐに理解してくれたし、スマホの使い方も速くてさすがです。“ダサかっこいい”と言われている絶景ハンターTシャツも可愛く着こなしていて、素晴らしいです! 何より自分らしく楽しんでくれたのが最高でした。

●ツーリングの感想について
今回は午後から雨予報だったので、スケジュールを巻き巻きにしてしまった。本当はもっとのんびりと楽しみたかったです。あとは家を出る時の気温に騙されずに準備をしなければいけなかったなぁと反省しています。これ、毎回言っている気がするけど。

●絶景ハンターのPRを…
絶景ハンターはこれからの新しい楽しみ方。毎回ツーリングの行き先に悩む方や、毎回同じ場所に行く“マンネリツーリング”にアレンジを加えたい方などにおススメです。ソーシャルディスタンスを守りながら楽しめる絶景ハンター、ぜひエントリーしてみてください。12月12日まで開催しているので、まだまだ楽しめますよ♪

絶景ハンター スタンプラリー 2021 概要

期間:2021年9月13日(月)~12月12日(日)
参加費:5,000円(税込み)
対応OS:Android7.0/iOS11以上
公式HP:https://zekkei-hunter.com

次回のレポートも乞うご期待!