プロライダーとモビリティリゾートもてぎをタンデム体験!JSB1000の舞台裏もご紹介!

今回、全日本ロードレース選手権 JSB1000の現場にて、普段はなかなか目にすることのできない「レースの舞台裏」を見学する貴重な機会をいただきました。

レースといえば、サーキットを猛スピードで駆け抜けるライダーや最新のマシンに目が奪われますよね。しかしその裏側では、実に多くのスタッフが動き、厳格なルールと緻密な管理のもとで白熱のレースが成り立っています。

JSB1000(ジャパン・スーパーバイク1000)とは
全日本ロードレース選手権の最高峰カテゴリー。1000ccの市販スポーツバイクをベースにした、国内最速のレーシングマシンとプロライダー達が競い合う最高峰クラスです。

まず足を運んだのは、レース運営の要であるコントロールタワーです。

プロライダーと230km/hでタンデム体験!JSB1000の舞台裏もご紹介|2りんかん

ここでは、レース中に発生したアクシデントの確認現場や、非常に細かく定められたレギュレーションの運用について説明を受けました。サーキット各所に配置されたカメラと、ズラリと並ぶモニター群を通してコース上を監視する現場には、独特の緊張感が漂っています。

例えば赤旗が提示された際、本来ピットへ戻るべきライダーがもう1周走行してしまった場合など、コース上で「実際に何が起きたのか」を映像から正確に記録・報告していくそうです。

印象的だったのは、彼らの役割がペナルティを下すことではなく、「起きた事実を正確に確認すること」に徹している点でした。レースの公平性と安全性を守るため、表からは見えない場所でプロの眼差しが光っています。

続いて向かったのはタイム計測の現場です。

プロライダーと230km/hでタンデム体験!JSB1000の舞台裏もご紹介|2りんかん

レーシングマシンに装着される計測機器「トランスポンダー」は、1台あたり約17万円もする高精度のメカ。私たちがサーキット走行会などで目にするものと一見似ていますが、なんと最高速度400km/hクラスの超高速域まで正確にキャッチするハイスペック仕様とのこと。こういったメカニカルな裏話は、ギア好きなライダーなら思わずワクワクしてしまうポイントではないでしょうか。

そして、いよいよ熱気あふれるパドックへ。

プロライダーと230km/hでタンデム体験!JSB1000の舞台裏もご紹介|2りんかん

実際に戦うチームの作業エリアに入り、マシンを間近でじっくり観察させていただきました。メーター周りをはじめ、普段はお目にかかれない細部の造り込みを熟視でき、ライダーやメカニックの方々とも直接お話しすることができました。

プロライダーと230km/hでタンデム体験!JSB1000の舞台裏もご紹介|2りんかん

舞台裏を覗いて改めて痛感したのは、たった1台のマシンがコースを走るまでに、想像を超える数のプロフェッショナルが関わっているという事実です。

ライダーやメカニックはもちろん、レースを監視する人、計測する人、ルールを運用する人、タイヤを支える人、そして安全を護る人。

その誰一人欠けても、JSB1000という最高峰のレースは成立しません。

ですが、今回の体験は単なる「見学」では終わりません。
次はいよいよ、2りんかん代表・原が自らレーシングスーツに身を包み、JSBの世界を全身で体感します!

高橋裕紀選手が操るマシンに跨り、いざコースへ。

舞台はモビリティリゾートもてぎの本コース。わずか2周の走行とはいえ、ストレートでの最高速度は約230km/hに達します。もちろん、ただスピードが出るだけならここまでの衝撃はないかもしれません。

プロライダーと230km/hでタンデム体験!JSB1000の舞台裏もご紹介|2りんかん
サーキットタンデム用マシン
プロライダーと230km/hでタンデム体験!JSB1000の舞台裏もご紹介|2りんかん
タンデム用グリップ

原の語るリアルな体感談が、実に興味深いものでした。加速時はタンデム用グリップで身体を保持できるものの、強烈なフルブレーキングでは物凄いGがかかり、前の高橋選手へ押し付けられるほどの凄まじい衝撃だったそうです。

さらに唸らされたのが、走行後に高橋選手が明かしてくださった「タンデム走行ならではの難しさ」です。

2人乗りになることでマシンへの荷重バランスは激変します。加速すれば荷重がリヤへ集中し、フロントの接地感が極限まで薄れるため、思い切ってアクセルを開けることすら容易ではありません。

さらにコーナリング時、同乗者の身体が高橋選手の太もも付近に位置するため、通常のスポーツライディングのように深くインへ身体を入れ、膝を突き出して曲がるフォームが物理的に取れないのだとか。

つまり今回の走行は、単にプロが「いつもの走りを2人乗りで再現した」のではないのです。

プロライダーと230km/hでタンデム体験!JSB1000の舞台裏もご紹介|2りんかん
フロントタイヤはダンロップ「Q5」
プロライダーと230km/hでタンデム体験!JSB1000の舞台裏もご紹介|2りんかん
リアタイヤもダンロップ「Q5」
プロライダーと230km/hでタンデム体験!JSB1000の舞台裏もご紹介|2りんかん
弊社代表取締役社長:原 伊佐雄
プロライダーと230km/hでタンデム体験!JSB1000の舞台裏もご紹介|2りんかん
弊社社長と高橋裕紀選手
タンデム走行|スタート時
タンデム走行|ゴール時

2人乗りという極めて特殊な制約の中、マシンの挙動を極限まで察知し、安全を確保しながら約230km/hの世界へ誘う――そこにはトップライダーの凄まじいコントロール技術が凝縮されていました。

レースの裏側を「見」、その領域を「体感」したことで、胸に深く刻まれたことがあります。

モータースポーツの現場で追求されているのは、単なる「速さ」だけではありません。
タイヤ、マシン、ライディングギア、そしてライダーの技術。その全ての根底にあるのは、より安全に、より高い次元でバイクをコントロールするためのノウハウです。

サーキットという極限状態の現場で磨かれた技術や知見、そして安全への哲学を、街を走る一般のライダーの皆様へしっかりとお届けしていくこと。それこそが、バイク用品専門店である「2りんかん」の大切な役割だと考えております。

最後に、このような貴重な機会を提供してくださったダンロップ様をはじめ、RSタイチ様、アライヘルメット様、高橋裕紀選手、そして関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

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